Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド |
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第6章 アプリケーションの作成(C API) | > 6.2 関数インタフェース | > 6.2.15 エラー情報の取得 |
この関数は、受信したresult情報内の各種情報を読み込みます。この関数は、LDAP_RES_SEARCH_ENTRY、LDAP_RES_SEARCH_REFERENCE以外のresult情報に対して使用します。
【指定形式】
int ldap_parse_result( LDAP *ld, LDAPMessage *res, int *errcodep, char **matcheddnp, char **errmsgp, char ***referralsp, LDAPControl ***serverctrlsp, int freeit ); |
【パラメタの説明】
ldap_init()またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。
result情報のアドレスを指定します。
result情報に含まれるLDAPエラーコードを格納する、変数のアドレスを指定します。このパラメタが示す変数は、NULLで初期化しておく必要があります。LDAPエラーコードを読み込まない場合は、このパラメタにNULLを指定します。
一致した範囲を示すDNのアドレスを格納する、ポインタ変数のアドレスを指定します。このパラメタが示す変数は、NULLで初期化しておく必要があります。一致した範囲を示すDNを読み込まない場合は、このパラメタにNULLを指定します。
詳細エラーメッセージのアドレスを格納する、変数のアドレスを指定します。このパラメタが示す変数は、NULLで初期化しておく必要があります。詳細エラーメッセージを読み込まない場合は、このパラメタにNULLを指定します。
Smart Repositoryではリフェラルをサポートしないため、このパラメタにはNULLを指定します。
Smart Repositoryではサーバコントロールをサポートしていないため、このパラメタにはNULLを指定します。
呼出し元に復帰する際に、resパラメタで指定したresult情報を解放するかどうかを指定します。
【復帰値】
この関数は、正常完了した場合、LDAP_SUCCESSを復帰値として返します。result情報の解析に失敗した場合には、LDAPエラーコードを復帰値として返します。また、パラメタで指定した変数には、以下の情報が設定されます。
LDAPエラーコードが設定されます。
適合したDNの範囲を示す文字列のアドレスが設定されます。この文字列は、LDAPエラーコードがLDAP_NO_SUCH_OBJECTの場合に通知されます。この領域は不要になった時点でldap_memfree()を使用し解放しなければなりません。
指定されたresult情報内の、詳細エラーメッセージのアドレスが設定されます。この領域は不要になった時点でldap_memfree()を使用し解放しなければなりません。
【注意事項】
ldap_parse_result()を呼び出す際に、freeitパラメタに0以外の値を指定した場合、ライブラリ内部でldap_msgfree()使用してresult情報を解放します。このため、これ以降は、result情報にアクセスできなくなります。ldap_msgfree()を呼び出す際に、freeitパラメタに0を指定した場合には、不要になった時点で、呼出し元がldap_msgfree()使用してresult情報を解放しなければなりません。
LDAPエラーコードの値については、“LDAPエラーコード”を参照してください。
LDAPエラーコードに対応するエラーメッセージを取得する場合は、ldap_err2string()を使用します。
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