ここでは、帳票を操作する以下のコマンドについて説明します。
lmoprprintコマンド(帳票の出力、帳票の出力中止などを行う)
lmoprformコマンド(帳票を削除/一覧表示/複写/移動する)
lmdelexpireコマンド(保存期限を経過した帳票を削除する)
[機能]
帳票の出力、帳票の出力中止などを行います。
[記述形式]
コマンドの記述形式を示します。
[ ]は、省略できることを示します。
帳票を出力する場合
lmoprprint -o -formid 帳票ID [ -client メッセージ通知先(通知メッセージ) ] [ -clientrepmsg メッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ) ] [ -filename 出力ファイル名 ] [ -startpage 開始ページ数 ] [ -endpage 終了ページ数 ] [ -copynum 印刷部数 ]
帳票の出力を中止する場合
lmoprprint -r [ 論理あて先(帳票の出力を一括して中止する場合) ]
[ -formid 帳票ID ]
[ -cont ]
[ -errdetail ]
応答待ちの帳票に応答する場合
lmoprprint -b
-formid 帳票ID
帳票の出力の保留を解除する場合
lmoprprint -a [ 論理あて先(帳票の出力の保留を一括して解除する場合) ] [ -formid 帳票ID ] [ -cont ]
[ -errdetail ]
[ -client メッセージ通知先(通知メッセージ) ] [ -clientrepmsg メッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ) ] [ -startpage 開始ページ数 ] [ -endpage 終了ページ数 ] [ -copynum 印刷部数 ]
帳票の出力を強制的に中止する場合
lmoprprint -d [ 論理あて先(帳票の出力を一括して強制的に中止する場合) ] [ -formid 帳票ID ] [ -cont ]
[ -errdetail ]
[説明]
オプションについて説明します。
帳票の出力時に必ず指定します。
帳票の出力状態が「失敗」、「登録」、「中止」、「出力済」の帳票を出力します。
帳票の出力状態が「出力保留」の帳票に対しては、帳票の出力の保留を解除します。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-rオプション、-bオプション、-aオプション、または-dオプションと同時に指定した場合
List Managerが起動されていない状態の場合
帳票の出力の中止時に必ず指定します。
論理あて先内の帳票の出力を一括して中止する場合、このオプションの値に、操作の対象にする論理あて先を必ず指定します。
1つの帳票の出力を中止する場合、論理あて先は指定しないでください。
帳票の出力を中止した場合、帳票出力サーバに対して出力中止要求を送信します。
帳票出力サーバで帳票の出力中止が完了すると、帳票の出力状態が「中止」に変更されます。
ただし、帳票出力サーバの環境設定ファイルのTcpReqIntervalキーに指定した値により、帳票の出力中止が完了しても帳票の出力状態がすぐに更新されない場合があります。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-oオプション、-bオプション、-aオプション、または-dオプションと同時に指定した場合
論理デバイスの出力方法が、以下の論理あて先の場合
帳票配信型の場合のList Works(電子保存(Interstage List Manager互換のための機能))
帳票配信型の場合のPDF(PDFファイル保存)
帳票出力サーバと通信できない状態で、すでに帳票出力サーバに配信済みの帳票に対して、このコマンドを実行した場合
出力を中止する帳票が存在しなかった場合
すでに出力済みの帳票の場合
List Managerが起動されていない状態の場合
応答待ちの帳票への応答時に必ず指定します。
応答待ちとは、以下の状態のことです。
用紙交換の指示が発生した状態
出力開始の通知が発生した状態
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-oオプション、-rオプション、-aオプション、または-dオプションと同時に指定した場合
応答待ちの帳票が存在しなかった場合
応答待ちとなっていない帳票の場合
List Managerが起動されていない状態の場合
帳票の出力の保留解除時に必ず指定します。
論理あて先内の帳票の出力の保留を一括して解除する場合、このオプションの値に、操作の対象にする論理あて先を必ず指定します。
1つの帳票に対して出力の保留を解除する場合、論理あて先は指定しないでください。
帳票の出力状態が「出力保留」の帳票に対して、帳票の出力の保留を解除して帳票を出力します。帳票の出力状態が「出力保留」以外の帳票に対しては操作できません。
-oオプションでも帳票の出力の保留を解除できますが、このオプションでは一括して帳票の出力の保留を解除することができます。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-oオプション、-rオプション、-bオプション、または-dオプションと同時に指定した場合
保留を解除する帳票が存在しなかった場合
保留状態でない帳票の場合
List Managerが起動されていない状態の場合
帳票の出力の強制中止時に必ず指定します。
論理あて先内の帳票の出力を一括して強制的に中止する場合、このオプションの値に、操作の対象にする論理あて先を必ず指定します。
1つの帳票の出力を強制的に中止する場合、論理あて先は指定しないでください。
出力の強制中止を行った場合、帳票出力サーバにおける出力状況、帳票出力サーバとの通信状態にかかわらず、List Manager管理データベース上の帳票の出力状態を強制的に「中止」にします。そのため、帳票出力サーバに配信中、または帳票出力サーバで出力中の帳票はそのまま処理が続行される場合があります。また、帳票の出力状態が「出力保留」の場合は、帳票出力サーバにスプールが残る場合があります。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-oオプション、-rオプション、-bオプション、または-aオプションと同時に指定した場合
出力を強制的に中止する帳票が存在しなかった場合
すでに出力済みの帳票の場合
List Managerが起動されていない状態の場合
操作の対象にする帳票の帳票ID(一覧表示で表示されている帳票ID)を指定します。
List Managerが割り当てた帳票IDを指定します。
1つの帳票に対して以下の操作を行う場合、必ず指定します。
帳票を出力する(-oオプションの指定時)
帳票の出力を中止する(-rオプションの指定時)
