複写先システムでBC管理DBに異常が発生した場合の対処方法について説明します。
複写先システムでは、以下のActive DB Guardのコマンドを実行中に、BC管理DBのRLP管理オブジェクトに異常を検出する場合があります。閉塞した資源のアーカイブログを適用して障害発生の直前までリカバリします。
rdbbconlineコマンド
rdbbcextコマンド
rdbbcrefコマンド
rdbbcmapコマンド
rdbbcinitコマンド
この場合は以下のメッセージを出力します。
rdb: ERROR: qdg20026u:BC管理DBが閉塞されています RLP名='RLP名' RLP管理オブジェクト'BC管理DB名.DSI名'
メッセージに設定されているRLP管理オブジェクトのDSI名から対象の資源を特定し、リカバリを行います。
rdb: ERROR: qdg20030u:BC管理DBのRLP管理オブジェクト'BC管理DB名.DSI名'がアクセス禁止状態です
rdb: ERROR: qdg12067u:デバイス'BC管理DBスペース名'で入出力障害が発生しました open errno=2
注意
Symfoware Serverの起動時にBC管理DBのRLP管理オブジェクトに異常を検出した場合、Symfoware Serverのrdbstartコマンドは異常終了にならず、RLP閉塞・終了オフラインになります。
ポイント
データベースの再起動時とオンライン時に異常が発生した場合は、RLPの復旧(RLP環境の初期化、またはRLPの再作成)を実施します。
rdbbcextコマンド実行時に異常が発生した場合は、BC管理DBをリカバリした後にrdbbcextコマンドを再実行してください。
rdbbcrefコマンド実行時に異常が発生した場合は、BC管理DBをリカバリした後にrdbbcrefコマンドを再実行してください。
rdbbcinitコマンドでBC管理DBの異常が発生した場合、rdbbcinitコマンドが異常終了します。
参照
BC管理DBの異常時のリカバリの詳細については“Active DB Guard 設計・セットアップガイド”の“BC管理DBの運用”を参照してください。
RLP環境の初期化については“5.19 RLP環境の初期化によるRLPの復旧”を参照してください。
RLPの再作成については“5.20 RLPの再作成”を参照してください。
rdbbcinitコマンドでBC管理DBの異常が発生した場合のリカバリ手順については“5.7.3 RLP環境初期化時のBC管理DBのメディア障害”を参照してください。
Symfoware Serverのrdbstartコマンドについては“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。