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Symfoware Active DB GuardV12.6.0 運用ガイド
FUJITSU Software

5.13.2 全件複写による複写先システムのデータベースのリカバリ

複写先システムのデータベースを全件複写でリカバリする方法を説明します。
なお、複写先システムのデータベースをリカバリする方法は、DSI単位とロググループ単位があります。なお、ここでは、複写元システムのデータベースのリカバリに伴う複写先システムのデータベースのリカバリも併せて記述しています。

5.13.2.1 資源単位のリカバリ

複写先システムのデータベースをDSI単位でリカバリする方法を示します。

なお、RLPに蓄積しているリカバリ対象資源に対するRERUNログは、rdbbcrefコマンドによりログ破棄します。

資源単位のリカバリ操作の手順を以下に示します。

操作の手順

複写元システム

  1. 利用者業務を停止します。

  2. rdbbcswhコマンドを実行し、RLCファイルの強制交替を実施します。

    $ rdbbcswh -p RLP名
  3. rdbbcofflineコマンドを実行し、切り替えオフラインにします。

    $ rdbbcoffline -p RLP名 -m switch
  4. 全件複写により複写先システムのデータベースをリカバリします。

  5. rdbbconlineコマンドを実行し、RLPをオンラインにします。

  6. 利用者業務を再開します。

複写先システム

  1. メッセージにより、リカバリ対象資源を特定します。

  2. 定常運用のRERUNログの反映を停止します。

  3. Symfoware Serverのrdbinhコマンドを実行して対象のDSIを閉塞に設定してから、rdbbcrefコマンドを実行してその他の資源の反映処理を行うとともに、対象のDSIのログ破棄を実行します。

    $ rdbbcref -p RLP名 -a -f inh
  4. rdbbcofflineコマンドを実行し、切り替えオフラインにします。

    $ rdbbcoffline -p RLP名 -m switch
  5. 全件複写により複写先システムのデータベースをリカバリします。

  6. rdbbconlineコマンドを実行し、RLPをオンラインにします。

  7. rdbbcextコマンドおよびrdbbcrefコマンドを実行し、RERUNログの抽出と反映を再開します。

    $ rdbbcext -p RLP名
    $ rdbbcref -a -p RLP名

参照

5.13.2.2 ロググループ単位のリカバリ

複写先システムのデータベースをロググループ単位でリカバリする場合には、RLPに蓄積しているすべてのRERUNログを破棄する必要があります。そのため、以下のいずれかを実施して、RLPを復旧します。

参照