応答待ちの帳票に応答する(-bオプションの指定時)
帳票の出力の保留を解除する(-aオプションの指定時)
帳票の出力を強制的に中止する(-dオプションの指定時)
帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)で一覧表示した際の帳票IDを使用します。
このオプションの指定時、-rオプション、-aオプション、または-dオプションの値に、論理あて先は指定できません。
帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合の通知メッセージや、出力経過の通知メッセージの通知先を指定します。
論理デバイスの出力方法が以下の場合に有効となります。
帳票配信型の場合のプリンタ(印刷)
「到着通知パネル」を起動したコンピュータ名(ホスト名)またはIPアドレスを255 バイト以内の文字列で指定します。メッセージを通知するクライアントには、「Message Client」をインストールしておく必要があります。
帳票の出力状態が「登録」、「失敗」、「中止」、または「出力済」の帳票に対して、帳票を出力するとき、帳票登録時に指定したメッセージ通知先を変更できます。
省略した場合、以下の優先順序で有効になります。
論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)の-clientオプションの値(ホスト帳票連携機能を利用して帳票を配信する場合のみ)
帳票登録時に指定した通知メッセージの通知先
1.、2.が指定されていない場合、帳票の配信先である帳票出力サーバ
指定したメッセージ通知先への通知に失敗した場合、帳票の配信先である帳票出力サーバへ通知されます。
また、以下の流れで出力が保留されている帳票を保留解除する場合、省略または指定したメッセージ通知先への通知に失敗したときは、前回の保留解除時に指定したメッセージ通知先(2. で指定したメッセージ通知先)が有効になります。
帳票登録時、メッセージ通知先を指定し、帳票出力サーバで出力を保留した。
1. の帳票に対し、メッセージ通知先を指定して保留解除した。
2. で保留解除した帳票に応答待ちや出力エラーなどが発生したため、メッセージ通知クライアントから出力を保留した。
帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合の返答メッセージ/応答メッセージの通知先を指定します。
論理デバイスの出力方法が以下の場合に有効となります。
帳票配信型の場合のプリンタ(印刷)
「到着通知パネル」を起動したコンピュータ名(ホスト名)またはIPアドレスを255 バイト以内の文字列で指定します。メッセージを通知するクライアントには、「Message Client」をインストールしておく必要があります。
帳票の出力状態が「登録」、「失敗」、「中止」、または「出力済」の帳票に対して、帳票を出力するとき、帳票登録時に指定したメッセージ通知先を変更できます。
省略した場合、以下の優先順序で有効になります。
帳票登録時に指定した返答メッセージ/応答メッセージの通知先
1. が指定されていない場合、帳票の配信先である帳票出力サーバの環境設定にしたがう
指定したメッセージ通知先への通知に失敗した場合、帳票の配信先である帳票出力サーバの環境設定にしたがって通知されます。
また、以下の流れで出力が保留されている帳票を保留解除する場合、省略または指定したメッセージ通知先への通知に失敗したときは、前回の保留解除時に指定したメッセージ通知先(2. で指定したメッセージ通知先)が有効になります。
帳票登録時にメッセージ通知先を指定し、帳票出力サーバで出力を保留した。
1. の帳票に対し、メッセージ通知先を指定して出力を保留解除した。
2. で保留解除した帳票に、応答待ちや出力エラーなどが発生したため、メッセージ通知クライアントから出力を保留した。
論理デバイスの出力方法が以下の場合、帳票を出力する際のファイル名またはフルパスを指定します。
帳票配信型の場合のPDF(PDFファイル保存)
Web手元印刷型の場合のPDF(PDFファイル)
Web手元印刷型の場合のOWF(OWFファイル)
ファイル名またはフルパスは、以下の範囲で指定します。
帳票管理サーバがWindowsの場合、帳票出力サーバの場合
250バイト以内で指定します。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
512バイト以内で指定します。
帳票配信の場合、帳票出力サーバのフルパスまたはファイル名を指定します。
Web手元印刷の場合、帳票管理サーバのパスを指定します。
帳票管理サーバがWindowsの場合、ネットワークドライブ(UNC 指定(¥¥コンピュータ名¥共有名¥ディレクトリ名)を除く)、リムーバブルディスクを指定しないでください。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-outputfilenameオプションの値
帳票登録時に指定した出力ファイル名
1.、2.が指定されていない場合、以下のいずれかになります。
配信通番.pdf
論理デバイスの出力方法が「帳票配信型の場合のPDF(PDFファイル保存)」、「Web手元印刷型の場合のPDF(PDFファイル)」のとき、この形式になります。
配信通番.owf
論理デバイスの出力方法が「Web手元印刷型の場合のOWF(OWFファイル)」のとき、この形式になります。
COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を配信する場合、フルパスで指定しないでください。
帳票出力を開始するページ数を1~99999999(最大8桁)の範囲で指定します。
以下の場合は、無効になります。
帳票の出力の保留を一括して解除する場合
論理デバイスの出力方法が「Web手元印刷型の場合のPDF(PDFファイル)」または「Web手元印刷型の場合のOWF(OWFファイル)」の場合
帳票の出力状態が「失敗」、「登録」、「中止」、「出力済」の場合、帳票の総ページ数より大きな値を指定すると、帳票出力時に帳票出力サーバでエラーとなります。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
帳票登録時に指定した開始ページ
1.が指定されていない場合、1ページ目から出力される
COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を出力する場合、指定できるのは、1~99999(最大5桁)の範囲までです。帳票の総ページ数が100000ページ以上の場合は、以下の点に注意してください。
-startpageオプションに「1」~「99999」の範囲の値を指定し、-endpageオプションを省略した場合、指定した開始ページから99999ページ目まで出力されます。
100000ページ目以降のページを出力したい場合、-startpageオプションおよび-endpageオプションを省略し、すべてのページを出力する必要があります。
