DB連携定義ツールは、逐次差分連携および初期連携(初期DBの創成)に必要な定義を生成する機能です。
DB連携定義ツールは、Windowsクライアント上で動作し、グローバルサーバのDB定義を入力として、DB連携定義を生成します。
DB定義
DB定義とは、DB連携定義ツールが入力するグローバルサーバのデータベースの定義を指します。
入力可能な定義を"表31.1 入力可能な定義"に示します。
データベース種 | DB連携定義ツールの入力情報 |
---|---|
NDB | NDBの定義体のPRINT結果 |
COPYLIB | |
RDB | RDBの定義体のPRINT結果 |
VSAM | COPYLIB |
[備考] 上記の情報をテキスト形式にしてDB連携定義ツールに入力します。テキスト形式のファイルを"DB定義ファイル"と呼びます。
入力定義の詳細は"33.3.1 DB定義の準備"を参照してください。
DB連携定義
DB連携定義とは、DB連携定義ツールが生成する定義を指します。
生成対象の定義を"表31.2 生成定義"に示します。
なお、逐次差分連携に必要な定義を"逐次差分連携定義"、初期連携に必要な定義を"初期連携定義"と呼びます。
また、グローバルサーバ向けの定義を"抽出定義"、オープンサーバ向けの定義を"反映定義"と呼びます。
DB連携定義ツールの出力情報 | 生成定義を利用するサーバ | |||
---|---|---|---|---|
DB連携定義 | 逐次差分連携定義 | 抽出定義 | TJNLのジャーナル定義 | グローバルサーバ |
TJNLのジャーナル利用定義 | ||||
TJNLの項目補助定義 | ||||
反映定義 | TROのDBサービス定義 | オープンサーバ | ||
反映先データベースの表定義(RDB表定義) | ||||
初期連携定義 | 抽出定義 | DB-EXPRESSの実行制御文 | グローバルサーバ | |
DB-EXPRESSの定義制御文 | ||||
DB-EXPRESSが利用するADL定義 | ||||
反映定義 | LinkexpressのDBサービス定義 | オープンサーバ |
DB連携定義ツールの位置付け
DB連携定義ツールの位置付けを"図31.1 DB連携定義ツールの位置付け"に示します。
以下についてはサポート外となりますのでご注意願います。
DB連携定義ツールは、グローバルサーバからオープンサーバへ連携する場合に必要となる定義を生成できます。逆の連携(オープンサーバからグローバルサーバ)には対応していません。
DB連携定義ツールはファイル転送機能を備えていません。入力するDB定義と生成するDB連携定義は利用者がファイル転送を行う必要があります。