機能説明
本コマンドは、性能監視を行うために必要なノードの構成情報を獲得し、データベースのノード構成情報を更新します。また、対象ノードを監視対象に設定できるかどうかの判別もできます。
なお、Systemwalkerコンソールの編集機能で追加したノードを性能監視の監視対象とする場合、本コマンドを実行する必要があります。
記述形式
mpsetnod | [-c コミュニティ名] [-t タイムアウト値] [-r リトライ回数] {ホスト名|IPアドレス} |
オプション
SNMPメッセージで使用するコミュニティ名を指定します。省略した場合は「public」がコミュニティとなります。
ノード情報獲得待ち時間のタイムアウト値を1秒から3599秒の間で、秒単位で指定します。省略された場合のデフォルト値は3秒です。
ノード情報獲得のリトライ回数を0回から999回の間で指定します。省略した場合のデフォルト回数は2回です。
性能監視を行うために必要なノードをホスト名またはIPアドレスで指定します。
復帰値
正常終了
異常終了
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.DM\bin |
Solaris | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
注意事項
ノードの構成(回線種別を含む)を変更した場合、以下のように対処してください。
Systemwalker Centric Manager が保持しているノード構成情報を、最新の状態に反映する必要があります。ノード構成情報を最新の状態にするには、以下のどちらかの方法を使用します。
ノード検出
mpsetnod(性能監視ノード構成情報登録コマンド)
備考)
ノード検出は、各ノードの全構成情報を最新の状態にします。
mpsetnodは、対象ノードの性能監視が関連する情報だけを最新の状態にします。
ノード構成情報を更新したノードがネットワーク性能監視の対象ノードの場合、ポリシーを再作成・配付する必要があります。
監視対象ノードとのSNMPv1通信が許可されていない場合、タイムアウトが発生するため構成情報を取得できません。
本コマンドは、実行した運用管理サーバから対象ノードに対して構成情報の取得を行います。そのため、運用管理サーバと対象サーバが直接通信できる必要があります。また、対象ノード側でSNMPマネージャのアクセス制限を行っている場合、運用管理サーバからのSNMPパケットを受け付ける設定になっている必要があります。
監視対象ノードのインタフェースMIBのifDescrにマルチバイト文字を含む場合、本コマンドは正常に動作しません。
以下のコマンドでノード構成情報を登録してください。
使用例1
ホスト名による指定の場合、ホスト名「Rose」を持つノードの構成情報をDBに追加します(コミュニティ名、タイムアウト値、リトライ回数はデフォルト値とし、DBに上書きしない)。
mpsetnod Rose
使用例2
IPアドレスによる指定の場合、「012.34.5.678」のIPアドレスを持つノードを指定して実行します(コミュニティ名は「public」、タイムアウト値は5秒、リトライ回数は3回)。
mpsetnod -c public -t 5 -r 3 012.34.5.678