TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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第6章 サービスの管理 |
ここでは、Libraryサービスについて説明します。
Libraryサービスは、サーバのインストール時にインストールします。また、TeamWARE Officeの運用を開始したあとでも、Libraryサービスを追加できます。 Libraryサービスは、サイト内のすべてのサーバにインストールできます。インストール方法については、“TeamWARE Office インストールガイド”を参照してください。
サーバからLibraryサービスを削除できます。 Libraryサービスを削除すると、そのサーバ内のすべてのライブラリは削除されます。一度削除したライブラリは、復元できないため、十分注意してください。Libraryサービスを削除する方法については、“TeamWARE Office インストールガイド”を参照してください。
Libraryサービスを削除する前に、削除されるライブラリがSearchProの検索機能を使用していないか確認してください。SearchProの検索対象になっている場合、Libraryサービスを削除する前に、SearchProの使用を中止する必要があります。削除されるすべてのライブラリをSearchProの検索対象からはずすと、システムイベントログにインデックスが削除されたことを通知するメッセージが出力されます。Adminでこのシステムイベントログを確認したあと、Libraryサービスを削除してください。 SearchProサービスの詳細については、“6.7 SearchProサービス”を参照してください。
Libraryサービスの削除時に、TeamWAREインストールディレクトリ配下にできるlibid.insファイルは、削除しないでください。 このファイルは、以前にインストールされていたLibraryサービスが利用した(文書ごとに一意に付けられる)管理番号の最大値を、再インストール時に引き継ぐために利用します。これにより、再インストール時の重複した管理番号の生成を防ぐことができます。 もしこのファイルがない状態で再インストールすると、サーバ間移動で他サーバに移動した文書と重複した番号を新規文書に割り当てる可能性があり、これをサーバ間移動するとDB矛盾が発生します。 |
Libraryサービスがインストールされていれば、ライブラリはいくつでも作成できます。システム管理者、Libraryマネージャ、および、ライブラリの作成権限が与えられたユーザは、ライブラリを作成できます。
1つのライブラリに、複数のフォルダを作成できます。また、1つのフォルダの中に複数のサブフォルダを作成し、階層化させることもできます。さらに、格納する文書には、複数のファイルを添付できます。これにより、文書を体系立てて管理することができます。
ライブラリを作成する場合、ライブラリのプロパティとして、ライブラリ名と所有者を必ず指定しなければなりません。ライブラリ名は、サイトのLibrary内で重複するものを使用することはできません。所有者は、標準設定では、ライブラリを作成したユーザとなります。別のユーザにライブラリの保守を任せる場合は、そのユーザを所有者として指定します。
SearchProを導入しているシステムでは、ライブラリの作成時にSearchProを使用するかどうかを指定することができます。また、ライブラリを作成したあとでも、SearchProの使用を開始することができます。SearchProサービスを導入する以前に作成したライブラリをSearchProの対象にする場合は、Libraryのプロパティを変更することでSearchProサービスの検索対象とすることができます。
ライブラリを作成するには、以下のように操作します。
[新規ライブラリ]ウィンドウが表示されます。
[新規ライブラリ]ウィンドウには、以下に示すページがあります。それぞれのページで必要な値を指定します。
各ページの詳細については、“TeamWARE Office利用者ガイド”またはLibraryアプリケーションのオンラインヘルプを参照してください。
フォルダ/サブフォルダを作成するには、以下のように操作します。
ライブラリ内のすべての文書が不要になった場合、ライブラリごと削除できます。ライブラリを削除すると、その配下にあるフォルダや文書もすべて削除されます。
ライブラリがSearchProによる検索対象になっている場合、ライブラリを削除する前に、SearchProの使用を中止する必要があります。詳細については、“6.7 SearchProサービス”を参照してください。
詳細については、以下に示す検索キーワードを使って、Libraryのオンラインヘルプを参照してください。
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サイトオプションの定義では、カスタムフィールドの定義、およびライブラリモードの選択ができます。
ライブラリモードの選択では、Libraryアプリケーション起動時に、フォルダおよびサブフォルダの情報を取り込むかどうかを指定します。
ライブラリモードの選択は、下記のどちらかを選択することで行います。
[小規模ライブラリ限定モード]チェックボックスがオフのモードです。
Libraryアプリケーション起動時には、フォルダおよびサブフォルダの情報を取り込みません。標準設定では、このモードに設定されています。
[小規模ライブラリ限定モード]チェックボックスがオンのモードです。
Libraryアプリケーション起動時には、フォルダおよびサブフォルダの情報を、すべて取り込みます。
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以下に、サイトオプションの定義方法を示します。
詳細については、以下に示す検索キーワードを使って、Libraryのオンラインヘルプを参照してください。
