日本語資源管理の辞書機能(運用辞書生成、漢字辞書一覧、単語辞書一覧)で出力されるログです。業務ごとに出力されます
ログの出力先
管理ディレクトリ\業務ディレクトリ\log
業務ディレクトリは、配付トレースログの“表J.3 配付トレースログのメッセージ”の項番6で出力されます。
ログファイル名 | ログの内容 |
---|---|
運用辞書生成の実行ログ | |
運用辞書生成(Web入力)の運用文字コード辞書のエラーログ | |
運用辞書生成(Web入力)の運用単語辞書のエラーログ | |
運用辞書生成(Web入力)の運用漢字辞書のエラーログ | |
運用辞書生成(Web入力)の運用基盤フォント属性辞書のエラーログ | |
運用辞書生成(Web入力)の運用基本住所辞書のエラーログ | |
運用辞書生成(Web入力)の運用部品検索辞書のエラーログ | |
運用辞書生成(Web入力)の運用KUIN住所辞書のエラーログ | |
wcvtbuhin.log | 運用辞書生成(Web入力)の運用KUIN氏名辞書のエラーログ |
漢字辞書一覧の編集ログ。(YYYYは西暦年) 辞書の編集操作ログであり、下記のエラーログが出力された際に、弊社技術員が参照します。 | |
単語辞書一覧の編集ログ。(YYYYは西暦年) 辞書の編集操作ログであり、下記のエラーログが出力された際に、弊社技術員が参照します。 |
ログの出力タイミングと保存形態
配付のタイミングで出力され、蓄積されます。
年が変わる時点で前年のログをwcvtYYYY.log(YYYYは年)というファイル名にして保存していきます。古い年のログファイルは、自動的に削除されません。
エラー発生時に出力され、出力時に上書きします。
漢字辞書一覧を起動したタイミングで出力され、蓄積されます。
1年ごとに新しいファイルにログを出力します。古い年のファイルは削除されません。
単語辞書一覧を起動したタイミングで出力され、蓄積されます。
1年ごとに新しいファイルにログを出力します。古い年のファイルは削除されません。
ログの形式
YYYY/MM/DD hh:mm:ss メッセージ
項目 | 内容 |
---|---|
YYYY/MM/DD hh:mm:ss | ログの出力日時(YYYY=西暦、MM=月、DD=日、hh=時、mm=分、ss=秒) |
メッセージ | メッセージは表J.17~20を参照 |
項番 | ログ内容 | |
---|---|---|
1 | メッセージ | INFOWCVT000:Start CreatDic |
意味 | 運用辞書生成の開始 | |
2 | メッセージ | INFOWCVT001:End CreatDic |
意味 | 運用辞書生成の終了 | |
3 | メッセージ | WARNINGWCVT002:End CreatDic |
意味 | 運用辞書生成で続行可能なエラーが発生しました。運用辞書の生成は行われ、配付は続行されました。 | |
4 | メッセージ | ERRORWCVT010:End CreatDic:xxxxxxxx:yyyyyyyy |
意味 | 運用辞書生成で続行不可能なエラー発生 xxxxxxxx = 終了コード yyyyyyyy = 詳細コード | |
対処方法 | このログに先立って、エラーログ「ERROR WCVT900」または「ERROR WCVT901」が出力されている場合には、「ERROR WCVT900」または「ERROR WCVT901」を参照してください。 また、「終了コード=0x80000003」で「詳細コード=0x80000001または0x80000002」の場合は、KUIN検索ライブラリが正しく認識されていません。この場合には、“5.4 辞書の環境設定”の“5.4.5 テンプレートの書式”を参照して、環境定義ファイルを編集してください。 「終了コード=0x8000000E」で「詳細コード=0x80000001」の場合は、業務の漢字辞書または単語辞書が正しくありません。正しくバージョンアップされていない場合などに発生します。この場合は、弊社技術員にご連絡ください。 上記以外の場合は、メモリ資源不足やシステム異常などに該当しますので弊社技術員にご連絡ください。 | |
5 | メッセージ | ERRORWCVT011:Cancel CreatDic |
意味 | 利用者の操作により運用辞書生成を中止しました。 | |
6 | メッセージ | INFOWCVT100:Start WebIME |
意味 | Web入力辞書生成の開始 | |
7 | メッセージ | INFOWCVT101:End WebIME |
意味 | Web入力辞書生成の終了 | |
8 | メッセージ | WARNINGWCVT102:End WebIME |
