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Interstage Charset ManagerStandard Edition V9 システム構築ガイド コンバータ編
FUJITSU Software

3.4 出力メッセージ

Charset Converterが提供するコマンドの出力メッセージについて、説明します。

メッセージは以下の形式で出力されます。

[mm/dd/yyyy_hh:mm:ss] FSP_INTS-CM_CONVERTER: エラー種別: 復帰コード: メッセージ本文

エラー種別、メッセージID、メッセージ本文に埋め込まれる情報と、その意味、対処については、“表3.6 コマンドの復帰コードと出力メッセージ”を参照してください。

付加情報がある場合はコロン記号(:)で区切られ、メッセージ本文に追加されます。分類がWARNINGの項目については、復帰コードは識別コードとして利用します。

表にないメッセージが出力された場合、以下の情報を採取して弊社技術員に連絡してください。

表3.6 コマンドの復帰コードと出力メッセージ

復帰

コード

エラー種別

メッセージ内容

0

INFO

本文

Normally terminated.

意味

正常終了しました。

対処

1

ERROR

本文

The setting of PolicyPath is not correct

意味

コード変換ポリシー格納域が正しくありません。

対処

Converter設定ファイルにコード変換ポリシー格納域の定義を行なってから再度実行してください。

2

ERROR

本文

Incorrect parameters specified.

意味

起動パラメタが誤っています。

対処

正しいパラメタを指定して、再度起動してください。

3

ERROR

本文

Policy definition file is not found.

意味

指定したコード変換ポリシー定義ファイルが存在しません。

対処

正しいファイルを指定してください。

4

ERROR

本文

This tool is already running.

意味

本コマンドは既に動作中です。

対処

先に動作している本コマンドの終了後に、再度起動してください。

5

ERROR

本文

The policy file already exists.

意味

コード変換ポリシー格納域に既にポリシーが存在しています。

対処

異なる文字コード変換IDでコード変換ポリシー定義ファイルを作成するか、-repオプションをつけて起動してください。

6

ERROR

本文

Check access rights of output directory.

意味

コード変換ポリシー格納域に必要なアクセス権が不足しています。

対処

コード変換ポリシー格納域のアクセス権を見直してください。

7

ERROR

本文

Cannot write to output directory

意味

出力先ディレクトリの書き込みに失敗しました。

対処

出力先ディレクトリの状態を確認して、対処してください。

8

ERROR

本文

Converter setting file is not found.

意味

Converter設定ファイルが見つかりません。

対処

Converter設定ファイルを作成してください。Converter設定ファイルについては、“2.1 システム構築前の準備”の“Converter設定ファイル”を参照してください。

9

ERROR

本文

Converter setting file is corrupted.

意味

Converter設定ファイルが正しくありません。

対処

Converter設定ファイルの内容を確認してください。Converter設定ファイルについては、“2.1 システム構築前の準備”の“Converter設定ファイル”を参照してください。

10

ERROR

本文

The format of conversion policy definition file is illegal.

意味

コード変換ポリシー定義ファイルの記述に誤りがあります。

対処

コード変換ポリシー定義ファイルの記述を見直してください。

11

ERROR

本文

User table file is not found.

意味

ユーザ対応定義ファイルが見つかりません。

対処

ユーザ対応定義ファイルが存在するかどうか確認してください。ユーザ対応定義ファイルについては、“3.1.2 コード変換ポリシー定義ファイル”のUserTableFileキーの説明を参照してください。

12

ERROR

本文

User table file is inaccessible.

意味

ユーザ対応定義ファイルの読込みに失敗しました。

対処

ユーザ対応定義ファイルのアクセス権および状態を確認してください。

13

ERROR

本文

The format of user table file is illegal.

意味

ユーザ対応定義ファイルの書式が正しくありません。

対処

ユーザ対応定義ファイルの内容を確認してください。ユーザ対応定義ファイルの書式については、“3.1.2 コード変換ポリシー定義ファイル”の“対応定義ファイル形式”を参照してください。

14

ERROR

本文

Requested conversion not supported.

意味

指定された変換はサポートされていません。

対処

変換元、変換先のConverterキーワードが正しく設定されていることを確認してください。

15

ERROR

本文

Policy data corrupted.

意味

コード変換ポリシーが破損しています。

対処

コード変換格納域にある対象の文字コード変換IDのディレクトリを削除してから、再度作り直してください。

16

ERROR

本文

The destination server is not found.

