通常運用は、DBミラーリングシステムの基本的な運用方法です。
正系ノードと副系ノードを連動して起動、運用することで、ノード異常に備えた信頼性のある利用者業務を行うことができます。
通常運用の流れを以下の図に示します。
注意
通常運用の開始時、および、ノードの計画切替えの運用時は、両ノードでDBミラーリングサービスを開始した後に、利用者業務を開始してください。
データベースの整合性を保証するため、以下の運用に注意が必要です。
正系ノードのDBミラーリングサービスの開始後に、副系ノードのDBミラーリングサービスの開始をしないで、正系ノードのDBミラーリングサービスを停止した場合は、必ず停止前と同じノードで正系のDBミラーリングサービスの開始を実行してください。
ポイント
通常運用中は、DBミラーリングシステムが両ノードのデータベース二重化処理やデータベースの監視を行うため、利用者が実施する運用操作はありません。
利用者は定期的にDBミラーリングシステムのモニタリングを行う必要があります。
DBミラーリングサービスの開始により、Connection Managerによるアプリケーションサーバからデータベースサーバへの通信が可能な状態になります。
参照
DBミラーリングシステムの起動については“8.1 DBミラーリングシステムの起動”を参照してください。
縮退運用については“7.1.1 縮退運用”を参照してください。
ノード組込みについては“7.1.2 ノード組込みの運用”を参照してください。
ノードの計画切替えの運用については“7.1.3 ノードの計画切替えの運用”を参照してください。
DBミラーリングシステムの停止については“8.2 DBミラーリングシステムの停止”を参照してください。
モニタリングについては“第9章 モニタリング”を参照してください。
DBミラーリングシステムのノードの状態の変化については “付録L DBミラーリングシステムの状態遷移”を参照してください。