本章では、システムメンテナンスやアプリケーション連携実行基盤の資源破壊などの万一に備えた資源のバックアップと、バックアップした資源のリストアの方法、および資源のアンロードとロード方法について説明します。
アプリケーション連携実行基盤資源のバックアップおよびリストアには、Interstage Application Serverおよびデータベース製品が提供する機能を使用します。
バックアップおよびリストアの対象となるアプリケーション連携実行基盤の資源を以下に示します。
アプリケーション連携実行基盤が稼働するアプリケーションサーバ環境資源
アプリケーション連携実行基盤が使用するデータベース環境資源(非同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合のみ
)
Interstage Application Serverのバックアップおよびリストア機能の詳細は、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”を参照してください。
データベース製品のバックアップおよびリストア機能の詳細は、各データベース製品が提供するマニュアルを参照してください。
注意
バックアップ・リストア、アンロード・ロードを行う場合は、ユーザ業務が停止している状態で行ってください。
非同期アプリケーション連携実行基盤で、同梱のSymfoware/RDBを利用する場合は、資源のアンロードとロード方法を利用してください。また、製品版Symfowareを利用する場合でメッセージとDBの整合性保証機能を使用しない場合は、資源のアンロードとロード方法を利用することもできます。詳細については、“5.5 アンロード・ロード(Symfowareの場合)”を参照してください。
データベース環境資源のリストアおよびロードを行うには、データベースのセットアップが完了している必要があります。非同期アプリケーション連携実行基盤で、同梱のSymfoware/RDBを利用する場合は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“データベースサーバの環境設定(同梱のSymfoware/RDBを利用する場合)”の“RDBのセットアップ”を参照してください。また、製品版Symfowareを利用する場合は、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
高信頼性ログ機能を利用している場合は、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)”を参照してください。
バックアップ・リストアは、同一サーバに対してだけ実施できます。別サーバへの環境移行を行う場合は、移行前のサーバで使用した定義ファイルを元に移行先のサーバで環境の再作成を行ってください。