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ライブラリに大量の文書が登録されると、参照したい文書がどのフォルダに格納されているのか見つけにくくなります。これを容易にするため、ライブラリ作成時に、キーワードを設定することをお勧めします(SearchProサービスまたはBizSearchを導入している場合、文書中の言葉で検索できるので、キーワードを設定しなくとも目的の文書を容易に検索できます。また、キーワードと併用することもできます)。ユーザは、ライブラリに文書を登録するとき、このキーワードの一覧から適切なキーワードをいくつか選択して、その文書の検索情報に指定します。これにより、そのキーワードで目的の文書を検索できます。
キーワードリストは、ライブラリおよびフォルダに作成できます。以下に、ライブラリにキーワードリストを作成する操作方法を示します。
なお、このキーワードリストをファイルとして保存し、ほかのライブラリに取り込むことができます。[取り込み]ボタンと[取り出し]ボタンでキーワードリストの移出、移入を行うことができます。これにより、キーワードリストをライブラリ間で共有できます。
SearchProを導入しているシステムでは、ライブラリの作成時にSearchProを使用するかどうかを指定できます。また、ライブラリを作成したあとでも、SearchProの使用を開始できます。詳細については、“6.7 SearchProサービス”を参照してください。
特定のライブラリを、SearchProの検索対象からはずすことができます。Libraryサービスを削除する場合、SearchProの使用を中止する必要があります。詳細については、“6.7 SearchProサービス”を参照してください。
システム管理者は、Libraryデータベースのサイズに制限を設け、ディスク使用量の増加を防ぎます。以下に設定可能なパラメータを示します。この数値は、Adminで変更可能です。Adminで設定する項目の詳細については、“18.4.3 サービスの詳細情報”を参照してください。
この値を超えてデータベースが使用されると、システム管理者にアラートが通知されます。
さらに、ライブラリごとに、最大ディスク容量や格納するフォルダや文書の最大サイズを指定できます。また、ディスク使用量を確認することもできます。これらは、Libraryアプリケーションを起動し、[ライブラリ]メニューから[プロパティ]コマンドを選択し、[ディスク容量]ページを開くことにより行います。以下の定義が可能です。
Libraryサービスは、急ぐ必要のない処理や、時間のかかる処理をバックグラウンドで実行します。たとえば、SearchProサービスへのインデックス登録要求などは、バックグラウンド業務で実行します。バックグラウンドで実行するための処理依頼は、キューに接続され、処理が完了すると削除されます。システム管理者は、Adminを使用してこのキューを参照し、バックグラウンド業務の動作状態を確認できます。参照方法については、“18.8.3 キューの監視”を参照してください。
Libraryサービスで、バックグラウンド業務として実行される処理には、以下のものがあります。
Libraryサービスは、システムイベントログ、監査イベントログ、ビリングイベントログ、および、統計情報の各種ログ情報を採取しています。各種ログの採取を有効にすることにより、システム管理者は、Libraryサービスの利用状況を監視できます。たとえば、ビリングイベントログを解析することにより、ライブラリの利用頻度を確認できます。
システムイベントログ、監査イベントログ、および、ビリングイベントログの採取方法と参照方法については、“18.7 ログ情報の表示”を参照してください。統計情報の参照方法については、“18.8.2 統計情報の監視”を参照してください。
Libraryサービスのメンテナンスには、SearchProのインデックスを再作成する作業があります。なんらかの異常が発生し、フリーテキスト検索が正常に行われていないと思われるときには、再びインデックスの作成を行います。詳細については、“18.5.2 Libraryサービスのメンテナンス”を参照してください。
大規模なデータベースをもつセンタなどでは、Libraryデータベースのインデックスキャッシュの容量を変更する必要があります。インデックスキャッシュの値を大きくすると、Libraryデータベースへのアクセス速度が早くなります。しかし、値を大きくしすぎるとメモリ不足が発生するため、メモリの空き容量を確認して値を決定する必要があります。キャッシュサイズの見積もりについては“20.2 インデックスキャッシュサイズの設定”を参照してください。
この値は、[to config]コマンドで変更できます。
変更方法を以下に示します。[to config]コマンドの詳細については、“付録C [to config]コマンド”を参照してください。
Libraryデータベースを[to config]コマンドで別のディスクに移動できます。
Libraryデータベースの移動を行う場合、AdminクライアントのキューモニタでLibraryサービスキューがないことを確認の上、TeamWARE Officeを停止した後に実施してください。Adminクライアントのキューモニタの使用方法については、“18.8.3キューの監視”を参照してください。また、事前に移動先のディスクに十分な空き容量があることを確認してください。
データベースの移動方法を以下に示します。[to config]コマンドの詳細については、“付録C [to config]コマンド”を参照してください。
このような場合は、[to backup status]コマンドで、バックアップ状態を確認し、オンラインバックアップモードの場合は、バックアップが完了したことを確認の上、[to backup off]コマンドでオンラインバックアップモードを解除してください。
なお、フォルダの移動処理の場合は、移動元、移動先の両サーバで、オンラインバックアップモードを解除してください。
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