セクションおよびキーワードの一覧を以下に示します。
セクション名およびキーワード名 | 説明 | 帳票出力インタフェースでの指定 |
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Excel文書情報ファイルの宣言です。 | - | |
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○ | ||
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○:指定可能
-:指定不可
*1:
List Creator デザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブでも指定できます。
セクション、およびキーワードの説明を以下に示します。
セクション
[MF-XLSX]
Excel文書情報ファイルの宣言です。
このセクション以降のキーワードとその定義が有効になります。いずれのキーワードよりも先に宣言してください。
省略できません。
このセクションを複数回指定した場合は、最初の宣言以外は無視されます。
キーワード
XLSX-SHEETPWD=<15バイト以内の英数字>
シートの保護を指定します。すべてのシートを対象とします。
Microsoft Excelの“シートの保護”画面の“シートの保護を解除するためのパスワード”に設定されます。なお、“このシートのすべてのユーザに許可する操作”は、“ロックされたセル範囲の選択”、および“ロックされていないセル範囲の選択”が有効となります。
例)XLSX-SHEETPWD=abc
シートの保護を行いません。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、パスワードが指定されていない状態で保護設定されます。
指定した文字列の大文字と小文字は、区別されます。
15バイトを超える文字列を指定した場合、および英数字以外を指定した場合は、エラーとなります。
Excel文書情報ファイル上にパスワードがテキスト形式で可視化されてしまいますので、取り扱いには十分注意してください。
XLSX-SAVEPWD=<15バイト以内の英数字>
ブックの書き込みパスワードを指定します。
Microsoft Excelの“名前を付けて保存”画面-“ツール”-“全般オプション”の“書き込みパスワード”に設定されます。
例)XLSX-SAVEPWD=xyz
書き込みパスワードは設定されません。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。
指定した文字列の大文字と小文字は、区別されます。
15バイトを超える文字列を指定した場合、および英数字以外を指定した場合は、エラーとなります。
Excel文書情報ファイル上にパスワードがテキスト形式で可視化されてしまいますので、取り扱いには十分注意してください。
XLSX-TITLE=<改行コードを含む2,036バイト以内の文字列>
ブックのタイトルを指定します。
Microsoft Excelの“プロパティ”画面-“ファイルの概要”-“タイトル”に設定されます。
例)XLSX-TITLE=売上伝票
帳票名が設定されます。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。
タイトルに設定できる文字は、1,024文字、かつ2,036バイト(改行コードを含む)までです。1,024文字を超える文字列を指定した場合は、1,024文字までがタイトルに設定されます。また、2,036バイト(改行コードを含む)を超える文字列を指定した場合は、2,035バイトまでの文字列が設定されますが、2,035バイト目が文字コードの途中の場合は、エラーとなります。
帳票出力インタフェースで「タイトル」を指定した場合は、本キーワードで指定した値は、無効となります。
XLSX-SUBTITLE=<改行コードを含む2,033バイト以内の文字列>
ブックのサブタイトルを指定します。
Microsoft Excelの“プロパティ”画面-“ファイルの概要”-“サブタイトル”に設定されます。
例)XLSX-SUBTITLE=11月度
List Creator デザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブで指定した値が設定されます。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。
サブタイトルに設定できる文字は、1,024文字、かつ2,033バイト(改行コードを含む)までです。1,024文字を超える文字列を指定した場合は、1,024文字までがサブタイトルに設定されます。また、2,033バイト(改行コードを含む)を超える文字列を指定した場合は、2,032バイトまでの文字列が設定されますが、2,032バイト目が文字コードの途中の場合は、エラーとなります。
XLSX-AUTHOR=<改行コードを含む2,035バイト以内の文字列>
ブックの作成者を指定します。
Microsoft Excelの“プロパティ”画面-“ファイルの概要”-“作成者”に設定されます。
例)XLSX-AUTHOR=○○○株式会社
List Creator デザイナの帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブで指定した値が設定されます。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。
作成者に設定できる文字は、1,024文字、かつ2,035バイト(改行コードを含む)までです。1,024文字を超える文字列を指定した場合は、1,024文字までが作成者に設定されます。また、2,035バイト(改行コードを含む)を超える文字列を指定した場合は、2,034バイトまでの文字列が設定されますが、2,034バイト目が文字コードの途中の場合は、エラーとなります。
XLSX-CTLWMSG=0 | 1
重複する警告メッセージの出力の有無を指定します。
ブックで一度だけ出力します
常に出力します
例)XLSX-CTLWMSG=0
0(ブックで一度だけ出力します)となります。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。
「ブックで一度だけ出力」を指定している場合、該当する警告メッセージの初回発生時に、一度だけ出力されます。
該当する警告メッセージは、以下のとおりです。
メッセージの詳細については、オンラインマニュアル“メッセージ集”を参照してください。
Warning:M2X:00000017:Limit excess occurred(number of lines)., タイトル, シート名
意味:
出力可能な行数を超えました。次のシートに続けて出力します。
Warning:M2X:00000000:Overwrite of data occurred., タイトル, シート名, 行番号, 列番号, パーティション名
意味:
同一セルへのデータの上書きが発生しました。
Warning:M2X:00000000:Overwrite of data occurred., タイトル, シート名, 行番号, 列番号, Characters of Overlay.
