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Interstage List Creator V11.1.0 トラブルシューティング集

14.1 トラブル情報の採取手順

List Creatorから通知されるメッセージや本書のトラブルシューティングを参照してもトラブルが解消できない場合、トラブル調査用の情報を採取し、当社技術員へ連絡します。

UNIX系OS環境でトラブル情報を採取する場合、以下の手順でトラブル調査用の情報を採取してください。

表14.1 トラブル情報の採取手順

手順

概要

参照先

1)準備
(設定)
を行う
(※任意)

入力データの退避を行うように設定する場合

あらかじめ、帳票出力サーバで、prsetdatalogコマンドを使用し、入力データの退避環境を設定する。

オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”

フォーマッティングログを採取する場合

帳票出力コマンドのオプション指定時に
「-p "ログ出力先"」を指定して帳票出力する。

⇒“14.3 フォーマッティングログを採取する

Web手元印刷機能におけるトラブル情報を採取する場合

あらかじめ設定を行う。

  • Webクライアント
    Webクライアントでトレースログを採取するための環境設定を行う。

  • Webサーバ
    Webサーバのアクセスログを採取するための設定を行う。

⇒“14.4 Web手元印刷機能のトラブル情報を採取する

帳票Webサービス機能のトラブル調査情報を採取する場合

帳票Webサービス機能のトラブル情報(トレースログとワークユニットのログ)を採取するための設定を行う。

⇒“14.5 帳票Webサービス機能のトラブル情報を採取する

XBRLデータ対応機能の
ログを採取する場合

設定ファイルを変更し、XBRLデータ対応機能のログを採取する設定を行う。

⇒“14.6 XBRLデータ対応機能のログを採取する

Database Direct連携ログを採取する場合

帳票出力時の環境変数に、Database Direct 連携ログを採取するための設定を行う。

⇒“14.7 Database Direct連携ログを採取する

2)帳票出力を実行する
(※任意)

トラブル情報を採取する場合に、あらかじめ必要な設定を変更した場合

帳票出力を実行する。

システムコールのトレース情報を採取する場合

帳票出力時に、システムコールのトレース情報を採取する指定を行う。

⇒“14.8 システムコールのトレース情報を採取する

3)障害調査用情報採取ツールを実行する
(※必須)

帳票出力サーバで、障害調査用情報採取ツール(OARSdtコマンド)を使用して必要な情報を採取する。

⇒指定したフォルダ配下に、圧縮ファイル「oapress.cpio.Z」、または「oapress.cpio.gz」が作成される。

分散出力を行っている場合は、アプリケーションサーバでも障害調査用情報採取ツールを使用して必要な情報を採取する。

Web手元印刷機能を使用している場合は、Webクライアント側でも障害調査用情報採取ツール(OARSUsrW/OARSdtWコマンド)を使用して情報を採取する。

⇒“14.2.2 障害調査用情報採取ツール(OARSdtコマンド)

⇒“13.4.1 障害調査用情報採取ツール

4)その他の情報を記録する
(※任意)

12.5 その他”を参照し、必要な情報を控える。

⇒“12.5 その他

5)当社技術員に情報を提供する
(※必須)

障害調査用情報採取ツールで採取された情報(作成されたファイル)をコピーし、採取された各機能のログ情報やトレース情報、および記録した情報もあわせて提供する。

差し支えなければ、帳票出力時に使用した資源やアプリケーションなどの帳票出力時の属性情報も提供する。

-:特になし

以下に、UNIX系OS環境の場合に、各サーバで採取が必要なトラブル情報について説明します。