以下の場合、コマンドは、異常終了します。
終了ページ数に指定した値よりも大きい値を指定した場合
帳票の出力状態が「出力保留」の場合で、帳票の総ページ数より大きな値を指定したとき
ページ範囲を指定した場合のページ数の扱いについては、以下を参照してください。
⇒“付録B 帳票のページ数について”
帳票出力を終了するページ数を1~99999999(最大8桁)の範囲で指定します。
以下の場合は、無効になります。
帳票の出力の保留を一括して解除する場合
論理デバイスの出力方法が「Web手元印刷型の場合のPDF(PDFファイル)」または「Web手元印刷型の場合のOWF(OWFファイル)」の場合
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
帳票登録時に指定した終了ページ
1. が指定されていない場合、最終ページまで出力される
COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を出力する場合、指定できるのは、1~99999(最大5桁)の範囲までです。帳票の総ページ数が100000ページ以上の場合は、以下の点に注意してください。
-startpageオプションに「1」~「99999」の範囲の値を指定し、-endpageオプションを省略した場合、指定した開始ページから99999ページ目まで出力されます。
100000ページ目以降のページを出力したい場合、-startpageオプションおよび-endpageオプションを省略し、すべてのページを出力する必要があります。
以下の場合、コマンドは、異常終了します。
開始ページ数に指定した値よりも小さい値を指定した場合
帳票の出力状態が「出力保留」の場合で、帳票の総ページ数より大きな値を指定したとき
ページ範囲を指定した場合のページ数の扱いについては、以下を参照してください。
⇒“付録B 帳票のページ数について”
帳票の印刷部数を1~999の範囲で指定します。
論理デバイスの出力方法が「帳票配信型の場合のプリンタ(印刷)」のときに有効となります。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
帳票登録時に指定した印刷部数
1. が指定されていない場合、1部出力される
エラー発生時、処理を続行する場合に指定します。
帳票の一括操作時のみ有効です。
省略すると、エラー発生時、処理を終了します。
帳票の一括操作時、すべての帳票のエラーを表示する場合に指定します。
帳票の一括操作時に、-contオプションを指定した場合のみ有効です。
-contオプションを指定して、このオプションを指定すると、詳細エラー表示となります。詳細エラー表示例を、以下に示します。
帳票データファイルのコピーに失敗しました。(Logical Output[ld0001]:Document_ID[20060521-0000000010-0002-00000001]) 帳票データファイルのコピーに失敗しました。(Logical Output[ld0001]:Document_ID[20060521-0000000011-0002-00000001]) 帳票データファイルのコピーに失敗しました。(Logical Output[ld0001]:Document_ID[20060521-0000000012-0002-00000001])
上記の詳細エラー表示の表示形式を、以下に示します。
エラーメッセージ(Logical Output[論理あて先]:Document_ID[帳票ID]) ・ ・ ・ エラー数分表示されます。 ・
-contオプションを指定して、省略すると、代表エラー表示となります。このとき、エラーとなった個々の帳票の情報は、システムログ/イベントログに出力されます。代表エラー表示例を、以下に示します。
帳票の保留解除に失敗しました。(ErrorNumber[6]:OperateNumber[8])
上記の代表エラー表示の表示形式を、以下に示します。
エラーメッセージ(ErrorNumber[エラー数]:OperateNumber[操作数])
[記述例]
帳票を出力する場合
帳票ID「20060521-0000000010-0002-00000001」の帳票を、開始ページ数「1」から終了ページ数「3」まで、印刷部数「2」を出力します。
lmoprprint -o -formid 20060521-0000000010-0002-00000001 -startpage 1 -endpage 3 -copynum 2
帳票の出力を中止する場合
帳票ID「20060521-0000000010-0002-00000001」の帳票の出力を中止します。
lmoprprint -r -formid 20060521-0000000010-0002-00000001
論理あて先「ld1」に対するすべての帳票の出力を中止します。
lmoprprint -r ld1 -cont -errdetail
応答待ちの帳票に応答する場合
帳票ID「20060521-0000000010-0002-00000001」の応答待ちの帳票に応答します。
lmoprprint -b -formid 20060521-0000000010-0002-00000001
帳票の出力の保留を解除する場合
帳票ID「20060521-0000000010-0002-00000001」の帳票の出力の保留を解除します。
lmoprprint -a -formid 20060521-0000000010-0002-00000001
論理あて先「ld1」に対するすべての帳票の出力の保留を解除します。
lmoprprint -a ld1 -cont -errdetail
帳票の出力を強制的に中止する場合
帳票ID「20060521-0000000010-0002-00000001」の帳票の出力を強制的に中止します。
lmoprprint -d -formid 20060521-0000000010-0002-00000001
論理あて先「ld1」に対するすべての帳票の出力を強制的に中止します。
lmoprprint -d ld1 -cont -errdetail
[復帰値]
復帰値については、以下を参照してください。
⇒“帳票管理サーバの運用コマンドの復帰値”
[注意]
コマンドを実行するには、論理あて先に対する操作権限が必要です。
帳票の作成ユーザは、論理あて先に対する権限がなくても、自分で作成した帳票に対して操作できます。ただし、一括操作では、論理あて先の操作権限が必要です。
帳票の出力状態によって、帳票を操作できない場合があります。帳票の出力状態とコマンドが実行できる/できないの関係については、以下を参照してください。
⇒“7.4.1.1 帳票の出力状態(帳票一覧画面)”
-oオプション、-rオプション、-bオプション、-aオプション、または-dオプションを指定する必要があります。
1つの帳票を操作する場合、必ず、帳票ID(-formidオプション)を指定してください。
