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Symfoware Active DB GuardV12.6.0 運用ガイド
FUJITSU Software

5.21 ログ破棄

ログ破棄について説明します。

ログ破棄とは、RERUNログ抽出ファイルに格納された一部のRERUNログの反映処理でエラーが発生した場合に、RERUNログの反映処理を継続することで、RERUNログ抽出ファイルを反映完了状態にする機能です。ログ破棄は、反映処理がいったん異常終了した後のリカバリ処理でRLPが切り替えオフライン状態でないと実施できない処理(全件複写など)を利用する場合に、エラーになるRERUNログを破棄します。ログ破棄により、RERUNログ抽出ファイルを反映済みの状態とすることで、切り替えオフラインを可能にし、その後、全件複写などを実行することができます。

rdbbcrefコマンドを実行してログ破棄を実施します。

以下の場合にログ破棄の対象になります。正常な状態になるとログ破棄対象外になります。

注1) Symfoware Serverのメディアリカバリ機能で最新までリカバリできれば、ログ破棄を実施する必要はありません。

注2) 閉塞状態になっていない資源を破棄対象とするためには、Symfoware Serverのrdbinhコマンドで閉塞に設定します。

注3) インデックスのDSIをログ破棄対象とするためには、インデックスの属する表のDSIをSymfoware Serverのrdbinhコマンドで閉塞に設定します。

ポイント

  • バックアップセンタ運用でログ破棄を実施した場合は、対象資源に関して全件複写を行う必要があります。全件複写の詳細については“4.4.6 全件複写によるデータの移行”を参照してください。

  • インデックスのDSIを指定したSymfoware ServerのrdbfmtコマンドのRERUNログについては、インデックスのDSIが閉塞となっている場合にも破棄されます。

参照

Symfoware Serverのrdbinhコマンドおよびrdbfmtコマンドについては“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。