Webサーバを起動・停止する方法について説明します。
注意
NFSサーバに格納しているコンテンツを公開する場合、Webサーバ運用中は、常にNFSサーバへのアクセスが可能である必要があります。Webサーバを起動する前にNFSサーバが正常に起動されていることを確認し、またWebサーバ運用中はNFSサーバへのアクセスが不可となるような操作(NFSサーバの電源断など)を行わないでください。
業務ユニットの以下のコマンドは使用できません。使用した場合、「6.1.1 業務ユニットとリソース」で設計した「リソース制御」が正常に動作しません。
apachectlコマンド
httpdコマンド
インフラ管理者から割り当てられた直後の業務ユニットには、Webサーバ名が「FJapache」のWebサーバの動作環境が1つ作成されています。
起動
systemctlコマンドでWebサーバを起動します。
/usr/bin/sudo /usr/bin/systemctl start ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名>.service
serviceコマンドでWebサーバを起動します。
/usr/bin/sudo /sbin/service ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名> start
停止
systemctlコマンドでWebサーバを停止します。
/usr/bin/sudo /usr/bin/systemctl stop ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名>.service
serviceコマンドでWebサーバを停止します。
/usr/bin/sudo /sbin/service ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名> stop
起動状態の確認
systemctlコマンドでWebサーバの起動状態を確認します。
/usr/bin/sudo /usr/bin/systemctl status ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名>.service
例
コマンドが出力するActiveで始まる行の先頭を確認します。
Active: active (running)
Active: inactive (dead)
起動に失敗している場合は、以下のように出力されます。
Active: failed (Result: exit-code)
serviceコマンドでWebサーバの起動状態を確認します。
/usr/bin/sudo /sbin/service ahs_default_<業務ユニット名>_<Webサーバ名> status
例
業務ユニット「biz1」のWebサーバ「FJapache」の起動状態を確認した場合の出力例を示します。
Running [ahs_default_biz1_FJapache]
Stopped [ahs_default_biz1_FJapache]