帳票を一括操作する場合、必ず、論理あて先を指定してください。
[補足]
帳票の出力時、-startpage オプションおよび-endpage オプションを指定した場合、帳票の正確な総ページ数が出力されません。
ページ範囲を指定せずに帳票を出力した場合(帳票を全ページ出力した場合)のみ、実際に出力された帳票のページ数が、帳票の総ページ数と合致します。ただし、ホスト帳票連携機能を利用する場合、帳票出力後であっても帳票の総ページ数が更新されることはありません(帳票登録時のページ数のままです)。
ページ数の詳細については、以下を参照してください。
⇒“付録B 帳票のページ数について”
帳票の出力の保留解除時、-clientオプション、-clientrepmsgオプションを指定した場合、メッセージ通知先の変更に失敗しても保留解除は成功することがあります。このとき、コマンドは正常終了します。
[機能]
帳票を削除/一覧表示/複写/移動します。
[記述形式]
コマンドの記述形式を示します。
[ ]は、省略できることを示します。
帳票を削除する場合
lmoprform -r [ 論理あて先(帳票を一括して削除する場合) ]
[ -formid 帳票ID ]
[ -cont ]
[ -errdetail ]
[ -nomsg ]
帳票を一覧表示する場合
lmoprform -i [ 論理あて先(帳票を一覧表示する場合) ]
[-formid 帳票ID ] [ -createuser 作成ユーザ ] [ -startdate 作成日時(From) ] [ -enddate 作成日時(To) ] [ -savedate 保存期限 ] [ -finished 出力完了 ] [ -status 出力状態 ] [ -customizeitem1 カスタマイズ項目1 ] [ -customizeitem2 カスタマイズ項目2 ] [ -customizeitem3 カスタマイズ項目3 ] [ -customizeitem4 カスタマイズ項目4 ] [ -customizeitem5 カスタマイズ項目5 ] [ -customizeitem6 カスタマイズ項目6 ] [ -customizeitem7 カスタマイズ項目7 ] [ -customizeitem8 カスタマイズ項目8 ] [ -customizeitem9 カスタマイズ項目9 ] [ -customizeitem10 カスタマイズ項目10 ] [ -customizeitem11 カスタマイズ項目11 ] [ -customizeitem12 カスタマイズ項目12 ] [ -customizeitem13 カスタマイズ項目13 ]
帳票を複写する場合
lmoprform -x [ 論理あて先(帳票を一括して複写する場合) ]
[ -formid 帳票ID ]
-to 複写先/移動先論理あて先
[ -cont ] [ -errdetail ] [ -output ] [ -client メッセージ通知先(通知メッセージ) ] [ -clientrepmsg メッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ) ] [ -filename 出力ファイル名 ] [ -startpage 開始ページ数 ]
[ -endpage 終了ページ数 ]
[ -copynum 印刷部数 ]
帳票を移動する場合
lmoprform -m
-formid 帳票ID
-to 複写先/移動先論理あて先
[ -output ] [ -client メッセージ通知先(通知メッセージ) ] [ -clientrepmsg メッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ) ] [ -filename 出力ファイル名 ] [ -startpage 開始ページ数 ] [ -endpage 終了ページ数 ] [ -copynum 印刷部数 ]
[説明]
オプションについて説明します。
帳票の削除時に必ず指定します。
論理あて先内の帳票を一括して削除する場合、このオプションの値に、操作の対象にする論理あて先を必ず指定します。
1つの帳票を削除する場合、論理あて先は指定しないでください。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-iオプション、-xオプション、または-mオプションと同時に指定した場合
削除する帳票が存在しなかった場合
List Managerが起動されていない状態の場合
帳票の一覧表示時に必ず指定します。
一覧表示する帳票の論理あて先を指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
論理あて先を省略すると、すべての論理あて先の帳票が表示対象となります。
一覧表示される帳票について、以下に示します。
帳票の一覧表示では、帳票の出力状態(Output_Status)は、数値で表示されます。
帳票定義情報に定義した設定値は、帳票の一覧表示で表示されません。ユーザアプリケーションまたは帳票管理サーバの運用コマンドで定義した設定値のみが帳票の一覧表示で表示されます。
帳票の一覧表示時に表示されるページ数については、以下を参照してください。
⇒“付録B 帳票のページ数について”
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-rオプション、-xオプション、または-mオプションと同時に指定した場合
注意
List Managerのバージョンアップ・レベルアップによって、末尾に表示項目が追加される可能性があります。このコマンドで表示される結果をもとにユーザプログラムを作成する場合は、末尾に表示項目が追加されることを考慮した処理にしてください。
帳票の複写時に必ず指定します。
帳票の複写は、同じ論理あて先タイプの論理あて先に対して行えます。
論理あて先内の帳票を一括して複写する場合、このオプションの値に、操作の対象にする論理あて先を必ず指定します。
1つの帳票を複写する場合、論理あて先は指定しないでください。
複写先論理あて先に、すでに同じ帳票が存在していた場合は複写されませんが、コマンドは正常終了します。
複写と同時に出力を行う場合(-outputオプションを指定した場合)、複写先論理あて先の帳票が出力されます。複写元論理あて先の帳票は出力されません。
複写元の帳票の出力状態にかかわらず、複写が正常に行われた帳票の出力状態の初期表示は「登録」となります。
論理あて先の論理あて先タイプがWeb手元印刷用の場合、以下のようになります。
帳票登録時に出力ファイル名を指定した場合、帳票の複写時には、登録時に指定した出力ファイル名が引き継がれます。このため、複写と同時に出力を行った場合(-outputオプションを指定した場合)、複写元の帳票の出力ファイル名で出力されます。
ただし、複写時に-filenameオプションを指定した場合、-filenameオプションで指定した出力ファイル名で出力されます。
