Charset Converterが提供するコマンドの出力メッセージについて、説明します。
メッセージは以下の形式で出力されます。
[mm/dd/yyyy_hh:mm:ss] FSP_INTS-CM_CONVERTER: エラー種別: 復帰コード: メッセージ本文
エラー種別、メッセージID、メッセージ本文に埋め込まれる情報と、その意味、対処については、“表3.6 コマンドの復帰コードと出力メッセージ”を参照してください。
付加情報がある場合はコロン記号(:)で区切られ、メッセージ本文に追加されます。分類がWARNINGの項目については、復帰コードは識別コードとして利用します。
表にないメッセージが出力された場合、以下の情報を採取して弊社技術員に連絡してください。
コマンドライン文字列
出力されたメッセージ文字列
Converter設定ファイル
コード変換ポリシー格納域の内容
コード変換ポリシー生成コマンドの場合、コード変換ポリシー定義ファイル
コード変換ポリシー配付コマンドの場合、資源管理サーバと部門サーバのConverter配付ログファイル
復帰 コード | エラー種別 | メッセージ内容 | |
---|---|---|---|
0 | INFO | 本文 | Normally terminated. |
意味 | 正常終了しました。 | ||
対処 | - | ||
1 | ERROR | 本文 | The setting of PolicyPath is not correct |
意味 | コード変換ポリシー格納域が正しくありません。 | ||
対処 | Converter設定ファイルにコード変換ポリシー格納域の定義を行なってから再度実行してください。 | ||
2 | ERROR | 本文 | Incorrect parameters specified. |
意味 | 起動パラメタが誤っています。 | ||
対処 | 正しいパラメタを指定して、再度起動してください。 | ||
3 | ERROR | 本文 | Policy definition file is not found. |
意味 | 指定したコード変換ポリシー定義ファイルが存在しません。 | ||
対処 | 正しいファイルを指定してください。 | ||
4 | ERROR | 本文 | This tool is already running. |
意味 | 本コマンドは既に動作中です。 | ||
対処 | 先に動作している本コマンドの終了後に、再度起動してください。 | ||
5 | ERROR | 本文 | The policy file already exists. |
意味 | コード変換ポリシー格納域に既にポリシーが存在しています。 | ||
対処 | 異なる文字コード変換IDでコード変換ポリシー定義ファイルを作成するか、-repオプションをつけて起動してください。 | ||
6 | ERROR | 本文 | Check access rights of output directory. |
意味 | コード変換ポリシー格納域に必要なアクセス権が不足しています。 | ||
対処 | コード変換ポリシー格納域のアクセス権を見直してください。 | ||
7 | ERROR | 本文 | Cannot write to output directory |
意味 | 出力先ディレクトリの書き込みに失敗しました。 | ||
対処 | 出力先ディレクトリの状態を確認して、対処してください。 | ||
8 | ERROR | 本文 | Converter setting file is not found. |
意味 | Converter設定ファイルが見つかりません。 | ||
対処 | Converter設定ファイルを作成してください。Converter設定ファイルについては、“2.1 システム構築前の準備”の“Converter設定ファイル”を参照してください。 | ||
9 | ERROR | 本文 | Converter setting file is corrupted. |
意味 | Converter設定ファイルが正しくありません。 | ||
対処 | Converter設定ファイルの内容を確認してください。Converter設定ファイルについては、“2.1 システム構築前の準備”の“Converter設定ファイル”を参照してください。 | ||
10 | ERROR | 本文 | The format of conversion policy definition file is illegal. |
意味 | コード変換ポリシー定義ファイルの記述に誤りがあります。 | ||
対処 | コード変換ポリシー定義ファイルの記述を見直してください。 | ||
11 | ERROR | 本文 | User table file is not found. |
意味 | ユーザ対応定義ファイルが見つかりません。 | ||
対処 | ユーザ対応定義ファイルが存在するかどうか確認してください。ユーザ対応定義ファイルについては、“3.1.2 コード変換ポリシー定義ファイル”のUserTableFileキーの説明を参照してください。 | ||
12 | ERROR | 本文 | User table file is inaccessible. |
意味 | ユーザ対応定義ファイルの読込みに失敗しました。 | ||
対処 | ユーザ対応定義ファイルのアクセス権および状態を確認してください。 | ||
13 | ERROR | 本文 | The format of user table file is illegal. |
意味 | ユーザ対応定義ファイルの書式が正しくありません。 | ||
対処 | ユーザ対応定義ファイルの内容を確認してください。ユーザ対応定義ファイルの書式については、“3.1.2 コード変換ポリシー定義ファイル”の“対応定義ファイル形式”を参照してください。 | ||
14 | ERROR | 本文 | Requested conversion not supported. |
意味 | 指定された変換はサポートされていません。 | ||
対処 | 変換元、変換先のConverterキーワードが正しく設定されていることを確認してください。 | ||
15 | ERROR | 本文 | Policy data corrupted. |