意味 | Web入力辞書生成で続行可能なエラーが発生しました。運用辞書の生成は行われ、配付は続行されました。 | |
9 | メッセージ | ERRORWCVT110:End WebIME::xxxxxxxx |
意味 | Web入力辞書生成で続行不可能なエラー発生 xxxxxxxx = 内部処理コード | |
対処方法 | このログに先立って、エラーログ「ERROR WCVT900」が出力されている場合は、「ERROR WCVT900」を参照してください。 それ以外の場合は、メモリ資源不足やシステム異常などに該当しますので弊社技術員にご連絡ください。 | |
10 | メッセージ | ERRORWCVT111:Cancel WebIME |
意味 | 利用者の操作によりWeb入力辞書生成を中止しました。 | |
11 | メッセージ | INFOWCVT200:Start CharsetIME |
意味 | 入力アシスト辞書生成の開始 | |
12 | メッセージ | INFOWCVT201:End CharsetIME |
意味 | 入力アシスト辞書生成の終了 | |
13 | メッセージ | WARNINGWCVT202:End CharsetIME |
意味 | 入力アシスト辞書生成で続行可能なエラーが発生しました。運用辞書の生成は行われ、配付は続行されました。 | |
14 | メッセージ | ERRORWCVT210:End CharsetIME:辞書種別:xxxxxxxx |
意味 | 入力アシスト辞書生成で続行不可能なエラー発生 辞書種別= KANJI, TANGO, BUHIN xxxxxxxx = 内部処理コード | |
対処方法 | このログに先立って、エラーログ「ERROR WCVT901」が出力されている場合は、「ERROR WCVT901」を参照してください。 それ以外の場合は、メモリ資源不足やシステム異常などに該当しますので弊社技術員にご連絡ください。 | |
15 | メッセージ | ERRORWCVT211:Cancel CharsetIME |
意味 | 利用者の操作により入力アシスト辞書生成を中止しました。 | |
16 | メッセージ | INFOWCVT300:Start VendorIME |
意味 | ベンダIME辞書生成の開始 | |
17 | メッセージ | INFOWCVT301:End VendorIME |
意味 | ベンダIME辞書生成の終了 | |
18 | メッセージ | WARNINGWCVT302:End VendorIME |
意味 | ベンダIME辞書生成で続行可能なエラーが発生しました。運用辞書の生成は行われ、配付は続行されました。 | |
19 | メッセージ | ERRORWCVT310:End VendorIME::xxxxxxxx |
意味 | ベンダIME辞書生成で続行不可能なエラー発生 xxxxxxxx = 内部処理コード | |
対処方法 | これに先立って、エラーログ「ERROR WCVT901」が出力されている場合は、「ERROR WCVT901」を参照してください。 それ以外の場合は、メモリ資源不足やシステム異常などに該当しますので弊社技術員にご連絡ください。 | |
20 | メッセージ | ERRORWCVT311:Cancel VendorIME |
意味 | 利用者の操作によりベンダIME辞書生成を中止しました。 | |
21 | メッセージ | ERRORWCVT900:xxxxxxxx |
意味 | 詳細エラーログファイルを作成しました。 xxxxxxxx = エラーログのファイル名(wcvtcode.logなど) | |
対処方法 | エラーの詳細と対処については、“表J.18 運用辞書生成(Charset-Web入力)のエラーログ”を参照してください。 | |
22 | メッセージ | WARNING WCVT901:xxxxxxxx |
意味 | 続行可能なエラーのログファイルを作成しました xxxxxxxx = エラーログのファイル名(wtng_ime.logなど) | |
対処方法 | エラーの詳細と対処については、“表J.19 運用辞書生成(ベンダIME)のエラーログ”または“表J.20 運用辞書生成(Charset-入力アシスト)のエラーログ”を参照してください。 |
項番 | ログ内容 | |
---|---|---|
1 | メッセージ | ERRORWCVT001:OverRange Code:エラー文字やコード,エラーレコードの情報 |
原因 | 定義された文字コードが処理対象の範囲外の値を示している。 ファイルが壊れている場合などに発生する可能性がある。 | |
結果 | エラーのある文字を除いて辞書作成 | |
