Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.2 |
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第2部 導入(基本編) | > 第6章 連携製品、及びその他補足/注意事項 |
本製品は、SAP NetWeaverが提供するCCMS連携インタフェースを利用して性能情報を収集します。したがって、収集ポリシーの作成と適用(「第16章 収集ポリシーの作成と適用」参照)を行う前に、SAP NetWeaverの警告モニタ(Alert Monitor)が、利用できる状態になっている必要があります。
以下では、本製品側で必要な手順を示します。
SAP NetWeaverから性能情報を収集するには、以下に示す二つの定義ファイルが必要です。
SAP NetWeaverシステムに接続するためには、saprfc.ini ファイルに設定する必要があります。
saprfc.ini ファイルの記述形式詳細は、SAP NetWeaverのドキュメントを参照してください。
定義ファイルは、テキストファイルです。ファイルの作成と編集は、テキストエディタを使用してください。ファイルのパスは、以下のとおりです。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\saprfc.ini |
/etc/opt/FJSVssqc/saprfc.ini |
DEST=destination
TYPE=A
ASHOST=hostname
SYSNR=system-number
接続先システム定義名を定義します。
ここで定義した名前は、「接続先システム定義名」と呼ばれます。この名前は、次項で説明する接続パラメタ定義ファイルのDEST定義文と合わせておく必要があります。
接続タイプを指定します。必ず A を指定してください。
タイプA は、特定のアプリケーションサーバを監視対象とする場合に指定するパラメタです。タイプA以外のタイプを指定すると、監視機能は正常に動作しません。
監視対象のSAP NetWeaverアプリケーションサーバのホスト名を定義します。ホスト名には hosts ファイルで定義された名前を指定します。
監視対象のSAP NetWeaverアプリケーションサーバのシステム番号を定義します。システム番号は2 桁の半角英数字(00〜99)で指定します。
定義例は以下のとおりです。
DEST=BIN_HS0011 TYPE=A ASHOST=HS0011 SYSNR=01 |
本定義ファイルは、SAP NetWeaverシステムとのセッション開設に必要なパラメタなどを記述したファイルです。
定義ファイルは、テキストファイルです。ファイルの作成と編集は、テキストエディタを使用してください。ファイルのパスは、以下のとおりです。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\sqcGetSAPalertmon.ini |
/etc/opt/FJSVssqc/sqcGetSAPalertmon.ini |
DEST=destination-name
CLIENT=signon-data-client
USER= signon-data-user
PASSWORD= signon-data-password
LANGUAGE= signon-data-language
接続先システム定義名を定義します。
前項で説明した接続先システム定義ファイル(saprfc.ini)のDEST定義文で定義した接続先システム定義名を指定してください。
DEST定義文に始まる一連の定義は、1セットのみ定義してください。複数のアプリケーションサーバに対する定義は設定できません。
SAP NetWeaverシステムに接続する時に使用するクライアント番号を指定します。クライアント番号とは、ユーザ登録した際に定義した付加情報です。
SAP NetWeaverシステムに接続する時に使用するユーザ名を定義します。
使用するユーザには、以下の権限が必要です。
権限オブジェクト名 |
権限 |
詳細 |
RFC アクセス権限チェック |
S_RFC |
汎用モジュールグループには SYST、SXMI、SALX が必要となります。 |
外部管理ツールの権限 |
S_XMI_PROD |
以下のように権限情報を設定します。
|
SAP NetWeaverシステムに接続する時に使用するユーザのパスワードを定義します。USER定義文に対応するパスワードを指定してください。
SAP NetWeaverシステムに接続した時に出力されるログ言語を指定します。指定可能な言語は、SAP NetWeaver システムのログ出力で指定できる言語です。
代表的な言語に、日本語、英語、ドイツ語があります。日本語の場合はJ またはJA、英語の場合はE またはEN、ドイツ語の場合はD またはDE を指定します。
定義例は以下のとおりです。
DEST=BIN_HS0011 CLIENT=100 USER=ssqc PASSWORD=password LANGUAGE=J |
上記定義を適用するには、sqcRPolicy と sqcSetPolicyコマンドを実行し、収集ポリシーの作成と適用を行う必要があります。
収集ポリシーの作成と適用の詳細については、「第16章 収集ポリシーの作成と適用」を参照してください。
また、収集ポリシーの作成と適用を実施した後に、コンソールへの反映が必要になります。「9.2.3.1.3 Agents」を参照して、Agent設定画面で構成情報の取得を行ってください。
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