資源配付機能の実行状況を出力するログです。
ログの出力先
ログの出力タイミングと保存形態
配付を実行したときにログが出力されます。また、エラー発生時にも出力されます。出力されたログは蓄積されていきます。
月が変わる時点で前月のログをhmgr_traceYYYYMM.log(YYYY:西暦年、MM:月)というファイル名にして保存していきます。
古い月のログファイルは、自動的に削除されません。
ログの形式
[YYYY/MM/DD hh:mm:ss] 種別 エラーコード エラーメッセージ
項目 | 内容 |
---|---|
YYYY/MM/DD hh:mm:ss | ログの出力日時(YYYY=西暦、MM=月、DD=日、hh=時、mm=分、ss=秒) |
種別 | INFO:正常実行の情報 ERROR:エラー情報 WARNING:警告情報 |
コード | XXYY00:開始 XXYY99:終了 |
メッセージ | メッセージは表J.3 配付トレースログのメッセージと表J.4 配付トレースログのメッセージ(部分配付範囲設定ファイルのエラーの場合)を参照してください。 表J.3 配付トレースログのメッセージと表J.4 配付トレースログのメッセージ(部分配付範囲設定ファイルのエラーの場合)にないメッセージについては、前後のメッセージを参照して対処してください。 |
項番 | ログ内容 | |
---|---|---|
1 | メッセージ | File DeliverStart. |
意味 | 資源配付を開始します。 | |
2 | メッセージ | Memory Allocate Error. |
意味 | 領域取得エラーが起きました。 | |
対処方法 | メモリが不足しています。後ほど処理してもよいアプリケーションを終了させてから、再度実行してください。 | |
3 | メッセージ | Multiple Start Error. |
意味 | 日本語資源管理が二重起動されました。 | |
対処方法 | 起動中の日本語資源管理を終了してから、コマンドを実行してください。 | |
4 | メッセージ | Character Data Get Error.---return code:[外字取出しコマンド復帰値] |
意味 | 外字資源取出しエラーが起きました。 | |
対処方法 | “E.5.2 復帰コード”を参照してください。 | |
5 | メッセージ | WCVT_Environment Error. |
意味 | 辞書資源環境設定エラーが起きました。 | |
対処方法 | “J.2 辞書機能が出力するログ”を参照してください。 | |
6 | メッセージ | Dictionary Get Error.---return code:[運用辞書生成復帰値] [業務ディレクトリ名] |
意味 | 辞書資源作成関数でエラーが起きました。 | |
対処方法 | “J.2 辞書機能が出力するログ”を参照してください。 | |
7 | メッセージ | Charset Manager Transfer Service UnregisterJob Error.結果コード,種別コード,詳細コード |
意味 | 配付機能のジョブ解除に失敗しました。 | |
対処方法 | “J.1.3 運用監視ログ”のエラーログを参照してください。 | |
8 | メッセージ | Charset Manager Transfer Service Error.[結果コード],[種別コード],[詳細コード] |
意味 | 資源配付登録に失敗しました。 | |
対処方法 | “J.1.3 運用監視ログ”のエラーログを参照してください。 | |
9 | メッセージ | UploadToDRMS2 Error.return code:[復帰コード] |
意味 | Centric Manager転送登録処理に失敗しました。 | |
対処方法 | 復帰コードが32の場合、Centric Managerをインストールしてください。 それ以外の場合、管理ディレクトリ\MAN\log\centric内のログファイルの内容を参照してください。 | |
10 | メッセージ | Charset Manager Transfer Service not started or computer name was changed or not connectable with a network. |
意味 | 以下の原因が考えられます。 1. 資源管理サーバのサービスが起動していない。 2. コンピュータ名を変更した。 3. ネットワークに接続できない。 | |
対処方法 | 1の場合、サービスが起動しているかどうか調べ、起動していない場合にはサービスを開始してください。 2の場合、配付環境設定コマンドを実行してください。配付環境設定コマンドについては、“6.2.1.1 配付環境の設定”を参照してください。 3の場合、何らかの原因でネットワークに接続できない状態です。ネットワーク環境を確認してください。 | |
11 | メッセージ | Job is registered to schedule. |
意味 | 配付コマンドの配付資源の取出しを実行した場合に、すでに指定された業務とサーバグループが配付スケジュールに登録されているため、取出しができません。 | |
