ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works V10.3.1 環境構築手引書
FUJITSU Software

7.3.4 移行のパターン

本バージョンのList Worksへの移行には、以下のパターンがあります。どのパターンも、List Worksが提供する移行ツールを使用します。

同一サーバに移行

旧バージョンのList Worksを、移行元と同じサーバ機に移行するパターンです。List WorksをSE環境からSE環境へ移行、SE環境からEE環境へ移行、EE環境からEE環境へ移行する場合のいずれも共通の作業です。

移行手順については、“7.3.9 同一サーバに移行”を参照してください。

異なるサーバに移行(移行先は同じ構成)

旧バージョンのList Worksを移行元とは異なるサーバ機に移行する際に、保管フォルダの構成および格納先を移行元と同じ構成にするパターンです。List WorksをSE環境からSE環境へ移行、SE環境からEE環境へ移行、EE環境からEE環境へ移行する場合のいずれも共通の作業です。

移行手順については、“7.3.10 異なるサーバに移行(移行先は同じ構成)”を参照してください。

異なるサーバに移行(移行先は別構成)

旧バージョンのList Worksを移行元とは異なるサーバ機に移行する際に、保管フォルダの構成を変更したり、格納先を異なるドライブなどに変更したりするパターンです。List WorksをSE環境からSE環境へ移行、SE環境からEE環境へ移行、EE環境からEE環境へ移行する場合のいずれも共通の作業です。

移行手順については、“7.3.11 異なるサーバに移行(移行先は別構成)”を参照してください。

SEの環境からEEの保管フォルダの共有運用、または、クラスタシステムでの運用を行う環境に移行

SEの環境からEEの保管フォルダの共有運用、または、クラスタシステムでの運用を行う環境に移行するパターンです。

移行手順については、“7.3.12 SEの環境からEEの保管フォルダの共有運用、または、クラスタシステムでの運用を行う環境に移行”を参照してください。

LISTVIEW、またはファイル共有運用からの移行

LISTVIEWの運用、またはファイル共有運用の環境から移行するパターンです。この場合も、同一サーバや異なるサーバに移行することができます。

移行手順については、“7.3.13 LISTVIEWまたはファイル共有運用からの移行”を参照してください。

注意

  • 移行先と移行元を同じフォルダ構成で移行しない場合は、移行性能が劣化します。このため、同じフォルダ構成での移行を推奨します。

  • 異なるサーバに移行する場合において、移行先サーバの各資源格納先は、移行元サーバの各資源格納先と同等のディスク容量が必要になります。


運用環境によって該当する移行手順の参照先を、以下の表に示します。

移行元

移行先

SE、EE (注1)

EE (注2)

同一サーバ

異なるサーバ

同一サーバ

異なるサーバ

List Works
V6.0L10

SE
EE (注1)

クライアントサーバ運用

7.3.9(注3)

移行先が同じ構成:7.3.10
移行先が別構成:7.3.11

7.3.12

7.3.12

ファイル共有運用

7.3.13

7.3.13

7.3.13(注4)

7.3.13(注4)

EE (注2)

クライアントサーバ運用

7.3.9(注3,注5)

移行先が同じ構成:7.3.10
移行先が別構成:7.3.11 (注5)

ListWORKS

SE
EE (注1)

クライアントサーバ運用

7.3.9(注3)

移行先が同じ構成:7.3.10
移行先が別構成:7.3.11

7.3.12

7.3.12

ファイル共有運用

7.3.13

7.3.13

7.3.13(注4)

7.3.13(注4)

EE (注2)

クライアントサーバ運用

7.3.9(注3,注5)

移行先が同じ構成:7.3.10
移行先が別構成:7.3.11 (注5)

LISTVIEW

7.3.13

7.3.13

7.3.13

7.3.13

注1:

保管フォルダの共有運用、クラスタシステムでの運用を除きます。

注2:

保管フォルダの共有運用、クラスタシステムでの運用を含みます。

注3:

OSをアップグレードする場合は、“7.5.4 同一サーバ内での移行にOSのアップグレードを伴う場合”を参照してください。

注4:

帳票資源は、共有ディスク上に移行する必要があります。また、リスト管理サーバの環境設定で、保管フォルダの共有運用の設定を行う必要があります。

注5:

サーバを追加する場合は、合わせて“7.5.5 保管フォルダの共有運用において、新たにサーバを追加する場合”を参照してください。


追加移行

旧バージョンの保管フォルダ内に格納されているList Works帳票を、追加で移行するパターンです。

移行手順については、“7.3.14 追加移行”を参照してください。

この後の節からは、共通の手順となる移行ツールの説明、その後に各パターンの移行手順を説明します。