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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)
FUJITSU Software

17.8.1 導入

事前に以下の定義ファイルに値を設定することで、L-Server作成時の[基本情報]タブおよび[サーバ]タブの初期値、およびL-Serverに関する動作を変更できます。

L-Serverテンプレートに設定できる値については、L-Serverテンプレートに値が設定されていない場合に、定義ファイルの値が有効になります。

なお、コマンドでのL-Server作成については、L-ServerのXMLファイルに値が設定されていない場合に、定義ファイルの値が有効になります。

定義ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。

定義ファイルの格納先

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイル名

l_server.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに以下のように記述してください。

キー =

定義ファイルの指定項目

以下の項目を指定します。

表17.17 定義ファイルの指定項目一覧

項目

キー

備考

リソース割当て

allocate_after_create

true|false

  • L-Serverの作成でリソース割当ても行う場合

    "true"を指定します。

  • L-Serverの定義だけ作成する場合

    "false"を指定します。

省略時は、"true"が設定されます。
[基本情報]タブの[構成定義作成]の初期値になります。

サーバの自動解放

auto_preserved

true|false

  • L-Serverの電源OFFで、サーバリソースの解放を行う場合

    "true"を指定します。

  • L-Serverの電源OFFで、サーバリソースの解放を行わない場合

    "false"を指定します。

省略時は、"false"が設定されます。
[サーバ情報]タブの[電源切断時のサーバ解放]の初期値になります。
L-Serverテンプレートで指定できます。

VM名の番号付け

vm_name_suffix

true|false

省略時は、"true"が設定されます。
また、本項目の設定値を切り替えても、既存の仮想L-Server名とVM名について自動的な変更は行われません。
本項目は、仮想L-Serverの作成、仮想L-Serverの基本情報/仕様変更、および構築済み仮想マシンをL-Serverに関連付けたときだけ影響します。
本設定値が"false"の状態で作成されたL-Serverは、VM名の変更に伴いL-Server名も自動的に変更されます。ただし、VM名がL-Server名の規約に準拠している必要があります。

IPアドレスの取込み

reserve_ip_address

true|false

構築済みの仮想マシンをL-Serverへ関連付ける際に、仮想マシンに割当て済みのIPアドレスを取込む場合は"true"を指定します。
省略時は、"false"が設定されます。
なお、仮想マシンに割当て済みのIPアドレスを取り込むには、前提条件があります。前提条件については、「18.4.1 事前準備」を参照してください。