対処方法 | スケジュール時刻がすぎるまで待ってから取出しをするか、配付のキャンセルをしてから取出しをしてください。 | |
12 | メッセージ | DeliverRange Error |
意味 | 部分配付範囲設定ファイルの内容に誤りがあります。 | |
対処方法 | 以降に部分配付範囲設定ファイルのエラーログメッセージが出力されます。“表J.4 配付トレースログのメッセージ(部分配付範囲設定ファイルのエラーの場合)”を参照して、対処してください。 | |
13 | メッセージ | File Not Found. |
意味 | 部分配付範囲指定ファイルが存在しません。または、部分配付範囲指定ファイルの読込みに失敗しました。 | |
対処方法 | 部分配付範囲指定ファイルが存在するかどうか、および、アクセス権が適当かどうかを確認してください。 | |
14 | メッセージ | Iconv Error. |
意味 | 文字コードの変換に失敗しました。ログが文字化けする可能性があります。 | |
対処方法 | 部門サーバがUnix系の場合、環境変数LANGの設定が正しく行われていない可能性があります。“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”の“2.1.1.1.2 Solarisの場合の手順”または“2.1.1.1.3 Linuxの場合の手順”を参照してください。それでも解決しない場合は、OSの再起動を行なって再度配付処理を行なってください。 | |
15 | メッセージ | IME Kind Error.---[IME種別] |
意味 | 未サポートのIME種別が指定されています。 | |
対処方法 | 旧バージョンから移行した環境では、クライアントグループの設定のIME種別に本バージョンで未サポートのIME種別が設定されたままの状態になっている場合があります。IME種別を変更してください。 | |
16 | メッセージ | Directory Make Error.---[パス名] |
意味 | ディレクトリの作成に失敗しました。 | |
対処方法 | パスに示されているディレクトリの状態を確認してください。 | |
17 | メッセージ | Directory Copy Error.---[コピー元パス名]to[コピー先パス名] |
意味 | ディレクトリのコピーに失敗しました。 | |
対処方法 | コピー元パス、コピー先パスに示されているディレクトリの状態を確認してください。 | |
18 | メッセージ | Directory Search Error.---[パス名] |
意味 | ディレクトリ検索に失敗しました。 | |
対処方法 | パスに示されているディレクトリの状態を確認してください。 | |
19 | メッセージ | File Open Error.---[パス名] |
意味 | ファイルオープンに失敗しました。 | |
対処方法 | パスに示されているファイルの状態を確認してください。 | |
20 | メッセージ | File Read Error.---[パス名] |
意味 | ファイルの読込みに失敗しました。 | |
対処方法 | パスに示されているファイルの状態を確認してください。 | |
21 | メッセージ | File Write Error.---[パス名] |
意味 | ファイル書出しに失敗しました。 | |
対処方法 | パスに示されているファイルの状態を確認してください。 | |
22 | メッセージ | File Copy Error.---[コピー元パス名]to[コピー先パス名] |
意味 | ファイルのコピーに失敗しました。 | |
対処方法 | コピー元パス、コピー先パスに示されているディレクトリの状態を確認してください。 | |
23 | メッセージ | File Seek Error.---[パス名] |
意味 | ファイルシークに失敗しました。 | |
対処方法 | パスに示されているファイルの状態を確認してください。 | |
24 | メッセージ | Registry Open Error.---[レジストリ] |
意味 | レジストリのオープンに失敗しました。 | |
対処方法 | OSを再起動して、再度配付処理を行なってください。何度も起きる場合は、Charset Managerを再インストールして、再度環境を構築しなおしてください。 | |
25 | メッセージ | Registry Read Error.--- [レジストリ] |
意味 | レジストリの読込みに失敗しました。 | |
対処方法 | OSを再起動して、再度配付処理を行なってください。何度も起きる場合は、Charset Managerを再インストールして、再度環境を構築しなおしてください。 | |
26 | メッセージ | Registry Write Error.--- [レジストリ] |
意味 | レジストリの書込みに失敗しました。 | |
対処方法 | OSを再起動して、再度配付処理を行なってください。何度も起きる場合は、Charset Managerを再インストールして、再度環境を構築しなおしてください。 | |
27 | メッセージ | Registry Close Error.--- [レジストリ] |
意味 | レジストリの書込みに失敗しました。 | |
