運用管理サーバおよび運用管理クライアント上に導入されているSystemwalker for Oracleが以下の場合のバージョンアップ手順について説明します。
すでに導入されているSystemwalker for Oracle | |
Standard Edition | 10.0 |
注意
メッセージ情報ファイルを登録している場合
すでにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンが11.0/12.0/V13.1.x/V13.3.0/V13.4.0/V13.5.0であり、メッセージ情報ファイルを登録している場合は、以下の作業が必要です。
“8.1.6 メッセージ情報ファイルを削除する”を参照し、メッセージ情報ファイルの削除を行ってください。
“5.8 メッセージ情報ファイルを登録する”を参照し、メッセージ情報ファイルを登録してください。
以下の手順で行います。
[運用管理サーバ]運用管理サーバにインストールされているOracleを監視している場合は以下の作業を行います
Systemwalker for Oracleのデーモンを停止します
Systemwalker for Oracleのデーモンを停止するには、以下のコマンドを実行してください。
<Systemwalker for Oracleのバージョンが10.0/10.0.1の場合>
# /etc/rc2.d/K53mpor stop <ENTER> |
<Systemwalker for Oracleのバージョンが10.1/11.0/12.0/V13.1.x/V13.3.0/V13.4.0/V13.5.0の場合>
# /etc/rc0.d/K53mpor stop <ENTER> |
拡張監視機能の定義ファイルをバックアップします
(すでにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンが11.0/12.0/V13.1.x/V13.3.0/V13.4.0/V13.5.0であり、拡張監視機能を使用している場合のみ)
“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“定義ファイルのバックアップ”を参照し、定義ファイルのバックアップを行ってください。
環境設定の解除を行います
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporbsetup -d <ENTER> |
注意
環境設定コマンド実行時の注意事項
環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。
コマンド実行中は、対象のサーバに対してSystemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
/opt/FJSVmpor/dataディレクトリ内には、環境設定時にSystemwalker Centric Managerの定義データが退避されます(環境設定時の退避ファイル:*.old)。そのため、環境設定の解除を行わずにアンインストールを行うと、該当ディレクトリと退避ファイルは削除されません。不要な場合には、アンインストール後に手動で削除するか、または、アンインストール前に、事前に退避ファイルおよびdataディレクトリを削除しておく必要があります。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
[運用管理サーバ]ポリシーのバックアップを行います
“B.3 V13以前の資源を使用する場合”を参照し、ポリシーのバックアップを行ってください。
注意
Oracle関係管理機能を使用している場合の注意事項
本バージョンでは、Oracle関係管理機能は使用できません。
[運用管理クライアント]Systemwalker for Oracleのアンインストールを行います
メニューの削除を行います
Systemwalkerコンソール上のノードに登録したメニューを削除します。運用管理クライアントで以下のコマンドを実行してください。
MpOrSetmenu.exe -d <ENTER> |
注意
メニューの削除を行う際の注意事項
運用管理サーバにSystemwalker Centric Manager V13.2.0以降がインストールされている場合、認証プロンプトが表示されることがあります。認証プロンプトには、運用管理サーバのAdministrators権限またはDmAdmin権限を持ったユーザ名およびパスワードを入力してください。
環境設定の解除を行います
以下のコマンドを実行してSystemwalker Centric Managerに対して行った設定を解除します。
mporstup.exe -d <ENTER> |
アンインストールを行います
コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」/「プログラムの追加と削除」/「プログラムと機能」から「Systemwalker for Oracle」を選択し、Systemwalker for Oracleをアンインストールします。
[運用管理サーバ]Systemwalker for Oracleのアンインストールを行います
環境設定の解除を行います
Systemwalker Centric Managerに対して行った設定は、アンインストールしても元に戻されません。設定を解除する場合は、以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mpormsetup -d <ENTER> |
注意
環境設定の解除を行う際の注意事項
環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。
コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
/opt/FJSVmpor/dataディレクトリ内には、環境設定時に、Systemwalker Centric Managerの定義データが退避されます(環境設定時の退避ファイル:*.old)。そのため、環境設定の解除を行わずにアンインストールを行うと、該当ディレクトリと退避ファイルは削除されません。不要な場合には、アンインストール後に手動で削除するか、または、アンインストール前に、事前に退避ファイルおよびdataディレクトリを削除しておく必要があります。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
関係管理環境設定の削除を行います
Systemwalker for Oracleの関係管理環境を作成している場合は、環境を削除する必要があります。環境を削除する場合は以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporrsetup <ENTER> |
パッケージのアンインストールを行います
パッケージのアンインストールを行います。
# pkgrm FJSVmpor <ENTER> |
パッケージのアンインストールを行った後、Systemwalker for Oracle インストールディレクトリが削除されていることを確認してください。
[運用管理サーバ/運用管理クライアント]インストールを行います
“第4章 インストール”を参照し、Systemwalker for Oracle V15.0.0のインストールを行ってください。
[運用管理サーバ]運用管理サーバの環境設定を行います
“5.1 運用管理サーバでの環境設定【Solaris版】”-“5.1.1 環境設定コマンドの実行”を参照し、運用管理サーバに対する環境設定を行ってください。
注意
「Webサーバの定義」は必要ありません。
[運用管理クライアント]メニューの登録を行います
“5.7 Systemwalkerコンソールにメニューを登録する”を参照し、Systemwalkerコンソール上のノードへメニューを登録します。
[運用管理サーバ]ポリシーのリストアを行います
アンインストールを行う前にバックアップしたポリシーをリストアします。
“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“ポリシーのリストア”を参照し、ポリシーのリストアを行ってください。
[運用管理サーバ]運用管理サーバにインストールされているOracleを監視している場合は以下の作業を行います
環境設定コマンドを実行します
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporbsetup -s <ENTER> |
注意
環境設定コマンド実行時の注意事項
コマンド実行中は、対象のサーバに対して、Systemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「y」を選択してください。
Oracleアクセスユーザの設定を行います
監視対象のOracleにアクセスするユーザのデフォルトはスーパーユーザです。
Oracleアクセスユーザを変更する場合は、“G.3 Oracleアクセスユーザの設定について【UNIX版】”を参照し、Oracleアクセスユーザを変更することも可能です。
変更する必要がない場合は、行う必要はありません。
拡張監視機能の定義ファイルをリストアします
(「1-b. 拡張監視機能の定義ファイルをバックアップします」を行った場合のみ)
バックアップした定義ファイルをリストアします。リストア先については“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“定義ファイルのリストア”を参照してください。
Oracle環境情報の更新を行います
[Oracle環境情報設定]画面で内容を確認し、[更新]を行ってください。
Oracle環境情報の設定については“6.2 Oracle環境情報の設定”を参照してください。
Oracle状態監視の条件の更新を行います
[Oracle状態監視設定]画面から[スケジュール設定]画面を表示し、内容を確認した後、[格納]ボタンを選択してください。
Oracle状態監視の条件設定については“6.3 Oracle状態監視の条件設定”を参照してください。
ポリシー配付を実行します
Systemwalkerコンソールからポリシー配付を実行してください。
監視デーモンの確認を行います
監視デーモンが起動されているかを確認してください。停止している場合は起動する必要があります。
各デーモンについては“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“Systemwalker for Oracleのデーモン/サービス”を参照してください。