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Interstage Service Integrator V9.6.1 リファレンス
FUJITSU Software

1.4.18 iscolinflight

iscolinflightコマンドについて説明します。

機能説明

本コマンドは、iscollectinfoコマンドで採取した情報をもとに、Interstage Service Integratorの初期調査用資料を採取します。
調査資料のデータ量が多いことによって技術員への資料送付が遅れる場合に、必要資料の絞り込みを行いデータ量を削減する調査資料採取コマンドです。
採取範囲として年月日または年月日時の指定が可能です。年月日指定での調査資料のデータ量が大きくなった場合は、年月日時指定により採取範囲を絞り採取してください。
本コマンドを実行すると、以下の問い合わせを行います。

問い合わせ内容
1)"採取情報の出力先ディレクトリを指定してください. (default: /var/tmp) ==>"
採取情報を出力するディレクトリを指定してください。省略した場合は、/var/tmpに出力されます。
2)"採取する情報量(m or s)を選択してください. [m = 中]、[s = 小] ==>"
採取情報のデータ量を選択してください。"m"または"s"以外を指定した場合は、"m"が指定されたものとして処理します。
3)"採取する年月日(YYYYMMDD形式)、もしくは年月日時(YYYYMMDDhh形式)を入力してください。"
"年月日(YYYYMMDD形式)による採取情報量が多すぎる場合に、年月日時(YYYYMMDDhh形式)を指定してください。"
調査資料を絞り込む日時を年月日(YYYYMMDD形式)、もしくは年月日時(YYYYMMDDhh形式)で指定してください。
指定が"YYYYMMDD"または"YYYYMMDDhh"形式でない場合は、再度問い合わせを行います。

形式

iscolinflight -d 入力情報配置先ディレクトリ名

オプション

表1.113 オプションの一覧

オプション

説明

-d 入力情報配置先ディレクトリ名

iscollectinfoコマンドで指定した調査資料の格納先ディレクトリ名を指定します。

ディレクトリ配下に調査資料を複数採取している場合は、最も新しく作成されたディレクトリの調査資料が対象となります。

採取情報は、問い合わせで指定した出力先ディレクトリに以下のファイル名で出力します。出力されたファイルを採取し技術員に連絡してください。

・採取する情報量がsの場合:iscolinflight.tar.gz

・採取する情報量がmの場合:iscolinflight_m.tar.gz

復帰値

表1.114 コマンドの復帰値と対処方法

復帰値

意味と対処

0

正常終了。

0以外

異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。

注意事項

使用例

iscolinflightコマンドの使用例を示します。入力情報配置先ディレクトリ名に“/var/tmp”を指定した場合の入力例を以下に示します。

iscolinflight -d /var/tmp