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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.6 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

3.12.6 アドバンスト・コピーの実行

Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用してアドバンスト・コピーを実行するための手順について説明します。

Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用するアドバンスト・コピーの実行は、非TFOVの場合と同じです。-pオプションにコピーペアを指定する場合は、PrimaryストレージまたはSecondaryストレージのどちらかのコピーペアを指定してください。

アドバンスト・コピーの実行の詳細は、「3.2 アドバンスト・コピーの実行」を参照してください。
また、各コマンドの仕様、実行例などは、「第4章 コマンドリファレンス」を参照してください。

ポイント

  • TFOVには、ボリューム保護を設定できません。

  • TFOグループの状態が"Normal"の場合、PrimaryストレージまたはSecondaryストレージのどちらか一方でもアドバンスト・コピーの操作ができないときは、コマンドが異常終了することがあります。PrimaryストレージとSecondaryストレージの両方で異常の原因を確認し、異常が発生しているETERNUS ディスクアレイでエラーメッセージに対する対処を実施してください。

  • TFOグループの状態が"Normal"かつTFOグループのフェーズが"Maintenance"、または、TFOグループの状態が"Halt"の場合、コマンドは、TFOステータスが"Active"のストレージでアドバンスト・コピーの操作をして正常終了しますが、TFOステータスが"Standby"のストレージでアドバンスト・コピーの操作ができないことがあります。そのとき、ccm7002メッセージが出力されることがあります。
    ccm7002メッセージが出力された場合は、TFOグループの状態が"Normal"かつTFOグループのフェーズが"Maintenance"以外になったあと、「3.12.11 Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を復旧する場合」を参照して対処してください。

  • フェイルオーバまたはフェイルバック中は、アドバンスト・コピーを操作できません。

  • Storage Clusterの対象となるボリューム、または、ボリュームのTFOグループを変更した場合は、「3.12.12.2 Storage Clusterの対象となるボリュームを変更した場合」を参照して、コピーペアを再登録してください。

  • PrimaryストレージとSecondaryストレージ間で同期していないTFOVは、以下のコマンドを実行できません。