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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能運用ガイド

4.9.5 論理あて先の出力先切り替え

論理あて先の出力先を切り替えて、異なる出力先から帳票を出力するようにします。

出力先にエラーが発生したとき、出力する拠点を変更する場合などに、出力先を簡単に切り替えできます。

論理あて先の出力先として切り替えできる論理あて先の論理あて先タイプと、論理デバイスの出力方法の関係を、以下の表に示します。

論理あて先の出力先として切り替えできる論理あて先の論理あて先タイプと論理デバイスの出力方法の関係

出力先を切り替える論理あて先の論理あて先タイプ

切り替え先として指定できる論理デバイスの出力方法

帳票配信用

帳票配信型の場合のプリンタ(印刷)

帳票配信型の場合のList Works(電子保存(Interstage List Manager互換のための機能))

帳票配信型の場合のPDF(PDFファイル保存)

Web手元印刷用

Web手元印刷型の場合のPDF(PDFファイル)

Web手元印刷型の場合のOWF(OWFファイル)

出力先を切り替える前に

論理あて先の出力先を切り替える場合、事前に以下の操作を行ってください。

=操作手順=
  1. 論理あて先を停止します。

    論理あて先を停止するには、以下のいずれかの操作方法があります。

    • 論理あて先一覧画面からの「停止」操作
      操作方法については、以下を参照してください。
      ⇒“4.4.4.2 論理あて先の停止

    • 論理あて先の起動/停止コマンド(lmoprldコマンド)の実行
      操作方法については、以下を参照してください。
      ⇒“6.2.4.1 lmoprldコマンド

    ポイント

    論理あて先を停止した状態で、論理あて先を切り替えることを推奨します。

  2. 以下の出力状態の帳票を出力中止します。

    • 出力エラー

    • 応答待ち

    • 出力中

    • 出力待ち

    • 出力保留

    • 配信中

    • 配信待ち

    帳票を出力中止するには、以下のいずれかの操作方法があります。

    • 帳票一覧画面からの「出力中止」操作

    • 帳票の出力/出力中止コマンド(lmoprprintコマンド)の実行
      操作方法については、以下を参照してください。
      ⇒“6.2.5.1 lmoprprintコマンド


上記の操作後、論理あて先の出力先を切り替えます。

論理あて先を切り替えるには、以下の操作方法があります。

操作画面

論理あて先一覧画面で、論理あて先の出力先を切り替えるには、以下の手順にしたがって操作します。

注意

論理あて先の出力先を切り替えるには、論理あて先に対する表示権限および管理権限が必要です。

=操作手順=
  1. 論理あて先一覧画面で、出力先を切り替える論理あて先の左側のチェックボックスをチェックし、[出力先切り替え]ボタンをクリックします。

    注意

    • 論理あて先を選択しなかった場合、「論理あて先を選択してください」という警告メッセージが表示されます。

    • 複数の論理あて先を選択した場合、「複数の論理あて先を選択して、出力先を切り替えることはできません」という警告メッセージが表示されます。

    ⇒出力先が表示されます。

  2. 「切り替え先」ラジオボタンで切り替え先の論理デバイスを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

    注意

    • 切り替え先は単一選択です。複数選択できません。

    • 現在の論理あて先に、以下の出力状態の帳票が存在した場合、エラーとなり切り替えできません。

      • 出力エラー

      • 応答待ち

      • 出力中

      • 出力待ち

      • 出力保留

      • 配信中

      • 配信待ち

    ポイント

    • 切り替え先には、現在の論理あて先に関連付けできる論理デバイス名と論理デバイスの出力先の説明(コメント)が表示されます。

    • 切り替え先を論理デバイス区分で絞り込んで表示することもできます。
      論理デバイス区分で絞り込んだ切り替え先を表示する方法については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“E.1  論理あて先一覧画面の出力先切り替え動作のカスタマイズ”を参照してください。

    ⇒チェックした論理あて先の出力先が切り替えられます。

帳票管理サーバの運用コマンド

帳票管理サーバの運用コマンドで、論理あて先の出力先を切り替えるには、論理あて先の出力先切り替えコマンド(lmchgdevコマンド)を実行します。

このコマンドについては、以下を参照してください。
⇒“6.2.4.2 lmchgdevコマンド