複写元の論理あて先に対応付けされている論理デバイスの出力方法と、複写先の論理あて先に対応付けされている論理デバイスの出力方法が異なる場合、実際に出力する出力方法とは異なる拡張子のファイルが作成される場合があります。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-rオプション、-iオプション、または-mオプションと同時に指定した場合
複写する帳票が存在しなかった場合
複写元論理あて先または複写先論理あて先が存在しない場合
複写元論理あて先と複写先論理あて先に、同じ論理あて先を指定した場合
複写先に、異なる論理あて先タイプの論理あて先を指定した場合
List Managerが起動されていない状態の場合
Web手元印刷型の場合で、以下の条件をすべて満たすとき
Web手元印刷(OWFファイル)用の論理あて先に対して、複写と同時に出力を行った場合(-outputオプションを指定した場合)
複写元と複写先で、帳票を出力するフォルダが同一である
複写元の帳票が出力先のフォルダに存在する
帳票の移動時に必ず指定します。帳票を一括して移動することはできません。
帳票の移動は、同じ論理あて先タイプの論理あて先に対して行えます。
移動と同時に出力を行う場合(-outputオプションを指定した場合)、移動先論理あて先の帳票が出力されます。移動元論理あて先の帳票は出力されません。
移動後の帳票の出力状態は、移動前と同じになります。ただし、移動前の帳票の出力状態が「配信依頼」、「接続エラー」の場合、帳票の出力を中止するため、移動後の帳票の出力状態の初期表示は「中止」となります。
論理あて先の論理あて先タイプがWeb手元印刷用の場合、以下のようになります。
帳票登録時に出力ファイル名を指定した場合、帳票の移動時には、登録時に指定した出力ファイル名が引き継がれます。このため、移動と同時に出力を行った場合(-outputオプションを指定した場合)、移動元の帳票の出力ファイル名で出力されます。
ただし、移動時に-filenameオプションを指定した場合、-filenameオプションで指定した出力ファイル名で出力されます。
移動元の論理あて先に対応付けされている論理デバイスの出力方法と、移動先の論理あて先に対応付けされている論理デバイスの出力方法が異なる場合、実際に出力する出力方法とは異なる拡張子のファイルが作成される場合があります。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-rオプション、-iオプション、または-xオプションと同時に指定した場合
移動する帳票が存在しなかった場合
移動先論理あて先が存在しない場合
移動先論理あて先に、移動元論理あて先と同じ論理あて先を指定した場合
移動先に、異なる論理あて先タイプの論理あて先を指定した場合
List Managerが起動されていない状態の場合
移動先の論理あて先に、以下の帳票が存在した場合
同報配信を行った帳票
複写を行った帳票
-m オプションの値に、論理あて先名を指定した場合
Web手元印刷型の場合で、以下の条件をすべて満たすとき
Web手元印刷(OWFファイル)用の論理あて先に対して、移動と同時に出力を行った場合(-outputオプションを指定した場合)
移動元と移動先で、帳票を出力するフォルダが同一である
移動元の帳票が出力先のフォルダに存在する
操作の対象とする帳票の帳票ID(一覧表示で表示されている帳票ID)を指定します。
List Managerが割り当てた帳票IDを指定します。
1つの帳票に対して以下の操作を行う場合、必ず指定します。
帳票を削除する(-rオプションの指定時)
帳票を一覧する(-iオプションの指定時)
帳票を複写する(-xオプションの指定時)
帳票の削除/一覧表示/複写/移動コマンド(lmoprformコマンド)で一覧表示した際の帳票IDを使用します。
帳票を一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
帳票の一覧表示時(-iオプションを指定した場合)、-formidオプションを省略すると、すべての帳票IDが表示対象となります。
このオプションの指定時、-rオプション、-iオプション、または-xオプションの値に、論理あて先は指定できません。
エラー発生時、処理を続行する場合に指定します。
帳票の一括操作時のみ有効です。
省略すると、エラー発生時、処理を終了します。
帳票の一括操作時、すべての帳票のエラーを表示する場合に指定します。
帳票の一括操作時に、-contオプションを指定した場合のみ有効です。
-contオプションを指定して、このオプションを指定すると、詳細エラー表示となります。詳細エラー表示例を、以下に示します。
帳票データファイルのコピーに失敗しました。(Logical Output[ld0001]:Document_ID[20060521-0000000010-0002-00000001]) 帳票データファイルのコピーに失敗しました。(Logical Output[ld0001]:Document_ID[20060521-0000000011-0002-00000001]) 帳票データファイルのコピーに失敗しました。(Logical Output[ld0001]:Document_ID[20060521-0000000012-0002-00000001])
上記の詳細エラー表示の表示形式を、以下に示します。
エラーメッセージ(Logical Output[論理あて先]:Document_ID[帳票ID]) ・ ・ ・ エラー数分表示されます。 ・
-contオプションを指定して、省略すると、代表エラー表示となります。このとき、エラーとなった個々の帳票の情報は、システムログ/イベントログに出力されます。代表エラー表示例を、以下に示します。
帳票の複写に失敗しました。(ErrorNumber[6]:OperateNumber[8])
上記の代表エラー表示の表示形式を、以下に示します。
エラーメッセージ(ErrorNumber[エラー数]:OperateNumber[操作数])
一括削除時の確認メッセージを表示しない場合に指定します。
帳票を一括して削除する場合のみ有効です。
省略すると、一括削除確認メッセージが表示されます。
表示対象とする帳票の作成ユーザを16バイト以内の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
省略すると、すべての作成ユーザが表示対象となります。
表示対象とする帳票の作成日時の起点を17バイトの文字列(「YYYYMMDDhhmmssxxx」形式)で指定します。
以下に、指定例を示します。
例:20040521120030000
指定した作成日時以降の帳票を表示対象とします。
作成日時(From)のみ指定して作成日時(To)を省略すると、指定した作成日時以降の帳票を表示対象とします。
17バイト未満で指定した場合、17バイトになるように下桁に「0」が埋められます。
