Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド

6.1.8 動的メモリの解放

　本ライブラリでは、一部の情報を動的に獲得した領域に格納して、利用者プログラムに通知しています。
　この領域は、不要になった時点で、利用者プログラムが解放する必要があります。
　本ライブラリのAPI関数が通知する動的メモリについては、“動的メモリの解放”を参照してください。通知される動的メモリとそれを解放するための関数を以下に示します。

獲得する関数	獲得される領域	領域の形式	解放するための関数
ldap_search_s()	Smart Repositoryサーバからのresult情報、または検索でヒットしたエントリ	LDAPMessages	ldap_msgfree()
ldap_search_st()	Smart Repositoryサーバからのresult情報、または検索でヒットしたエントリ	LDAPMessages	ldap_msgfree()
ldap_search_ext_s()	Smart Repositoryサーバからのresult情報、または検索でヒットしたエントリ	LDAPMessages	ldap_msgfree()
ldap_extended_operation_s()	Smart Repositoryサーバから通知されたOID	char *	ldap_msgfree()
	Smart Repositoryサーバから通知されたresultデータ	struct berval *	ber_bvfree()
ldap_parse_result()	検索で一致したdnの範囲	char *	ldap_memfree()
	Smart Repositoryサーバから通知されたエラーメッセージ	char *	ldap_memfree()
ldap_parse_extended_result()	Smart Repositoryサーバから通知されたOID	char *	ldap_memfree()
	Smart Repositoryサーバから通知されたresultデータ	struct berval *	ber_bvfree()
ldap_first_attribute()	属性名	char *	ldap_memfree()
	BERエレメント	BerElement	ldap_ber_free()
ldap_next_attribute()	属性名	char *	ldap_memfree()
ldap_get_values()	属性値（文字列データ）のポインタ配列	char **	ldap_value_free()
ldap_get_values_len()	属性値（バイナリデータ）のポインタ配列	struct berval **	ldap_value_free_len()
ldap_get_dn()	DN	char *	ldap_memfree()
ldap_explode_dn()	DNの構成要素のポインタ配列	char **	ldap_value_free()
ldap_explode_rdn()	RDNの構要素のポインタ配列	char **	ldap_value_free()
ldap_dn2ufn()	ユーザフレンドリ形式のDN	char *	ldap_memfree()
ldap_conv_utf()	コード変換された出力データの領域	char *	ldap_memfree()
ldap_conv_utf2()	コード変換された出力データの領域	char *	ldap_memfree()