本手順は、非同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合に実施してください。
本節では、アプリケーション連携実行基盤のデータベース環境資源のアンロードおよびロード方法について説明します。同梱のSymfoware/RDBを利用する場合は、バックアップ・リストアの代わりに本節で説明するアンロード・ロード方法を利用します。製品版Symfowareを利用する場合でも本節で説明するアンロード・ロードを行うことはできますが、メッセージとDBの整合性保証機能を使用する場合はバックアップ・リストアを行ってください。
データベース環境のアンロードおよびロードは、以下の場合などに利用できます。
あるポイントのフロー定義に戻して処理を行いたい
データベースが満杯になったためデータベース環境を再構築した後に処理を再開したい
以下に、アプリケーション連携実行基盤のデータベース環境資源を示します。また、RDBディクショナリおよびJDBCデータソース定義についても同じタイミングでアンロード・ロードを行います。
[データベース環境資源]
データベース | 表のDSI |
---|---|
フロー定義DB | DSI_FLOW_APFW_EMPLOYTBL |
メッセージトラッキングDB | DSI_TRACK_APFW_TRACK_TABLE |
ここでは、アンロード・ロードの資源格納用ディレクトリを以下のディレクトリとして説明しています。
/UNLOAD |
X:\Backup |
また、例ではフロー定義DBおよびメッセージトラッキングDBが存在するデータベースサーバ環境のアンロード・ロードを説明しています。実行環境に合わせて資源のアンロード・ロードを行ってください。
注意
アンロード・ロードする前に、以下のことを確認してください。
ユーザ業務が停止している状態で行ってください。
アンロード・ロードのコマンドを実行するには、事前に環境変数の設定が必要です。環境変数の設定については、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“環境変数の設定”を参照してください。なお、RDBコマンドの詳細については、同梱のSymfoware/RDBを利用する場合は“Interstage Business Application Server リファレンス” 、製品版Symfowareを利用する場合は“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。
アンロード・ロードを行うには対象資源へのアクセス権限が必要です。同梱のSymfoware/RDBを利用する場合はスーパユーザで実行してください。製品版Symfowareを利用する場合は対象資源へのアクセス権限があるユーザで実行してください。