対処方法 | 業務の再作成や、バックアップから復元するなどで対処する。 | |
2 | メッセージ | ERRORWCVT002:Duplicate Code:エラー文字やコード,エラーレコードの情報 |
原因 | 漢字辞書に、同じ文字コードのレコードが重複して定義されている。 | |
結果 | 後から現れたエラーのある文字を除いて辞書作成 | |
対処方法 | 漢字辞書一覧で、重複する文字の一方を削除する。 | |
3 | メッセージ | ERRORWCVT003:Undefined Code:エラー文字やコード,エラーレコードの情報 |
原因 | 文字コードが、漢字辞書に定義されていない。 | |
結果 | エラーのある文字を除いて辞書作成 | |
対処方法 | 漢字辞書一覧で、未定義の文字を追加する。 単語辞書で発生した場合には、単語辞書一覧でエラーの発生した単語を削除する方法もある。 | |
4 | メッセージ | ERRORWCVT004:Non-Separate:エラーレコードの情報 |
原因 | 市町村統合などで新規に登録された地名(市区、郡町村)が、自動的に分割できない。 | |
結果 | 分割せずに辞書作成 | |
対処方法 | 次の何れかの方法で対処する。 ・基本住所辞書の場合、[辞書の環境設定]の[テンプレート]タブ内の[基本住所辞書テンプレートの更新]を実行する。 ・KUIN辞書の場合、エラーログを参考にKUIN住所辞書の作成用テンプレート(adjust_kuin.txt)に地名の分割情報を追加する。 ・[辞書の環境設定]の[動作]タブ内にある[運用辞書生成のエラー時、メッセージも表示する]にチェックをして、配付を実行する。 | |
5 | メッセージ | ERRORWCVT005:No Data: |
原因 | 作成元のファイルに、有効データが存在しない。 ファイルが壊れている場合などに発生する可能性がある。 | |
結果 | 処理中断 | |
対処方法 | 業務の再作成や、バックアップから復元するなどで対処する。 または、漢字辞書一覧、単語辞書一覧や基本住所辞書テンプレートの更新などの機能で、個別にデータを作成する。 |
項番 | ログ内容 | |
---|---|---|
1 | メッセージ | WARNINGNOT_CONVERT_JAPANIST: 登録できなかった単語の情報 |
原因 | シフトJIS(MS)またはUCS2で表現できない文字が含まれている。 | |
結果 | 表現できない文字を除いて辞書作成 | |
対処方法 | 表現できない文字を外字として定義して単語登録し直す。 | |
2 | メッセージ | WARNINGNOT_CONVERT_MSIME_SJIS: 登録できなかった単語の情報 |
原因 | シフトJIS(MS)で表現できない文字が含まれている。 | |
結果 | 表現できない文字を除いて辞書作成 | |
対処方法 | 表現できない文字を外字として定義して単語登録し直す。 | |
3 | メッセージ | WARNINGNOT_CONVERT_MSIME_UCS2: 登録できなかった単語の情報 |
原因 | UCS2で表現できない文字が含まれている。 | |
結果 | 表現できない文字を除いて辞書作成 | |
対処方法 | 表現できない文字を外字として定義して単語登録し直す。 | |
4 | メッセージ | WARNINGNOT_CONVERT_ATOK_SJIS: 登録できなかった単語の情報 |
原因 | シフトJIS(MS)で表現できない文字が含まれている。 | |
結果 | 表現できない文字を除いて辞書作成 | |
対処方法 | 表現できない文字を外字として定義して単語登録し直す。 | |
5 | メッセージ | WARNINGNOT_CONVERT_ATOK_UCS2: 登録できなかった単語の情報 |
原因 | UCS2で表現できない文字が含まれている。 | |
結果 | 表現できない文字を除いて辞書作成 | |
対処方法 | 表現できない文字を外字として定義して単語登録し直す。 |
項番 | ログ内容 | |
---|---|---|
1 | メッセージ | WARNINGNOT_CONVERT: 登録できなかった単語の情報 |
原因 | シフトJIS(MS)またはUCS2で表現できない文字が含まれている。 | |
結果 | 登録できない文字を除いて辞書作成 | |
対処方法 | 表現できない文字を外字として定義して単語登録し直す。 | |
2 | メッセージ | WARNINGNOT_REGISTER_WORD: 登録できなかった単語の情報 |
原因 | 辞書の資源が足りない。 | |
結果 | 登録できない文字を除いて辞書作成 | |
対処方法 | 弊社技術員にご連絡ください。 |