TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第6章 サービスの管理

6.7 SearchProサ―ビス

ここでは、SearchProサービについて説明します。

◆SearchProサービスのインストー

SearchProサービスは、サーバのインストール時にインストールします。また、TeamWARE Officeの運用を開始したあとでも、SearchProサービスを追加できます。インストール方法については、“TeamWARE Office インストールガイド”を参照してください。

SearchProサービスは、Windows Server(TM) 2003およびSolaris9以降ではご利用できません。

◆SearchProサービスの削

サーバからSearchProサービスを削除できます。SearchProサービスを削除する場合、既にSearchProを使用する指定がされている各ライブラリに対して、SearchProの使用を中止する操作を事前に実施しておく必要があります。SearchProの使用を中止する操作については、本節の“◆ SearchProの使用の中止”を参照してください。また、SearchProサービスを削除する方法については、“TeamWARE Office インストールガイド”を参照してください。

◆SearchProの使

SearchProサービスを使用して、ライブラリ内の文書(文書名、メッセージ、添付ファイルなど)をフリーテキスト検できます。 SearchProサービスを使用することにより、キーワードを定義しなくともテキストにより簡単に検索できます。

SearchProを導入しているシステムでは、ライブラリの作成時にSearchProを使用するかどうかを指定できます。また、ライブラリを作成したあとでも、SearchProの使用を開始できます。SearchProは、SearchProの使用が要求されると、指定されたライブラリ用のインデックスを作成します。続いて、ライブラリに格納された全文書を取り出し、フリーテキスト検索に必要な情報を抽出し、インデックスへ登録します。以降、このライブラリに文書が登録、更新、削除されるたびに、インデックスの更新が行われます。

ライブラリの作成および変更時に指定するSearchProサービスは、同時に検索する可能性が高いライブラリに対しては、同じSearchProサービスを指定することをお勧めします。

◆SearchProの使用の中

特定のライブラリを、SearchProの検索対象からはずすことができます。Libraryサービスを削除する場合、ライブラリを削除する場合、または、ライブラリのインデックスを再作成する場合に行います。SearchProは、LibraryサービスからSearchProの使用中止が要求されると、そのライブラリ用のインデックスを削除します。

SearchProの使用を中止するには、以下のように操作します。

操作手順

  1. Libraryアプリケーションを起動します。
  2. メインウィンドウのライブラリの一覧で、SearchProの使用を中止するライブラリをクリックします。メインウィンドウの[ライブラリ]メニューで、[プロパティ]コマンドをクリックします。

    [ライブラリのプロパティ]ウィンドウが表示されます。

  3. [SearchPro]ページを開き、[SearchProの使用]チェックボックスをオフにします。
  4. SearchProのインデックスが削除されたことを、システムイベントログを参照して確認します。システムイベントログには、以下のメッセージが出力されます。

    096113 SearchPro index has been removed

◆バックグラウンド業務の監

SearchProサービスは、急ぐ必要のない処理や、時間のかかる処理をバックグラウンドで実行します。SearchProサービスは、格納した文書を高速に検索するため、一時インデックスと通常インデックスの2つをもっています。一時インデックスは、容量が通常インデックスの倍以上となることがあります。そのため、一時インデックスを定期的にマージし、通常インデックスに反映してディスク容量を削減する、というインデックスファイルの圧縮処理をしています。

インデックスファイルの圧縮処理は、バックグラウンド業務で実行します。バックグラウンドで実行するための処理依頼は、キューに接続され、処理が完了すると削除されます。システム管理者は、Adminを使用してこのキューを参照し、バックグラウンド業務の動作状態を確認できます。参照方法については、“18.8.3 キューの監視”を参照してください。

SearchProサービスで、バックグラウンド業務として実行される処理には、インデックスの圧縮があります。

◆SearchProサービスの利用状況の監

SearchProサービスは、システムイベントログ、ビリングイベントログ、および、統計情報の各種情報を採取しています。各種ログの採取を有効にすることにより、システム管理者は、 SearchProサービスの利用状況を監視できます。たとえば、ビリングイベントログを解析することにより、ライブラリの検索利用頻度を確認できます。

システムイベントログ、ビリングイベントログの採取方法と参照方法については、“18.7 ログ情報の表示”を参照してください。統計情報の参照方法については、“18.8.2 統計情報の監視”を参照してください。

◆SearchProサービスのメンテナン

SearchProサービスのメンテナンスには、インデックスファイルを圧縮する作業があります。これにより、SearchProサービスが使用するインデックスのディスク使用量を削減できます。詳細については、“18.5.5 SearchProサービスのメンテナンス”を参照してください。

◆SearchProインデックスディレクトリの移

SearchProサービスのインデックスディレクトリと作業ディレクトリを移動できます。これにより、特定のディスクへのデータの集中、インデックス量増大によるスペース不足を解消できます。

インデックスディレクトリ、作業ディレクトリの移動は、[to config]コマンドで各ディレクトリのパス名を変更することで行います。詳細については、“付録C.4.5 SearchProサービスのセットアップ”を参照してください。

インデックスディレクトリ、作業用ディレクトリの移動は、変更先のディスクに十分な空き容量があり、ファイルを読み書きする権限があることを確認した上で行ってください。


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