ここでは、ISIで使用するコマンドについて説明します。
コマンドの実行ユーザ
各コマンドは、管理者権限で実行してください。
各コマンドは、管理者権限を所有するユーザ、またはInterstage運用者(Interstage運用グループに所属しているユーザ)で実行してください。
ただし、以下のコマンドは管理者権限を所有するユーザだけが実行可能です。
コマンドの格納先
以下の表は、製品をデフォルトのインストール先にインストールした場合に、ここで説明するコマンドの格納先を示しています。
プラットフォーム | コマンド | 格納先 |
---|---|---|
apfwで始まるコマンド | <Interstageインストールディレクトリ>\bin | |
esi、およびisiで始まるコマンド | <INSDIR>\bin | |
fdcmnで始まるコマンド | <INSDIR>\FM\F5FCfdcmn\bin | |
fdtsvで始まるコマンド | <INSDIR>\FM\F5FCFLSV\bin | |
flxmlで始まるコマンド | <INSDIR>\FM\F5FCXMLV\bin | |
fmtmgrで始まるコマンド | <INSDIR>\FM\F3JJSfmsv\bin | |
| apfwで始まるコマンド | /opt/FJSVapclg/bin |
esi、isi、およびiiuで始まるコマンド | /opt/FJSVesi/bin | |
fdcmnで始まるコマンド | /opt/FJSVfdcmn/bin | |
fdtsvで始まるコマンド | /opt/FJSVfdtsv/bin | |
flxmlで始まるコマンド | /opt/FJSVxmlfl/bin | |
fmtmgrで始まるコマンド | /opt/FJSVfmsv/bin |
環境変数の設定
コマンドの実行に必要な環境変数の設定を行う支援ツールとして、以下の環境変数スクリプトを提供しています。
/opt/FJSVesi/bin/esienv.sh
/opt/FJSVesi/bin/esienv6.sh
/opt/FJSVesi/bin/esienv.csh
/opt/FJSVesi/bin/esienv6.csh
環境変数スクリプトでは以下の環境変数を設定します。
環境変数名 | 説明 |
---|---|
PATH | 本製品のコマンドの格納ディレクトリを、PATH環境変数に追加設定します。追加される変数は、既存のPATH環境変数の前に設定されます。 |
LD_LIBRARY_PATH | 本製品のコマンドが動作するのに必要なライブラリの格納ディレクトリを、LD_LIBRARY_PATH環境変数に追加設定します。 追加される変数は、既存のLD_LIBRARY_PATH環境変数の前に設定されます。 |
CLASSPATH | 本製品のコマンドが動作するのに必要なクラスパスを、CLASSPATH環境変数に追加設定します。 追加される変数は、既存のCLASSPATH環境変数の前に設定されます。 |
ESI_HOME | 以下のパスが設定されます。 /opt/FJSVesi |
JAVA_HOME | 以下のパスが設定されます。
|
RDBNAME | 非同期メッセージング(メッセージ保証あり)構成で運用する場合に使用するデータベースのRDBシステム名を設定します。 デフォルトでは以下の値が設定されます。利用するRDBシステム名に合わせて本環境変数スクリプトを編集してください。
すでに作成済みのRDBシステムがRDBNAMEを省略した運用をしている場合は、環境変数RDBNAMEの設定を削除してください。 |
APFW_NSGW_DBQUEUEUSE | 非同期メッセージング(メッセージ保証あり)構成で運用する場合に使用する環境変数を設定します。 デフォルトでは“YES”が設定されます。MQDのイベントチャネル連携サービスを使用する場合は本環境変数スクリプトを編集し、“NO”を設定してください。 |
APFW_NSGW_DBRSC | 非同期メッセージング(メッセージ保証あり)構成で運用する場合に使用する環境変数を設定します。 |
APFW_DBDC_VERSION | 非同期メッセージング(メッセージ保証あり)構成で運用する場合に使用する環境変数を設定します。 |
コマンドを使用する前に環境変数スクリプトを使用して環境変数を設定してください。
Bシェルの場合
運用を行う各端末において、ドットコマンドを使用してesienv.shを実行します。Java EE実行環境のコマンドを実行する場合、esienv.shの代わりにesienv6.shを実行します。
. /opt/FJSVesi/bin/esienv.sh
Cシェルの場合
運用を行う各端末において、sourceコマンドを使用してesienv.cshを実行します。Java EE実行環境のコマンドを実行する場合、esienv.cshの代わりにesienv6.cshを実行します。
source /opt/FJSVesi/bin/esienv.csh
注意
本環境変数スクリプトを使用して設定した環境変数は、本環境変数スクリプトを実行した端末だけで有効です。複数の端末で作業を行う場合、それぞれの端末で本環境変数スクリプトを実行してください。
本環境変数スクリプトを使用した環境変数の設定は、/etc/profileに設定しないでください。設定した場合、本製品アンインストール後のOS起動に失敗する場合があります。
本環境変数スクリプトでは、Interstage Application Serverの環境変数設定ツール(setISASEnv.shまたはsetISASEnv.csh)を実行し、Interstage Application Serverの環境変数も設定します。