コマンドの格納先
Charset Managerのインストールディレクトリ\converter
呼び出し形式
パラメタの説明
配付を行うポリシーセット名を指定します。Converter設定ファイルのPolicySetsに指定したポリシーセット名のいずれかを指定する必要があります。本パラメタは省略できません。ポリシーセット名は、英大文字、小文字が同一視されます。
本パラメタと同時に-svパラメタが指定されていない場合、Converter設定ファイルの "ポリシーセット名.Destinations" に指定された各サーバにコード変換ポリシーを配付します。-svパラメタが同時に指定された場合は、Converter設定ファイルに指定されたサーバに配付は行わず、-svパラメタに指定されたサーバに対して配付を行います。
コード変換ポリシーの配付先を指定します。配付先サーバ名として、部門サーバ名を指定してください。サーバ名として指定できる文字や、形式については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“6.2.1.2 配付情報の設定”の“サーバの設定”の説明箇所を参照してください。
本パラメタを省略した場合、Converter設定ファイルの"ポリシーセット名.Destinations"に指定された各サーバにコード変換ポリシーを配付します。省略時に"ポリシーセット名.Destinations"のキーが存在しない場合、エラーとなります。
-svパラメタで指定した部門サーバのプラットフォームを指定します。以下のうちのいずれかを指定してください。
Windows
Unix
-svパラメタ指定時は省略できません。
本パラメタが指定された場合、コード変換ポリシーの配付が完了した後で、配付先サーバのコード変換ポリシー格納域から配付対象のポリシーセットに含まれないコード変換ポリシーを削除します。
配付先サーバが資源管理サーバ自身である場合、本パラメタの指定は無効となります。
省略した場合、配付先サーバのコード変換ポリシー格納域に配付対象のポリシーセットに含まれないコード変換ポリシーがあっても削除しません。
復帰情報
正常に終了した場合、復帰値0でメッセージが標準出力に出力されます。配付結果については、Converter配付ログファイルを確認してください。
エラーが発生した場合、復帰値0以外でメッセージが標準エラー出力に出力されます。また、Converter配付ログファイルにログメッセージが出力される場合があります。
復帰コードと出力メッセージについては、“3.4 出力メッセージ”を参照してください。
Converter配付ログファイルについてはConverter配付ログファイルを参照してください。
Converter配付ログファイル
Converter配付ログファイルは、Converterの配付状況、配付結果についてのログメッセージを出力するファイルです。ログは、資源管理サーバと配付先の部門サーバに出力されます。
Charset Managerのインストールディレクトリ\converter\log\qdep.log
コード変換ポリシー配付コマンドを実行したときと、配付先部門サーバから応答を受信したときにログが出力されます。ログファイルは蓄積され、自動的に削除はされません。
出力形式は以下のとおりです。
[YYYY/MM/DD hh:mm:ss] 種別 コード メッセージ
ログの出力日時（YYYY=西暦、MM=月、DD=日、hh=時、mm=分、ss=秒）
INFO：正常実行の情報
ERROR：エラー情報
WARNING：警告情報
資源管理サーバ、部門サーバでそれぞれ“表3.4 ログのコードとメッセージ（資源管理サーバ）”、“表3.5 ログのコードとメッセージ（部門サーバ）”が出力されます。
コード | 種別 | ログ内容 | |
|---|---|---|---|
000000 | INFO | メッセージ | The conversion policy deploying command started. |
意味 | コード変換ポリシー配付コマンドが起動されました。 ※コマンドパラメタに問題があってコマンドが異常終了した場合、本メッセージは出力されません。 | ||
000099 | INFO | メッセージ | The conversion policy deploying command terminated. |
意味 | コード変換ポリシー配付コマンドが終了しました。 ※コード変換ポリシー配付コマンドは、各部門サーバへの配付処理を開始したあと終了するため、各部門サーバへの配付結果より先に本メッセージが出力される場合があります。 ※コマンドパラメタや実行環境に問題があってコマンドが異常終了した場合、本メッセージは出力されません。 | ||
000100 | INFO | メッセージ | The policy deploying process started : XXX |
意味 | サーバ XXX への配付を開始しました。 | ||
対処 | 本メッセージの出力後、当該サーバへの配付成功のメッセージが出力されない場合は、コード変換ポリシーの配付に失敗した可能性があります。コード 010001と同様の対処を行ってください。 Windows版の場合 Charset Managerの管理ディレクトリ\JPRES\AGE\hmgr\receipt UNIX版の場合 /etc/opt/FSUNadj/JPRES/AGE/hmgr/receipt | ||
000101 | ERROR | メッセージ | The policy deploying process can not started : XXX |
意味 | サーバ XXX への配付を開始できませんでした。 | ||
対処 | 資源管理サーバ側のCharset Converterインストール環境を確認してください。 | ||
010001 | ERROR | メッセージ | The policy deploying process failed : XXX |
意味 | サーバ XXX への配付に失敗しました。 | ||
対処 | 部門サーバ側のConverter配付ログファイルを確認してください。 また、コード変換ポリシー配付コマンドは、日本語資源管理のCharset Managerの資源配付機能と共通の運用監視ログを出力します。“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“J.1.3 運用監視ログ”を参照し、対処してください。 | ||
010099 | INFO | メッセージ | The policy deploying process successfully terminated : XXX |
意味 | サーバ XXX への配付が成功しました。 | ||
コード | 種別 | ログ内容 | |
|---|---|---|---|
020000 | INFO | メッセージ | The policy applying process started. |
意味 | コード変換ポリシーの適用処理を開始しました。 | ||
020001 | ERROR | メッセージ | The policy receiving process failed. |
意味 | コード変換ポリシーの受信に失敗しました。 | ||
対処 | コード変換ポリシー配付コマンドは、日本語資源管理のCharset Managerの資源配付機能と共通の運用監視ログを出力します。“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“J.1.3 運用監視ログ”を参照し、対処してください。 | ||
020002 | ERROR | メッセージ | The policy applying process failed. |
意味 | コード変換ポリシーの適用に失敗しました。 | ||
対処 | 部門サーバのコード変換ポリシー格納域に関する設定、およびコード変換ポリシー格納域のアクセス権等を確認し、再度資源管理サーバから配付を行ってください。 | ||
020099 | INFO | メッセージ | The policy applying process successfully terminated. |
意味 | コード変換ポリシーの適用に成功しました。 | ||