意味:
同一セルへのオーバレイデータでの上書きが発生しました。
Warning:M2X:00000000:Limit excess occurred(number of characters of format)., タイトル, シート名, 行番号, 列番号
意味:
指定可能な表示形式の文字数を超えました。表示形式を標準にします。
Warning:M2X:00000000: Print information is abnormal., タイトル, シート名, 印刷情報
意味:
印刷範囲が上限値を越えました。印刷範囲を設定しません。
Warning:M2X:00000000: Sheet name is invalid., タイトル, 無効なシート名, 自動生成のシート名
意味:
シート名を無効としました。シート名は既定のSheetになります。
XLSX-OFFICE=0 | 1
出力する最大シート数を拡張する場合に指定します。
最大1,000シートの出力が可能
最大9,999シートの出力が可能
例)XLSX-OFFICE=0
Excel環境設定ファイルの指定に従います。
Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(最大1,000シートの出力が可能)となります。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。
最大9,999シートの出力を行った場合、ブック内で利用可能なスタイル数の上限を超える可能性があります。その場合、スタイル数の上限を超えないように調整してください。スタイル数の調整、およびスタイルの上限値については、以下を参照してください。
⇒ “4.2.9 スタイルに関する留意事項”
⇒ “4.3.2 Excelファイルのスタイルの上限値”
Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照してください。
⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”
XLSX-EXTFUNC=[[,]MDA][[,]OVL][[,]BCD][[,]PR1] [[,]NON]
拡張機能の出力を指定します。
組込みメディアを出力します
オーバレイを出力します
バーコードを出力します
印刷情報(用紙サイズ、用紙方向、拡大/縮小)を反映します
すべての拡張機能を出力しません
設定値を複数指定する場合は、「カンマ(,)」で区切ります。
例)XLSX-EXTFUNC=OVL,MDA
Excel環境設定ファイルの指定に従います。
Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、拡張機能はすべて出力されません。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。
NON(すべての拡張機能を出力しません)と同時に、それ以外を指定している場合、拡張機能はすべて出力されません。
Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照してください。
⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”
XLSX-MDASHARE=0 | 1
組込みメディア項目のイメージデータ共用を指定します。
組込みメディア項目に指定されたイメージデータファイルが、先に指定したイメージデータファイルと同じ場合、イメージデータは共用されます。
共用する
共用しない
例)XLSX-MDASHARE=0
Excel環境設定ファイルの指定に従います。
Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(共用する)となります。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。
0(共用する)で、同じイメージデータを使用している場合、Excelファイル内に格納するイメージデータのファイル数が減るため、ファイルサイズを削減することができます。
以下の条件がすべて一致した場合、同じイメージデータファイルと判断します。
・ ファイル名(フルパス)
・ ファイルの更新日時
・ ファイルサイズ
ただし、ファイル内容の比較を行わないため、Excelファイル出力した結果、期待通りのイメージデータで出力されていない場合は、1(共用しない)を指定してください。
以下の場合、当指定は無効となり、切り替えできません。
・ イメージデータをURLで指定する場合、常に共用されません。
・ オーバレイのイメージは、常に共用されます。
Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照してください。
⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”
XLSX-STRSTYLE=0 | 1
文字列の書式を指定します。
項目種別が、テキスト項目、矩形テキスト項目、およびOCR-B項目の場合のみ有効となります。
文字列
標準
例)XLSX-STRSTYLE=0
Excel環境設定ファイルの指定に従います。
Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(文字列)となります。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。
1(標準)を指定すると、256文字以上の長い文字列の場合に“#######”で表示される問題を回避することができます。
発生する問題の詳細については、以下を参照してください。
⇒ “4.2.1 Excelファイル出力に関する留意事項”
Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照してください。
⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”
XLSX-JUSTPAGEPRT=0 | 1
Excelファイルの印刷時、1ページに収まるよう調整します。
ただし、「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」を指定している場合、横方向は1ページに収まるよう調整されますが、縦方向は出力する行数により、1ページに収まらない場合があります。
当キーワードは、XLSX-EXTFUNC(拡張機能出力指定)で「PR1」が指定されている場合に、有効となります。
調整しない
調整する
例)XLSX-JUSTPAGEPRT=0
Excel環境設定ファイルの指定に従います。
Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(調整しない)となります。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。
1(調整する)を指定した場合、帳票様式定義の「拡大/縮小指定」は無効となり、Microsoft Excelの[ページ設定]の拡大縮小印刷には、「横(1) × 縦(1)」が設定されます。この場合、帳票様式定義の印刷範囲が[ページ設定]の[シート]の印刷範囲に設定されます。
ただし、「印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力する」を指定している場合は、「横(1) × 縦(空白)」が設定され、印刷範囲は設定されません。
印刷範囲の設定については、以下を参照してください。
⇒ “3.3.6 印刷情報”
バーコードを出力する帳票で、1(調整する)を指定する場合、実際の運用を行う前に、バーコードが読み込めることを確認してから使用してください。
Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照してください。
⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”
XLSX-HATCHDRAWMODE=0 | 1
同一セル内に、網がけ(100%:塗りつぶし)と網がけ(100%以外)が指定された場合の描画方法について指定します。
網がけ(100%:塗りつぶし)と網がけ(100%以外)を重ねて透過する
網がけ(100%:塗りつぶし)と網がけ(100%以外)を透過しない
例)XLSX-HATCHDRAWMODE=0
Excel環境設定ファイルの指定に従います。
Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(網がけ(100%:塗りつぶし)と網がけ(100%以外)を重ねて透過する)となります。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。
0を指定した場合、両方の網がけが有効となり、重なって透過しているように出力されます。1を指定した場合、後に出力した網がけで上書きされます。表示結果については、以下を参照してください。
⇒ “4.2.7 網がけに関する留意事項”
Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照してください。
⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”
XLSX-LINEDRAWMODE=0 | 1
セルの境界で罫線が重複して指定されている場合の描画方法について指定します。
いずれか一方の罫線を無効にする
同じ属性(線種、色)の罫線はすべて有効にする
例)XLSX-LINEDRAWMODE=0
Excel環境設定ファイルの指定に従います。
Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(いずれか一方の罫線を無効にする)となります。
キーワードのみを指定して値を省略した場合は、エラーとなります。
オーバレイ罫線にも有効な指定です。
1を指定すると、Excelファイルの印刷時、複数ページとなる場合にページ境界のセルに指定された罫線を出力することができます。当キーワードの指定による印刷結果については、以下を参照してください。
⇒ “4.2.10 Excelファイルを印刷する場合の留意事項”
Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照してください。
⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”
XLSX-FIXWINDOWFRAME=<セル名>[,<シート番号>]
指定した位置でウィンドウ枠を固定します。
セル名には、IV列/65,536行までのセル名を指定してください。ただし、A1を指定した場合、当指定は無視されます。
シート番号は、ブック内の先頭シートを1とする昇順の番号です。シート番号を複数指定する場合、「カンマ(,)」で区切ります。シート番号は1~9999の番号で指定してください。生成していないシートのシート番号を指定した場合、当指定は無視されます。
行を固定する場合、固定したい行の1つ下のA列のセル名を指定します。
例)4行目を固定する場合 XLSX-FIXWINDOWFRAME=A5
列を固定する場合、固定したい列の1つ右の1行目のセル名を指定します。
例)C列を固定する場合 XLSX-FIXWINDOWFRAME=D1
行と列の両方を固定する場合は、固定したいセルの1つ右下のセル名を指定します。
