DBミラーリングシステムのノードの状態には、正系、副系、昇格正系、ノード未定、RDB停止の5つの状態があります。DBミラーリングシステムのノードの状態が、ある状態から別の状態に変化することを、状態遷移といいます。
DBミラーリングシステムのノードの状態遷移を以下に示します。
注)正系、昇格正系、副系、ノード未定の各状態からは、RDB停止状態に相互に状態遷移します。
上図では、それを省略して、主な状態遷移を説明しています。
正系:
データベースの正本として参照・更新業務に使用します。
昇格正系:
副系から正系に状態遷移後の状態です。機能は正系と同じです。
副系:
データベースの副本として参照業務に使用します。
ノード未定:
データベースを更新できない状態です。状態遷移中で、正系でもなく、副系でもない状態です。
RDB停止:
Symfoware/RDBが停止している状態です。
ノードの状態 | データベースの状態 | 参照 | 更新 |
---|---|---|---|
正系 | 接続可能 | ○ | ○ |
昇格正系 | 接続可能 | ○ | ○ |
副系 | 接続可能 | ○(注) | × |
ノード未定 | 接続可能 | ○ | × |
RDB停止 | 接続不可 | × | × |
注)Mirroring Controllerを利用している場合に実施できます。