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Interstage Application Server/Interstage Business Application Server Consolidation Option ユーザーズガイド
FUJITSU Software

15.1 提供機能

本オプション製品で提供するInterstage HTTP Server 2.2については、Interstage Application Serverの「Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド」を参照してください。

本オプション製品で提供するInterstage HTTP Server 2.2のディレクティブについては、Interstage Application Serverの「Interstage HTTP Server 2.2 ディレクティブ一覧」を参照してください。

ただし、本オプション製品のInterstage HTTP Server 2.2と基本製品のInterstage HTTP Server 2.2には、格納パス、および一部の機能に差異があるため、以下のように読み替えてください。


パスの読替え


「Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド」のパス

読替え後のパス

/opt/FJSVahs

<業務ユニットのルートディレクトリ>/ahs

/etc/opt/FJSVahs

/var/opt/FJSVahs


基本製品との差異


項目

機能仕様の違い

基本製品

オプション製品(業務ユニット)

環境設定

SSLの設定

以下のSSL環境を使用します。

  • Interstage証明書環境

  • SMEEコマンドで構築する証明書/鍵管理環境

以下のSSL環境を使用します。Interstage証明書環境は、サポートしていません。

  • SMEEコマンドで構築する証明書/鍵管理環境

SSL環境の詳細については、「11.2.4 SMEEコマンドで構築する証明書/鍵管理環境の設定」を参照してください。

運用・保守

起動

以下のコマンドで起動します。

  • apachectlコマンド

  • httpdコマンド

以下のコマンドで起動します。apachectlコマンドおよびhttpdコマンドは、使用しないでください。

  • [RHEL7の場合]
    systemctlコマンド

  • [RHEL6の場合]
    serviceコマンド

起動方法については、「12.1.2 Interstage HTTP Server 2.2の起動・停止」を参照してください。

停止

以下のコマンドで停止します。

  • apachectlコマンド

  • httpdコマンド

以下のコマンドで停止します。apachectlコマンドおよびhttpdコマンドは、使用しないでください。

  • [RHEL7の場合]
    systemctlコマンド

  • [RHEL6の場合]
    serviceコマンド

停止方法については、「12.1.2 Interstage HTTP Server 2.2の起動・停止」を参照してください。

自動起動

以下のシェルスクリプトで自動起動/自動停止するように設定します。

  • /opt/FJSVahs/etc/boot/ahsautosetup.sh

シェルスクリプトはありません。

自動起動の設定方法については、「11.2.2 自動起動の設定」を参照してください。

以下のシェルスクリプトで自動起動/自動停止しないように設定します。

  • /opt/FJSVahs/etc/boot/ahsautoclean.sh

シェルスクリプトはありません。

自動起動の設定方法については、「11.2.2 自動起動の設定」を参照してください。

[RHEL7の場合]
以下のunitファイルで自動起動/自動停止するように設定します。また、自動起動/自動停止しないように設定します。

  • FJSVahs_start.service

  • FJSVahs_stop.service

[RHEL7の場合]
以下のunitファイルで自動起動/自動停止するように設定します。また、自動起動/自動停止しないように設定します。

  • ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名>.service

自動起動の設定方法については、「11.2.2 自動起動の設定」を参照してください。

[RHEL6の場合]
自動起動/自動停止するように設定すると、RCプロシジャに以下の起動/停止シェルスクリプトが登録されます。

  • /etc/rc0.d/K14ahs

  • /etc/rc1.d/K14ahs

  • /etc/rc2.d/S86ahs

  • /etc/rc3.d/S86ahs

  • /etc/rc4.d/S86ahs

  • /etc/rc5.d/S86ahs

  • /etc/rc6.d/K14ahs)

[RHEL6の場合]
自動起動/自動停止するように設定すると、RCプロシジャに以下の起動/停止シェルスクリプトが登録されます。

  • /etc/rc0.d/K14ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名>

  • /etc/rc1.d/K14ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名>

  • /etc/rc2.d/S86ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名>

  • /etc/rc3.d/S86ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名>

  • /etc/rc4.d/S86ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名>

  • /etc/rc5.d/S86ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名>

  • /etc/rc6.d/K14ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名>

自動起動の設定方法については、「11.2.2 自動起動の設定」を参照してください。

自動起動設定の初期設定

自動起動/自動停止します。

自動起動/自動停止しません。

自動起動の設定方法については、「11.2.2 自動起動の設定」を参照してください。

複数Webサーバの運用

以下の方法でWebサーバ動作環境を作成します。

  • 手動(OSコマンド)、
    Webサーバ一覧ファイル
    (/etc/opt/FJSVahs/etc/servers.conf)

  • シェルスクリプト(ahscreateenv)

以下のシェルスクリプトでWebサーバ動作環境を作成します。

  • シェルスクリプト(ahscreateenv、ahsservicectl)

複数Webサーバを運用する場合の動作環境の作成方法については、「11.2.3 複数Webサーバの設定」を参照してください。

メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行)

以下の方法でバックアップ/移出、およびリストア/移入を行います。

  • ahsbackupコマンド、
    ahsrestoreコマンド

  • メンテナンスの一括実行
    (セクション[AHS])

以下のコマンドでバックアップおよびリストアを行います。移出/移入は、サポートしていません。

  • isbizbackupコマンド、
    isbizrestoreコマンド

バックアップ、リストアの詳細については、「第19章 資源のバックアップ・リストア」を参照してください。

クラスタサービス

サポートしています。

サポートしていません。

ディレクティブ

Group

任意のグループ名を指定します。

業務ユニット管理グループ名(固定)を指定します。

指定値を変更すると、「6.1.1 業務ユニットとリソース」で設計した「リソース」が正常に動作しません。

ISSsoBusinessSystemName

サポートしています。

サポートしていません。

Listen

IPアドレスを省略し、ポート番号だけの指定が可能です。

IPアドレスおよびポート番号を必ず指定する必要があります。

IPアドレスを省略すると、他の業務ユニットのサービスとポート番号が重複し、正常に動作しない可能性があります。

SSLConfName

サポートしています。

サポートしていません。

User

任意のユーザー名を指定します。

業務ユニット管理者名(固定)を指定します。

指定値を変更すると、「6.1.1 業務ユニットとリソース」で設計した「リソース」が正常に動作しません。

コマンド

apachectl

サポートしています。

使用できません。

使用した場合、「6.1.1 業務ユニットとリソース」で設計した「リソース制御」が正常に動作しません。

httpd

サポートしています。

使用できません。

使用した場合、「6.1.1 業務ユニットとリソース」で設計した「リソース制御」が正常に動作しません。

ahsbackup

サポートしています。

ありません。

ahsrestore

サポートしています。

ありません。

メッセージ

出力メッセージ

以下のメッセージを出力します。

  • ahsで始まるメッセージ

  • エラーログ

以下のメッセージを出力します。

メッセージについては、「第22章 メッセージを確認する前に」を参照してください。