本章では、Interstage Business Application Serverを利用したシステムの運用方法について説明します。運用には、コマンドまたはInterstage管理コンソールを使用します。運用の詳細については、参照先の各章を参照してください。
アプリケーション連携実行基盤を利用したシステムにおけるアプリケーションサーバとデータベースサーバの起動・停止順序を以下に示します。
なお、アプリケーションサーバで実行するInterstage Application Serverの操作の詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。また、データベースサーバで実行するSymfowareまたはOracleのコマンドの詳細は、各データベース製品のコマンドリファレンスを参照してください。
注意
システムが複数のアプリケーションサーバから構成されている場合、それぞれのサーバについて上記の操作を行う必要があります。
データベースサーバの各運用操作の詳細は、“第2章 データベースサーバの運用”を参照してください。
アプリケーションサーバの各運用操作の詳細は、“第7章 アプリケーションサーバの運用”を参照してください。
また、アプリケーション連携実行基盤を利用するための運用および保守として、以下に示す操作があります。
業務処理の利用シーンに合わせて各操作を実行してください。なお、各運用操作で使用するInterstage Business Application Serverの操作の詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”およびInterstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
日常的な運用や突発的な異常が発生した場合に実行する各操作の詳細は、以下を参照してください。
“8.1 フローの閉塞、閉塞解除”
運用中に特定のフロー単位に影響する業務異常が発生した際に、特定のフローの開始をすべて閉塞する場合の操作、および閉塞解除して運用を再開する操作について説明します。
“8.2 業務の一時停止、停止解除”
運用中に特定の業務処理実行アプリケーションで異常が発生した場合、任意の業務処理実行アプリケーションの処理を一時的に停止する場合の操作、および停止解除して運用を再開する操作について説明します。
“8.3 異常処理出口を使用したメッセージの復旧”
運用中に業務処理実行アプリケーションで異常が発生した場合、異常となったメッセージの修復などの処置を行い、運用を継続する操作について説明します。
“8.4 メッセージの削除”
運用中に規定時間内に業務処理が完了しなかった等の理由により不要となったメッセージを削除する操作について説明します。
“第3章 運用情報の採取のための標準ログの利用”
運用前のデバッグや性能検証および運用開始後にパフォーマンス改善を行う場合等、標準ログを用いたデバッグやパフォーマンス検証の操作について説明します。
フロー定義の変更やシステムの入替えなど、運用変更や保守作業を行う場合に実行する各操作の詳細は、以下を参照してください。
“8.6 フロー定義および業務処理実行アプリケーションの追加・変更”
業務の追加・削除などの理由によりフローを変更する場合、データベースサーバやアプリケーションサーバで発生する操作について説明します。
“第5章 バックアップ・リストア”
システムの入替えやデータベースの異常等の理由によりアプリケーション連携実行基盤を使用するシステムの修復を行う場合、データベースサーバおよびアプリケーションサーバのバックアップ・リストアの操作について説明します。