ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)
FUJITSU Software

18.4.1 事前準備

事前準備

ポイント

以下のすべての条件を満たす場合、仮想マシンに割り当て済みのIPアドレスをL-Serverへ取り込むことができます。

  1. 仮想化ソフトウェアはVMwareを使用している

  2. 仮想マシンの電源がONになっている

  3. 仮想マシン上でVMware Toolsが動作し、仮想化ソフトウェアがIPアドレスを検出している

    仮想化ソフトウェアの画面(vSphere ClientまたはvSphere Web Client)での確認方法は、以下のとおりです。

    • 仮想マシンの[サマリ]タブの[VMware Tools]ラベルに、実行中である旨が表示されている

    • 仮想マシンの[サマリ]タブの[IPアドレス]ラベルに、仮想マシンに割り当てているIPアドレスが表示されている

  4. 本製品が仮想マシンを検出している

    仮想マシンの電源ON後、約6分待ってください。

  5. ネットワークリソースが以下のすべての条件を満たしている

    • ユーザーがアクセスできるリソースプールにネットワークリソースが登録済み

    • ネットワークリソースに設定されているIPアドレスの範囲に、仮想マシンに割当て済みのIPアドレスが含まれている

    • 仮想マシンとL-ServerのVLAN IDが一致している

    • 異なるVLAN IDで、サブネットアドレスが同一のネットワークリソースが複数登録されていない

    • 仮想マシンからVLAN IDが取得できない環境では、仮想マシンに割当て済みのIPアドレスの範囲を含むネットワークリソースが、アクセス可能なリソースプールに1つだけ登録されている

      上記の場合、IPアドレスの範囲が重複したネットワークリソースが、2つ以上存在しないようにしてください。

    注意

    本製品で分散仮想スイッチ(VMware vDS)を利用している場合、仮想マシンからVLAN IDを取得できません。
    VMware vDsの設定については、「設計ガイド CE」の「E.1.4 ネットワークの事前準備」およびVMwareのマニュアルを参照してください。

  6. VMホストのネットワーク情報が最新の状態である

    仮想化ソフトウェアの画面(vSphere Client)で以下の手順を実行し、ネットワーク情報を最新にします。
    なお、以下の手順はすべてのVMホストに対して実行してください。

    1. インベントリから[ホストおよびクラスタ]へ移動します。

    2. 情報を更新するVMホストを選択します。

    3. [構成]タブをクリックします。

    4. [ハードウェア]の[ネットワーク]をクリックします。

    5. [更新]をクリックし、ネットワーク情報の更新タスクが正常に完了するまで待ちます。

    注意

    VMware vSphere 6.5の場合、vSphere Web Clientで以下の手順を実行し、ネットワーク情報を最新にしてください。

    1. インベントリから[ホストおよびクラスタ]へ移動します。

    2. 情報を更新するVMホストを選択します。

    3. [設定]タブをクリックします。

    4. [ネットワーク]の[仮想スイッチ]をクリックします。

    5. [ネットワークシステムの更新]アイコンをクリックし、ネットワーク情報の更新タスクが正常に完了するまで待ちます。

  7. 本製品の構成定義情報にVM管理製品の最新情報が反映されている

    管理サーバ上で以下のコマンドを実行してください。

    【Windowsマネージャー】

    >インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm vmmgr refresh <RETURN>

    【Linuxマネージャー】

    # /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm vmmgr refresh <RETURN>


セットアップ

構築済みの物理サーバやVMホストのリソースを本製品に登録します。

確認

18.4.2 物理サーバの場合」および「18.4.3 仮想マシンの場合」の手順を実行して、構築済みの物理サーバや仮想マシンと関連付けられたL-Serverは、以下の方法で確認できます。