意味 | コード変換ポリシーが破損しています。 | ||
対処 | コード変換格納域にある対象の文字コード変換IDのディレクトリを削除してから、再度作り直してください。 | ||
16 | ERROR | 本文 | The destination server is not found. |
意味 | 配付先サーバが見つかりません。 | ||
対処 | コマンドパラメタまたはConverter設定ファイルで指定した、配付先サーバ名の記述を確認してください。Converter設定ファイルについては、“2.1 システム構築前の準備”の“Converter設定ファイル”を参照してください。 また、資源管理サーバおよび部門サーバで、配付環境の設定が正しく行われているか、確認してください。配付環境の設定については、“2.2.4 コード変換ポリシーの配置”の“コード変換ポリシー配付コマンドで配付する方法”を参照してください。 | ||
17 | ERROR | 本文 | The name of the policy set specified is not found. |
意味 | 指定されたポリシーセット名が見つかりません。 | ||
対処 | Converter設定ファイルのポリシーセット名の記述、または、コマンドパラメタに指定したポリシーセット名を確認してください。Converter設定ファイルについては、“2.1 システム構築前の準備”の“Converter設定ファイル”を参照してください。 | ||
18 | ERROR | 本文 | The conversion ID specified is not found. |
意味 | 指定された文字コード変換IDが見つかりません。 | ||
対処 | コマンドパラメタに指定した文字コード変換IDを確認してください。 | ||
19 | ERROR | 本文 | The platform of the destination is not correct. |
意味 | 配付先サーバプラットフォームの指定が正しくありません。 | ||
対処 | コマンドパラメタまたはConverter設定ファイルで指定した、配付先サーバプラットフォームの記述を確認してください。Converter設定ファイルについては、“2.1 システム構築前の準備”の“Converter設定ファイル”を参照してください。 | ||
20 | ERROR | 本文 | Internal error occurred. |
意味 | 内部情報が壊れています。 | ||
対処 | Charset Managerをインストールしなおしてください。 | ||
21 | ERROR | 本文 | File transfer environment is not ready. |
意味 | 配付環境が正しく設定されていない可能性があります。 | ||
対処 | 資源管理サーバおよび部門サーバで、配付環境の設定が正しく行われているか、確認してください。配付環境の設定については、“2.2.4 コード変換ポリシーの配置”の“コード変換ポリシー配付コマンドで配付する方法”を参照してください。 それでも解決しない場合、Charset Managerの内部情報が壊れている可能性があります。Charset Managerをインストールしなおしてください。 | ||
22 | ERROR | 本文 | Failed to write to a temporary file. |
意味 | 一時ファイルへの書込みに失敗しました。 | ||
対処 | Charset Managerのインストールディレクトリのアクセス権を確認してください。 | ||
23 | ERROR | 本文 | The format of the policy directory is illegal. |
意味 | コード変換ポリシー格納域の形式に誤りがあります。 | ||
対処 | コード変換ポリシー格納域の構造が正しいか確認してください。コード変換ポリシー格納域の構造については、“図2.5 コード変換ポリシー格納域の構成(資源管理サーバ)”を参照してください。 | ||
128 | ERROR | 本文 | Required parameter is not specified. |
意味 | 必要なパラメタが指定されていません。 | ||
対処 | 正しいパラメタを指定してください。 | ||
10001 | WARNING | 本文 | Valid codes are less than 1000. Make sure the conversion policy definition file is correct. |
意味 | 有効なコードポイントが1000文字未満になっています。 | ||
対処 | コード変換ポリシー定義ファイルの記述を確認してください。 | ||
10002 | WARNING | 本文 | Convertible codes are less than 1000. Make sure the conversion policy definition file is correct. |
意味 | 変換可能な文字が1000文字未満になっています。 | ||
対処 | コード変換ポリシー定義ファイルの記述を確認してください。 | ||
10003 | WARNING | 本文 | Source codepoint of table definition is invalid. Following definitions are ignored. |
意味 | 変換元コードポイントが無効文字のため、以下の対応定義が無視されました。 | ||
対処 | 以下のいずれかの対処を行ってください。
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10004 | WARNING | 本文 | Destination codepoint of table definition is invalid. Following definitions are ignored. |
意味 | 変換先コードポイントが無効文字のため、以下の対応定義が無視されました。 | ||
対処 | 以下のいずれかの対処を行ってください。
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