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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

33.1 操作の流れ

DB連携定義ツールはプロジェクトごとに操作を行います。
プロジェクトとは、グローバルサーバとオープンサーバを結ぶ最小単位であるメッセージキューごと(DBサービスグループごと)に作成する作業スペースです。
プロジェクトの中に定義生成の基となるDB定義を移入し、必要に応じて編集操作を行い、対応する定義を生成する手順となります。
プロジェクトは複数作成できますが、一度に処理できるプロジェクトは1つだけです。別のプロジェクトの操作を行いたい場合は開いているプロジェクトを終了する必要があります。
なお、プロジェクトとその中に移入したDB定義などの情報は作業フォルダーに格納します。作業フォルダーはワークスペースとも呼び、DB連携定義ツールをインストールしたフォルダーに割当てられます。

DB連携定義ツールの操作の流れを"図33.1 操作の流れ"に示します。

図33.1 操作の流れ

図の説明

事前準備

グローバルサーバ上でDB定義を採取します。
DB定義の詳細は"表31.1 入力可能な定義"を参照してください。
採取したDB定義はWindowsクライアントにファイル転送します。
詳細は"33.3 事前準備"を参照してください。

起動

Windowsクライアント上でDB連携定義ツールを起動します。
詳細は"33.4 起動"を参照してください。

環境作成

DB連携定義ツールの動作に必要なプロジェクトを作成します。
詳細は"33.5 環境作成"を参照してください。

定義移入

事前準備にてWindowsクライアントにファイル転送したDB定義をDB連携定義ツールに移入します。
また、移入したDB定義の中からオープンサーバへ連携が必要なレコードを選択します。
詳細は"33.6 定義移入"を参照してください。

定義編集

必要に応じて移入したDB定義を編集できます。
以下の順番に説明します。

  • レコードの編集(レイアウト編集)

  • NDBのパス選択

  • 項目の選択

  • 名前の変更

  • データベースの追加

レコードの編集(レイアウト編集)

抽出元データベースがNDBまたはVSAMの場合、レコード上の一部またはすべての項目に対し、COPYLIBを利用したレコードのレイアウトの設定ができます。
詳細は"33.7.1 レコードの編集"を参照してください。

NDBのパス選択

抽出元データベースがNDBの場合、上位階層のレコードを含めて連携対象にできます。
詳細は"33.7.2 NDBのパス選択"を参照してください。

項目の選択

抽出元データベースのレコード上の一部の項目だけを選択して反映先データベースに反映できます。
詳細は"33.7.3 項目の選択"を参照してください。

名前の変更

抽出元データベースの名前(項目名など)を、反映先データベース上で別の名前に変更できます。
詳細は"33.7.4 名前の変更"を参照してください。

データベースの追加

抽出元データベースと反映先データベースの関係を、1対1の関係から1対nまたはn対1の関係となるように対応関係を追加できます。
詳細は"33.7.5 データベースの追加"を参照してください。

定義生成

DB連携定義を生成します。
詳細は"33.8 定義生成"を参照してください。

停止

DB連携定義ツールを停止します。
詳細は"33.9 停止"を参照してください。

定義登録

生成したDB連携定義をWindowsクライアントからグローバルサーバおよびオープンサーバへファイル転送して登録してください。
詳細は"33.10 定義登録"を参照してください。