正系ノードに何らかの異常が発生し、ノードを切り替えて業務を継続した場合、旧正系ノードで、ノード切替えの原因に対するリカバリとノード組込みを行うことで、副系ノードのDBミラーリングサービスを新たに開始することができます。
ノード組込みの運用の流れを以下に示します。
注意
異常原因がSymfoware/RDBのテンポラリログファイルのメディア障害や論理的な破壊などの異常の場合、ノード組込みができない場合があります。ノード組込みができない場合、DCUの再構築を行ってください。
ノード組込み時にスプリットブレインが発生している場合は、以下のメッセージが出力されます。スプリットブレイン発生時の運用を行ってください。
qdg20432u:スプリットブレインを検出しました RLP名='RLP名'
ポイント
ノード組込みは、縮退運用を開始した後に旧正系ノードで行います。
モニタデーモンの起動は、OSのダウンなどにより、モニタデーモンの起動が必要な場合に行います。通常は、OSの起動で自動的にモニタデーモンを起動するよう設定することを推奨します。
参照
モニタデーモンの起動については“8.1.1 モニタデーモンの起動”を参照してください。
ノード組込みについては“8.5 ノード組込み”を参照してください。
データベースサーバの起動については“8.1.2 データベースサーバの起動”を参照してください。
監視プロセスの起動については、“Connection Manager ユーザーズガイド” を参照してください。
アプリケーション接続環境の開設プロシジャについては“RDB運用ガイド”を参照してください。
BC管理DBのメモリ常駐については“8.1.3 BC管理DBのメモリ常駐”を参照してください。
Symfoware/RDBのログ環境のリカバリ、および、RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルのリカバリ、データベースのリカバリについては“RDB運用ガイド”を参照してください。
サービスの開始については“8.1.4 DBミラーリングサービスの開始”を参照してください。
ノード組込み時にスプリットブレインを検知した場合の対処については“11.6.1 ノード組込み時のスプリットブレイン検知”を参照してください。
DSI初期化処理中にノード切替えを実施した場合のノード組込み手順については“8.4.5.6 DSIの初期化中のノード切替え”の“DSI初期化中にノード切替えが行われた場合の対処”を参照してください。