省略すると、すべての作成日時が表示対象となります。
表示対象とする帳票の作成日時の終点を17バイトの文字列(「YYYYMMDDhhmmssxxx」形式)で指定します。
以下に、指定例を示します。
例:20040521120030999
指定した作成日時以前の帳票を表示対象とします。
作成日時(From)を省略して作成日時(To)のみ指定すると、指定した作成日時以前の帳票を表示対象とします。
17バイト未満で指定した場合、17バイトになるように下桁に「9」が埋められます。
省略すると、すべての作成日時が表示対象となります。
表示対象とする帳票の保存期限を8バイトの文字列(「YYYYMMDD」形式)で指定します。
以下に、指定例を示します。
例:20040531
指定した保存期限以降の帳票を表示対象とします。
8バイト未満で指定した場合、8バイトになるように下桁に「0」が埋められます。
省略すると、すべての保存期限が表示対象となります。
表示対象とする帳票の出力完了を指定します。
出力が完了していません(未完了)。
出力が完了しています(完了)。
省略すると、すべての出力完了が表示対象となります。
表示対象とする帳票の出力状態を41バイト以内の文字列で指定します。
表示対象とする帳票の出力状態を複数指定する場合、出力状態を「コロン(:)」で区切り指定します。
失敗
接続エラー
出力エラー
応答待ち
出力中
出力待ち
出力保留
配信中
配信待ち
配信依頼
登録
中止
出力済
省略すると、すべての出力状態が表示対象となります。
帳票の複写時または移動時に、必ず指定します。
帳票の複写先または移動先となる論理あて先を指定します。
複写先論理あて先または移動先論理あて先に、論理あて先グループを指定することはできません。
帳票の複写または移動時に、同時に出力を行う場合に指定します。
省略すると、帳票の複写または移動のみ行い、出力されません。
帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合の通知メッセージや、出力経過の通知メッセージの通知先を指定します。
論理デバイスの出力方法が以下のときで、帳票の複写または移動時に同時に出力を行う場合(-outputオプションを指定した場合)に有効となります。
帳票配信型の場合のプリンタ(印刷)
「到着通知パネル」を起動したコンピュータ名(ホスト名)またはIPアドレスを255 バイト以内の文字列で指定します。メッセージを通知するクライアントには、「Message Client」をインストールしておく必要があります。
帳票の出力状態が「登録」、「失敗」、「中止」、または「出力済」の帳票に対して、帳票を出力するとき、帳票登録時に指定したメッセージ通知先を変更できます。
省略した場合、以下の優先順序で有効になります。
論理デバイスの編集コマンド(lmedtdevコマンド)の-clientオプションの値
(ホスト帳票連携機能を利用して帳票を配信する場合のみ)
帳票登録時に指定した通知メッセージの通知先
1. 、2. が指定されていない場合、帳票の配信先である帳票出力サーバ
指定したメッセージ通知先への通知に失敗した場合、帳票の配信先である帳票出力サーバへ通知されます。
帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合の返答メッセージ/応答メッセージの通知先を指定します。
論理デバイスの出力方法が以下のときで、帳票の複写または移動時に同時に出力を行う場合(-outputオプションを指定した場合)に有効となります。
帳票配信型の場合のプリンタ(印刷)
「到着通知パネル」を起動したコンピュータ名(ホスト名)またはIPアドレスを255 バイト以内の文字列で指定します。メッセージを通知するクライアントには、「Message Client」をインストールしておく必要があります。
帳票の出力状態が「登録」、「失敗」、「中止」、または「出力済」の帳票に対して、帳票を出力するとき、帳票登録時に指定したメッセージ通知先を変更できます。
省略した場合、以下の優先順序で有効になります。
帳票登録時に指定した返答メッセージ/応答メッセージの通知先
1. が指定されていない場合、帳票の配信先である帳票出力サーバの環境設定にしたがう
指定したメッセージ通知先への通知に失敗した場合、帳票の配信先である帳票出力サーバの環境設定にしたがって通知されます。
論理デバイスの出力方法が以下のときで、帳票の複写または移動時に同時に出力を行う場合(-outputオプションを指定した場合)に有効となります。ただし、帳票を一括して複写する場合は無効です。
帳票配信型の場合のPDF(PDFファイル保存)
Web手元印刷型の場合のPDF(PDFファイル)
Web手元印刷型の場合のOWF(OWFファイル)」
帳票を出力する際のファイル名またはフルパスを指定します。
帳票管理サーバがWindowsの場合、帳票出力サーバの場合
250バイト以内で指定します。
帳票管理サーバがSolaris/Linuxの場合
512バイト以内で指定します。
帳票配信の場合、帳票出力サーバのパスを指定します。
Web手元印刷の場合、帳票管理サーバのパスを指定します。
帳票管理サーバがWindowsの場合、ネットワークドライブ(UNC 指定(¥¥コンピュータ名¥共有名¥ディレクトリ名)を除く)、リムーバブルディスクを指定しないでください。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-outputfilenameオプションの値
帳票登録時に指定した出力ファイル名
1. 、2. が指定されていない場合、以下のいずれかになります。
配信通番.pdf
論理デバイスの出力方法が「帳票配信の場合のPDF(PDFファイル保存)」、「Web手元印刷の場合のPDF(PDFファイル)」のとき、この形式になります。
配信通番.owf
論理デバイスの出力方法が「Web手元印刷の場合のOWF(OWFファイル)」のとき、この形式になります。
COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を配信する場合、フルパスで指定しないでください。
帳票の複写または移動時に、同時に出力を行う場合(-outputオプションを指定した場合)に有効となります。
帳票出力を開始するページ数を1~99999999(最大8桁)の範囲で指定します。
以下の場合は、無効になります。
帳票を一括して複写する場合
論理デバイスの出力方法が「Web手元印刷型の場合のPDF(PDFファイル)」または「Web手元印刷型の場合のOWF(OWFファイル)」の場合
帳票の出力状態が「失敗」、「登録」、「中止」、「出力済」の場合、帳票の総ページ数より大きな値を指定すると、帳票出力時に帳票出力サーバでエラーとなります。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
帳票登録時に指定した開始ページ
1. が指定されていない場合、1ページ目から出力される
COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を出力する場合、指定できるのは、1~99999(最大5桁)の範囲までです。帳票の総ページ数が100000ページ以上の場合は、以下の点に注意してください。
-startpageオプションに「1」~「99999」の範囲の値を指定し、-endpageオプションを省略した場合、指定した開始ページから99999ページ目まで出力されます。
100000ページ目以降のページを出力したい場合、-startpageオプションおよび-endpageオプションを省略し、すべてのページを出力する必要があります。
以下の場合、コマンドは、異常終了します。
終了ページ数に指定した値よりも大きい値を指定した場合
帳票の複写または移動時に、同時に出力を行う場合(-outputオプションを指定した場合)に有効となります。
帳票出力を終了するページ数を1~99999999(最大8桁)の範囲で指定します。
以下の場合は、無効になります。
帳票を一括して複写する場合
論理デバイスの出力方法が「Web手元印刷型の場合のPDF(PDFファイル)」または「Web手元印刷型の場合のOWF(OWFファイル)」の場合
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
帳票登録時に指定した終了ページ
1. が指定されていない場合、最終ページまで出力される
COBOLアプリケーション連携機能を利用して帳票を出力する場合、指定できるのは、1~99999(最大5桁)の範囲までです。帳票の総ページ数が100000ページ以上の場合は、以下の点に注意してください。
-startpageオプションに「1」~「99999」の範囲の値を指定し、-endpageオプションを省略した場合、指定した終了ページから99999ページ目まで出力されます。
100000ページ目以降のページを出力したい場合、-startpageオプションおよび-endpageオプションを省略し、すべてのページを出力する必要があります。
以下の場合、コマンドは、異常終了します。
開始ページ数に指定した値よりも小さい値を指定した場合
帳票の印刷部数を1~999の範囲で指定します。
論理デバイスの出力方法が「帳票配信型の場合のプリンタ(印刷)」のときで、帳票の複写または移動時に同時に出力を行う場合(-outputオプションを指定した場合)に有効となります。
省略すると、以下の優先順序で有効になります。
帳票登録時に指定した印刷部数
1. が指定されていない場合、1部出力される
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目1を8バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目2を8バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目3を8バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目4を1024バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目5を1024バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目6を256バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目7を256バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目8を256バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目9を256バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目10を64バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目11を64バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目12を64バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
表示対象とする帳票のカスタマイズ項目13を64バイト以下の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
[記述例]
帳票を削除する場合
帳票ID「20060521-0000000010-0002-00000001」の帳票を削除します。
lmoprform -r -formid 20060521-0000000010-0002-00000001
論理あて先「ld1」に対するすべての帳票を削除します。
lmoprform -r ld1 -cont -errdetail
帳票を一覧表示する場合
帳票ID「20060521-0000000010-0002-00000001」の帳票を一覧表示します。
lmoprform -i -formid 20060521-0000000010-0002-00000001
帳票ID「20060521-0000000010-0002-00000001」の帳票の一覧表示例(CSV形式)を、以下に示します。
CSV形式では、以下の順序で表示項目が表示されます。
帳票ID,論理あて先,帳票番号,帳票名,タイトル,コメント,作成ユーザ,作成日時,出力ページ数,出力状態,出力完了,部数,用紙コード,保存期限, 配信通番,コネクタ通番,帳票作成後の出力指定,保存処理モード,カスタマイズ項目1,カスタマイズ項目2,カスタマイズ項目3,カスタマイズ項目4,カスタマイズ項目5,カスタマイズ項目6,カスタマイズ項目7,カスタマイズ項目8,カスタマイズ項目9,カスタマイズ項目10,カスタマイズ項目11,カスタマイズ項目12,カスタマイズ項目13,出力ファイル名 , 出力完了ページ数 , 帳票の総ページ数,コネクタ通番2,コネクタ通番3,業務あて先,出力回数,プレビュー回数,最終出力者ID,出力依頼日時,承認情報
CSV形式の一覧表示例を、以下に示します。表示項目が存在しない場合でも「,(カンマ)」は、必ず表示されます。
