Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド |
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第6章 アプリケーションの作成(C API) | > 6.2 関数インタフェース | > 6.2.2 セションのオープン/初期設定 |
この関数は、SSLを使用しない環境で、LDAPのセションをオープンします。
【指定形式】
LDAP *ldap_init( char *hostname, int portno ); |
【パラメタの説明】
リポジトリサーバのホスト名、またはIPアドレスを示す文字列のアドレスを指定します。ホスト名やIPアドレスは、空白で区切って複数指定することができます。複数の相手ホストが指定された場合、コネクションを確立する際に指定された順番で接続を試みて、接続に成功した最初のホストと通信を行います。
リポジトリサーバのポート番号を指定します。デフォルトのLDAPポートを使用する場合は、ポート番号に0を指定します。デフォルトのポート番号はLDAP_PORT“389”です。
【復帰値】
この関数は、復帰値として以下の値を返します。
正常完了の場合、セションハンドルには獲得したLDAP構造体へのポインタが通知されます。
異常完了の場合、以下の原因が考えられます。
【注意事項】
これ以降に呼び出す関数は、ここで取得したセションハンドルをパラメタに指定します。セションハンドルは、そのセションをクローズするまで有効です。
DNを使用した簡易認証を行う場合、認証はDNとパスワードを使用して行われます。この場合、DNによる簡易認証とSSLによる安全にされていない通信が行われます。簡易認証については、“リポジトリサーバとのユーザ認証”を参照してください。
オープンした1つのセションを複数のスレッドで共有し、各スレッドからLDAP要求を行うことはできません。スレッドを使用しLDAP要求を行う場合、各スレッドでldap_init()を呼び獲得したセションを使用し、それぞれのスレッドからLDAP要求をしてください。
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