対処方法 | OSを再起動して、再度配付処理を行なってください。何度も起きる場合は、Charset Managerを再インストールして、再度環境を構築しなおしてください。 | |
28 | メッセージ | Exclusion Time Out Error. |
意味 | 排他待ちタイムアウトエラーです。 | |
対処方法 | しばらく待ってから再度配付処理を行なってください。何度も起きる場合は、OSを再起動してから処理を行なってください。 | |
29 | メッセージ | Library Load Error.---[ライブラリパス名] |
意味 | ライブラリのロードに失敗しました。 | |
対処方法 | Charset Managerを再インストールして、再度環境を構築しなおしてください。 | |
30 | メッセージ | System Error.(エラー内容) |
意味 | 内部処理で予期せぬエラーが起きました。 | |
対処方法 | 資源配付機能が出力するログすべてを採取し、弊社技術員にご連絡ください。 |
注意
表にないメッセージについては、前後のメッセージを参照して対処してください。
項番 | ログ内容 | |
---|---|---|
1 | メッセージ | Section Repeated. "重複セクション名” |
意味 | セクション名が重複しています。 | |
対処方法 | 重複している不要なセクション名を削除してください。 | |
2 | メッセージ | Invalid Section. "不正なセクション名” |
意味 | 不正なセクション名があります。 | |
対処方法 | 不正なセクション名を削除するか、正しいセクション名に修正してください。 | |
3 | メッセージ | ["セクション名"] Section Not Found. |
意味 | 必須のセクションがありません。 | |
対処方法 | セクションを記述してください。 | |
4 | メッセージ | [SETTINGS] Key Repeated. "重複キー名” |
意味 | [SETTINGS]セクションでキー名が重複しています。 | |
対処方法 | 重複している不要なキー名を削除してください。 | |
5 | メッセージ | [SETTINGS] Invalid Key.”無効なキー名” |
意味 | [SETTINGS]セクションに無効なキーがあります | |
対処方法 | 無効なキー名を削除するか、正しいキー名に修正してください。 | |
6 | メッセージ | [DELIVERRANGES] Key Repeated. "重複キー名” |
意味 | [DELIVERRANGES]セクションでキーの重複があります。 | |
対処方法 | 重複している不要なキー名を削除してください。 | |
7 | メッセージ | [DELIVERRANGES] Invalid Key. "無効なキー名” |
意味 | [DELIVERRANGES]セクションに無効なキーがある | |
対処方法 | 無効なキー名を削除するか、正しいキー名に修正してください。 | |
8 | メッセージ | [DELIVERRANGES] Key Not Exist. |
意味 | [DELIVERRANGES]セクションに有効なキーがありません。 | |
対処方法 | [DELIVERRANGES]セクションには一つ以上のキーが必要です。キーを記述してください。 | |
9 | メッセージ | [SETTINGS] Version Key Not Exist. |
意味 | [SETTINGS]セクションに[Version]キーがありません。 | |
対処方法 | [Version]キーは必須です。[Version]キーを記述してください。 | |
10 | メッセージ | Invalid Version. |
意味 | [Version]キーの値が不正です。 | |
対処方法 | [Version]キーの値を正しく設定してください。 | |
11 | メッセージ | Invalid Value. "不正な行” |
意味 | [FONT.xxxx]キーの値、または、[DIC.KANJI]キーの値、または[DIC.TANGO]キーの値が不正です。 | |
対処方法 | キーの値を正しく設定してください。 | |
12 | メッセージ | Invalid Code. "不正なコード” |
意味 | コードが不正です。 | |
対処方法 | 正しいコードを設定してください。 | |
13 | メッセージ | Invalid Date. "不正な日付” |
意味 | 日付が不正です。 | |
対処方法 | 正しい日付を設定してください。 | |
14 | メッセージ | Invalid FontSystem. "フォントシステム名" |
意味 | 部分配付範囲指定ができないフォントシステムです。 | |
対処方法 | 指定されたフォントシステムの指定を削除してください。 | |
15 | メッセージ | System Error(エラー詳細番号). |
意味 | 内部エラーです。 | |
対処方法 | エラー詳細番号を弊社技術員に連絡してください。 |
注意
表にないメッセージについては、前後のメッセージを参照して対処してください。