Docu-ment_ID,Logical_Output,Document_No,Document_Name,Title,Comment,Owner,Created,Total_Page,Output_Status,Finished,Copies,Paper_Code,Save_Limit_Date,Send_Sequence_Number,Connector_Sequence_Number,Output_Process,Keep_Process,Custom-ize_Item_1,Customize_Item_2,Customize_Item_3,Customize_Item_4,Customize_Item_5,Customize_Item_6,Customize_Item_7,Customize_Item_8,Customize_Item_9,Customize_Item_10,Customize_Item_11,Customize_Item_12,Customize_Item_13,Out-put_File_Name,Output_Page,Form_Total_Page,Connector_Sequence_Number2,Connector_Sequence_Number3,Operator_Id_Info,Output_Num,PreView_Num,Last_Output_User,Request_Date,Approval_Info 20060521-0000000010-0002-00000001,ld1,2006030-10-2,fr010001,明細表,本社,user1,20060521120030999,10000000,06,0,100 ,PAPERCODE001,20060531,ld100000001,,0,0,,,,,,,,,,,,,,c:\temp\a.pdf,0,0,,,U0001,1,0,USER2,20060622181232001,G0001
帳票の出力状態については、以下を参照してください。
⇒“7.4.1.1 帳票の出力状態(帳票一覧画面)”
帳票を複写する場合
帳票ID「20060521-0000000010-0002-00000001」の帳票を、論理あて先「ld2」に複写します。
lmoprform -x -formid 20060521-0000000010-0002-00000001 -to ld2
論理あて先「ld1」に対するすべての帳票を、論理あて先「ld2」に複写します。
lmoprform -x ld1 -cont -errdetail -to ld2
帳票を移動する場合
帳票ID「20060521-0000000010-0002-00000001」の帳票を、論理あて先「ld2」に移動します。
lmoprform -m -formid 20060521-0000000010-0002-00000001 -to ld2
[復帰値]
復帰値については、以下を参照してください。
⇒“帳票管理サーバの運用コマンドの復帰値”
[注意]
以下の場合、コマンドを実行するには、論理あて先に対する操作権限が必要です。
帳票を削除する場合
帳票を複写する場合
複写元論理あて先と複写先論理あて先の両方に対して、権限が必要です。
帳票を移動する場合
移動元論理あて先と移動先論理あて先の両方に対して、権限が必要です。
帳票の作成ユーザは、論理あて先に対する権限がなくても、自分で作成した帳票に対して操作できます。ただし、一括操作では、論理あて先の操作権限が必要です。
-rオプション、-iオプション、-xオプション、または-mオプションを指定する必要があります。
1つの帳票を操作する場合、必ず、帳票ID(-formidオプション)を指定してください。
帳票を一括操作する場合、必ず、論理あて先を指定してください。
lmoprform コマンドによる帳票の一覧表示は、論理あて先に対する表示権限がなくても行えます。
帳票の出力状態によって、帳票を操作できない場合があります。帳票の出力状態とコマンドが実行できる/できないの関係については、以下を参照してください。
⇒“7.4.1.1 帳票の出力状態(帳票一覧画面)”
[補足]
帳票の移動時、移動元の帳票の出力状態が「配信依頼」または「接続エラー」の場合、移動と同時に出力を行うときに(-outputオプションを指定する場合)以下の値を省略すると、帳票登録時に指定した値が有効になります。
メッセージ通知先(通知メッセージ)
メッセージ通知先(返答メッセージ/応答メッセージ)
出力ファイル名
帳票属性の編集コマンド(lmedtformatrコマンド)の-outputfilenameオプションが指定されている場合は、-outputfilenameオプションの値が有効になります。
開始ページ数
終了ページ数
部数
帳票を複写した場合、複写元と複写先の帳票IDは異なります。
帳票を移動した場合、移動後の帳票IDは、移動前の帳票IDと同じになります。
[機能]
保存期限を経過した帳票を削除します。
[記述形式]
コマンドの記述形式を示します。
[ ]は、省略できることを示します。
期限切れ帳票を削除する場合
lmdelexpire [-ld 論理あて先(期限切れ帳票を論理あて先単位で削除する場合) ]
[-finished 出力完了 ]
[説明]
オプションについて説明します。
削除する期限切れ帳票が存在する論理あて先を指定します。
論理あて先グループを指定することはできません。
省略すると、すべての論理あて先内の帳票が削除の対象になります。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
List Managerが起動されていない状態の場合
削除対象とする帳票の出力完了を指定します。
出力が完了していない帳票を削除対象にします(未完了)。
出力が完了している帳票を削除対象にします(完了)。
出力完了の状態にかかわらず、保存期限を経過したすべての帳票を対象にします。
省略すると、出力完了の状態にかかわらず、保存期限を経過したすべての帳票が削除の対象となります。ただし、-ldオプションを指定した場合、指定した論理あて先内の帳票が削除の対象となります。
[記述例]
期限切れ帳票を削除する場合
論理あて先「ld1」内に存在する帳票のうち、過去に出力が完了している期限切れ帳票を削除します。
lmdelexpire -ld ld1 -finished 1
[復帰値]
復帰値については、以下を参照してください。
⇒“帳票管理サーバの運用コマンドの復帰値”
[注意]
コマンドを実行するには、List Managerの管理者権限が必要です。
帳票の出力状態によって、帳票を操作できない場合があります。帳票の出力状態とコマンドが実行できる/できないの関係については、以下を参照してください。
⇒“7.4.1.1 帳票の出力状態(帳票一覧画面)”
論理あて先の論理あて先タイプがWeb手元印刷用の場合、帳票の出力完了は、常に、出力未完了の状態となります。このため、-finishedオプションに「1」を指定しても無効となり、過去に出力が完了した帳票でも削除できません。
削除する場合、-finishedオプションに「0」または「9」を指定する、または-finishedオプションを省略してください。
[補足]
保存期限は帳票の作成日時からの経過日数のみチェックされ、時間は関係ありません。
以下の条件を満たす帳票を削除し、コマンドは正常終了します。
保存期限(帳票の作成日時+保存日数-1)を経過した帳票
出力状態が以下の場合の帳票
失敗
登録
中止
出力済
指定した出力完了状態の帳票(-finishedオプションを指定した場合のみ)
削除する帳票が存在しない場合でも、正常終了します。