Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
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第6章 アプリケーションの作成(C API)

6.2 関数インタフェース

 ここでは、C言語プログラムからLDAPのクライアントAPIを使用する場合の関数仕様について説明します。

 本ライブラリを使用する場合、以下の注意が必要です。

動作環境

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 SDKのライブラリは、PATH変数に定義されます。
imageimage
 SDKのライブラリは、/usr/libからシンボリックリンクされています。

コンパイル/リンクの際のオプション

 LDAPのクライアントAPI関数を使用する場合には、コンパイルやリンクの際に以下のオプションを指定する必要があります。

ヘッダファイル

 各関数を呼び出す際に使用する構造体やdefineシンボルについては、idldap.hで定義されています。このため、ソース中に以下の行を記述する必要があります。

#include "idldap.h"

 

文字列データの受渡し

 関数のパラメタで文字列データのアドレスを指定する場合、指定された文字列の最後には、“\0”(NULL文字)が設定されていなければなりません。
 また、復帰情報として文字列データのアドレスを返す場合は、通知された文字列の最後に、“\0”(NULL文字)が設定されています。

マルチスレッド環境での使用

 LDAPのクライアントAPI関数は、スレッドセーフです。しかし、1個のセションを複数のスレッドで共有することはできません。
 複数のスレッドがSmart Repositoryサーバと通信する場合は、各スレッドが各々セションをオープンする必要があります。

アプリケーション実行時

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 SSLを使用する場合、以下のパスをPATH変数に設定してください。ドライブ名にはシステムがインストールされているドライブ(「ドライブ名:\Program Files\Common Files\Fujitsu Shared\F3FSSMEE」)を指定してください。

C:\Program Files\Common Files\Fujitsu Shared\F3FSSMEE


下へ6.2.1 API関数の一覧
下へ6.2.2 セションのオープン/初期設定
下へ6.2.3 セションハンドルオプションの設定/参照
下へ6.2.4 リポジトリサーバとのユーザ認証
下へ6.2.5 セションのクローズ
下へ6.2.6 エントリの検索
下へ6.2.7 属性値の比較
下へ6.2.8 エントリの変更
下へ6.2.9 エントリ名の変更
下へ6.2.10 エントリの追加
下へ6.2.11 エントリの削除
下へ6.2.12 LDAP V3プロトコル拡張
下へ6.2.13 非同期処理の中止
下へ6.2.14 処理結果の受取り/判定
下へ6.2.15 エラー情報の取得
下へ6.2.16 メッセージリスト処理
下へ6.2.17 検索結果の解析処理
下へ6.2.18 動的メモリの解放
下へ6.2.19 エンコード/デコード処理

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