意味

配付先サーバが見つかりません。

対処

コマンドパラメタまたはConverter設定ファイルで指定した、配付先サーバ名の記述を確認してください。Converter設定ファイルについては、“2.1 システム構築前の準備”の“Converter設定ファイル”を参照してください。

また、資源管理サーバおよび部門サーバで、配付環境の設定が正しく行われているか、確認してください。配付環境の設定については、“2.2.4 コード変換ポリシーの配置”の“コード変換ポリシー配付コマンドで配付する方法”を参照してください。

17

ERROR

本文

The name of the policy set specified is not found.

意味

指定されたポリシーセット名が見つかりません。

対処

Converter設定ファイルのポリシーセット名の記述、または、コマンドパラメタに指定したポリシーセット名を確認してください。Converter設定ファイルについては、“2.1 システム構築前の準備”の“Converter設定ファイル”を参照してください。

18

ERROR

本文

The conversion ID specified is not found.

意味

指定された文字コード変換IDが見つかりません。

対処

コマンドパラメタに指定した文字コード変換IDを確認してください。

19

ERROR

本文

The platform of the destination is not correct.

意味

配付先サーバプラットフォームの指定が正しくありません。

対処

コマンドパラメタまたはConverter設定ファイルで指定した、配付先サーバプラットフォームの記述を確認してください。Converter設定ファイルについては、“2.1 システム構築前の準備”の“Converter設定ファイル”を参照してください。

20

ERROR

本文

Internal error occurred.

意味

内部情報が壊れています。

対処

Charset Managerをインストールしなおしてください。

21

ERROR

本文

File transfer environment is not ready.

意味

配付環境が正しく設定されていない可能性があります。

対処

資源管理サーバおよび部門サーバで、配付環境の設定が正しく行われているか、確認してください。配付環境の設定については、“2.2.4 コード変換ポリシーの配置”の“コード変換ポリシー配付コマンドで配付する方法”を参照してください。

それでも解決しない場合、Charset Managerの内部情報が壊れている可能性があります。Charset Managerをインストールしなおしてください。

22

ERROR

本文

Failed to write to a temporary file.

意味

一時ファイルへの書込みに失敗しました。

対処

Charset Managerのインストールディレクトリのアクセス権を確認してください。

23

ERROR

本文

The format of the policy directory is illegal.

意味

コード変換ポリシー格納域の形式に誤りがあります。

対処

コード変換ポリシー格納域の構造が正しいか確認してください。コード変換ポリシー格納域の構造については、“図2.5 コード変換ポリシー格納域の構成(資源管理サーバ)”を参照してください。

128

ERROR

本文

Required parameter is not specified.

意味

必要なパラメタが指定されていません。

対処

正しいパラメタを指定してください。

10001

WARNING

本文

Valid codes are less than 1000. Make sure the conversion policy definition file is correct.

意味

有効なコードポイントが1000文字未満になっています。

対処

コード変換ポリシー定義ファイルの記述を確認してください。

10002

WARNING

本文

Convertible codes are less than 1000. Make sure the conversion policy definition file is correct.

意味

変換可能な文字が1000文字未満になっています。

対処

コード変換ポリシー定義ファイルの記述を確認してください。

10003

WARNING

本文

Source codepoint of table definition is invalid. Following definitions are ignored.

意味

変換元コードポイントが無効文字のため、以下の対応定義が無視されました。
本メッセージは、ユーザ対応定義ファイルに変換元文字セット範囲外の変換元コードポイントが指定された場合に出力されます。

対処

以下のいずれかの対処を行ってください。

  • ユーザ対応定義ファイルから、該当する指定を削除する。

  • 変換元のコード系種別がUnicodeの場合、該当するコードポイントを、コード変換ポリシー定義ファイルのSourceAdditionalBasecodeに指定する。

10004

WARNING

本文

Destination codepoint of table definition is invalid. Following definitions are ignored.

意味

変換先コードポイントが無効文字のため、以下の対応定義が無視されました。
本メッセージは、ユーザ対応定義ファイルに変換先文字セット範囲外の変換先コードポイントが指定された場合に出力されます。

対処

以下のいずれかの対処を行ってください。

  • ユーザ対応定義ファイルから、該当する指定を削除する。

  • 変換先のコード系種別がUnicodeの場合、該当するコードポイントを、コード変換ポリシー定義ファイルのDestinationAdditionalBasecodeに指定する。