例)D列/5行目を固定する場合 XLSX-FIXWINDOWFRAME=E6
シートごとにウィンドウ枠を固定する場合の指定例を以下に示します。
例)2シート目、4シート目の6行目を固定する場合 XLSX-FIXWINDOWFRAME=A7,2,4
ウィンドウ枠の固定は設定されません。
キーワードのみを指定して値を省略した場合、および「カンマ(,)」を指定してシート番号を省略した場合は、エラーとなります。
当キーワードは複数回指定できます。
値として指定できる文字は、2,027バイト(改行コードを含む)までです。2,027バイトを超える場合は、キーワードを分割するなどして、上限を超えないように指定してください。2,027バイトを超える値を指定した場合は、2,026バイトまで有効になります。
シート番号を省略した場合、全シートに同じ値が設定されます。シートごとに固定する位置を切り替える場合、シート番号を指定してください。シート番号を指定する場合、256シート分まで指定可能です。256シート分を超えて指定した場合は、エラーとなります。
同じシートに対して当キーワードを複数回使用した場合、最後に指定した値が有効になります。
シート番号を指定したキーワードは、シート番号を省略したキーワードよりも優先されます。
XLSX-GRIDLINE=0 | 1[,<シート番号>]
枠線非表示を指定します。
シート番号は、ブック内の先頭シートを1とする昇順の番号です。シート番号を複数指定する場合、「カンマ(,)」で区切ります。シート番号は1~9999の番号で指定してください。生成していないシートのシート番号を指定した場合、当指定は無視されます。
枠線を表示する
枠線を表示しない
例)1シート目、2シート目、3シート目の枠線を非表示にする場合
XLSX-GRIDLINE=1,1,2,3
Excel環境設定ファイルの指定に従います。
Excel環境設定ファイルでも省略されている場合は、0(枠線を表示する)となります。
キーワードのみを指定して値を省略した場合、および「カンマ(,)」を指定してシート番号を省略した場合は、エラーとなります。
当キーワードは複数回指定できます。
値として指定できる文字は、2,033バイト(改行コードを含む)までです。2,033バイトを超える場合は、キーワードを分割するなどして、上限を超えないように指定してください。2,033バイトを超える値を指定した場合は、2,032バイトまで有効になります。
シート番号を省略した場合、全シートに同じ値が設定されます。シートごとに枠線表示を切り替える場合、シート番号を指定してください。シート番号を指定する場合、256シート分まで指定可能です。256シート分を超えて指定した場合は、エラーとなります。
同じシートに対して当キーワードを複数回指定した場合、最後に指定した値が有効になります。
シート番号を指定したキーワードは、シート番号を省略したキーワードよりも優先されます。
Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係については、以下を参照してください。
⇒ “2.4.3 Excel環境設定ファイルとExcel文書情報ファイルとの関係”
XLSX-FILTER=<開始位置>[:<終了位置>][,<シート番号>]
指定した範囲にフィルタを設定します。
開始位置および終了位置は、IV列/65,536行の範囲で指定してください。終了位置が開始位置より左または上の場合は、エラーとなります。
開始位置は表などの列見出しを含めた位置を指定してください。
シート番号は、ブック内の先頭シートを1とする昇順の番号です。シート番号を複数指定する場合、「カンマ(,)」で区切ります。シート番号は1~9999の番号で指定してください。生成していないシートのシート番号を指定した場合、当指定は無視されます。
開始位置および終了位置は、列名、またはセル名で指定します。
開始位置を列名で指定した場合、終了位置も列名で指定します。
例)D列からF列の範囲にフィルタを設定する場合 XLSX-FILTER=D:F
開始位置をセル名で指定した場合、終了位置もセル名で指定します。
例)D5セルからF10セルの範囲にフィルタを設定する場合 XLSX-FILTER=D5:F10
列名で指定した場合、1~65,536行目の範囲でフィルタが設定されます。
終了位置は省略可能です。終了位置を省略した場合、フィルタは以下の範囲に設定されます。
列名で指定した場合 : 開始位置で指定した列の1~65,536行目
セル名で指定した場合 : 開始位置で指定したセルのみ
シートごとにフィルタを設定する場合の指定例を以下に示します。
例)2シート目、3シート目のC列からE列の範囲にフィルタを設定する場合 XLSX-FILTER=C:E,2,3
フィルタは設定されません。
キーワードのみを指定して値を省略した場合、「コロン(:)」を指定して終了位置を省略した場合、および「カンマ(,)」を指定してシート番号を省略した場合は、エラーとなります。
当キーワードは複数回指定できます。
値として指定できる文字は、2,035バイト(改行コードを含む)までです。2,035バイトを超える場合は、キーワードを分割するなどして、上限を超えないように指定してください。2,035バイトを超える値を指定した場合は、2,034バイトまで有効になります。
シート番号を省略した場合、全シートに同じ値が設定されます。シートごとにフィルタの設定を切り替える場合、シート番号を指定してください。シート番号を指定する場合、256シート分まで指定可能です。256シート分を超えて指定した場合は、エラーとなります。
同じシートに対して当キーワードを複数回指定した場合、最後に指定した値が有効になります。
シート番号を指定したキーワードは、シート番号を省略したキーワードよりも優先されます。