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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

A.7 環境作成チェックリストによるデータベース環境設定項目の確認

以下に、環境作成を行う際のチェック項目一覧を示します。

Symfoware Serverを利用する場合の環境作成チェックリスト

チェックポイント

チェック内容

データベースのインストール

運用に必要なSymfoware Serverパッケージがインストールされていることを確認してください。

資源の見積り

非同期アプリケーション連携実行基盤で使用する各資源の見積りを確認してください。

ディスク容量の確認


必要な容量を見積り、データを格納するローデバイスに見積り以上の空き容量があることを確認してください。


必要な容量を見積り、データを格納するファイルシステムに見積り以上の空き容量があることを確認してください。

ローデバイスの作成

必要な容量および数のローデバイスが作成されていることを確認してください。

パスの権限確認

指定したパスやローデバイスに対する読込み書込み権限を、DB管理者ユーザに与えられていることを確認してください。

カーネルの編集


/etc/system ファイルの編集がされていることを確認してください。


/etc/sysctl.confファイルの編集がされていることを確認してください。

RDB構成パラメタファイルの編集

RDB構成パラメタファイルが正しく編集されていることを確認してください。

システムの動作環境ファイルの編集

システム用の動作環境ファイルが正しく編集されていることを確認してください。

共用バッファプールの定義ファイルの編集

共用バッファプールの定義ファイルが正しく編集されていることを確認してください。

/etc/services ファイルの編集

/etc/services ファイルの編集が正しく編集されていることを確認してください。

環境変設定

Symfoware Serverを利用する際に必要な環境変数の設定がされていることを確認してください。

ログ管理ファイルの作成

ログ管理ファイルの作成が完了していることを確認してください。

テンポラリログファイルの作成

テンポラリログファイルの作成が完了していることを確認してください。

RDBディクショナリの作成

RDBディクショナリの作成が完了していることを確認してください。

アーカイブログファイルの初期作成およびアーカイブログファイルの追加

アーカイブログファイルの初期作成および追加が完了していることを確認してください。
以下のコマンドで確認します。例は、RDBシステム名“RDBAPFW”です。

  • bash、Bシェル、およびKシェルの場合
      # RDBNAME=RDBAPFW ; export RDBNAME (注)
      # rdblog -V -a

  • csh、tcshの場合
      # setenv RDBNAME RDBAPFW (注)
      # rdblog -V -a

  > set RDBNAME=RDBAPFW (注)
  > rdblog -V -a

注) RDBシステム名を付けない運用の場合は、環境変数RDBNAMEの設定は不要です。

RDBシステムの起動

RDBシステムが起動されていることを確認してください。
以下のコマンドで確認します。例は、RDBシステム名“RDBAPFW”です。

  • bash、Bシェル、およびKシェルの場合
      # RDBNAME=RDBAPFW ; export RDBNAME (注)
      # rdbchksanity
      # echo $?

  • csh、tcshの場合
      # setenv RDBNAME RDBAPFW (注)
      # rdbchksanity
      # echo $status

  > set RDBNAME=RDBAPFW (注)
  > rdbchksanity
  > echo %errorlevel%

上記の結果 0が表示されていれば、RDBシステムは正常に起動しています。
注) RDBシステム名を付けない運用の場合は、環境変数RDBNAMEの設定は不要です。

データベース認証方法の設定

  • データベース認証方法の設定が行われていることを確認してください。
    以下のコマンドで確認します。
      # rdbprt -m PARAM

業務用データベースの設定 (メッセージ格納DBを作成する場合)

  • 業務用データベースが作成されていることを確認してしてください。
    以下のコマンドで確認します。
      # rdbprt -m DB

  • メッセージ格納DBユーザとして利用する業務ユーザが作成されていることを確認してしてください。
    DBMSユーザ認証およびOSパスワード認証の場合は、以下のコマンドで確認します。
      # rdbprt -m USER

JDBCドライバの実行環境の設定

各種コマンドを実行する管理者権限ユーザの環境変数に、JDBCドライバの実行に必要な環境変数の設定がされていることを確認してください。

データソースの登録

利用するJDBCデータソースがSymfowareのネーミングサービスに登録されていることを確認してください。

以下のコマンドで確認します。
  # /opt/FJSVsymjd/fjjdbc/bin/symjddefds -list

環境変数設イルの記述

環境変数設定ファイルの記述がされていることを確認してください。

非同期アプリケーション連携実行基盤用データベースの作成

非同期アプリケーション連携実行基盤で使用するデータベースが作成されていることを確認してください。
以下のコマンドで確認します。
  # rdbprt -m DB

データベースへの接続確認

非同期アプリケーション連携実行基盤で使用するデータベースに接続できることを確認してください。

  • フロー定義DBおよびメッセージトラッキングDBの場合
    以下のコマンドで確認します。例は、実行基盤管理者ユーザID“apfwadm”です。
      # rdbexecsql -s APFWDB -u apfwadm

  • メッセージ格納DBを作成する場合
    以下のコマンドで確認します。例は、業務用データベース名“USERDB”、メッセージ格納DBユーザID“dbuser”です。
      # rdbexecsql -s USERDB -u dbuser

上記のコマンド実行後に、標準出力として'SQL>'と表示されることが確認できれば、データベースへの接続に成功しています。

Oracleを利用する場合の環境作成チェックリスト

チェックポイント

チェック内容

データベースのインストール

運用に必要なOracleパッケージがインストールされていることを確認してください。

データベース環境のチューニングパラメタの見積り

非同期アプリケーション連携実行基盤で使用する各資源の見積りを確認してください。

ディスク容量の確認

必要な容量を見積り、データを格納するローデバイスに見積り以上の空き容量があることを確認してください。

ローデバイス(ファイルシステム)の作成

必要な容量および数のローデバイスが作成されていることを確認してください。

パスの権限確認

指定したパスやローデバイスに対する書込み権限を、データベース環境セットアップコマンドを実行するUNIXローカルユーザが所有していることを確認してください。

環境変数の設定

Oracleを利用する際に必要な環境変数が設定されていることを確認してください。(注)

非同期アプリケーション連携実行基盤用データベースの作成

非同期アプリケーション連携実行基盤用にデータベース名が“APFWDB”であるデータベースが作成済みであることを確認してください。

インスタンスの起動(データベースオープン)

インスタンスが起動されていることを確認してください。
以下のコマンドで確認します。ここでは、SID名が“APFW”を想定した場合の例を示します。
#ps -ef | grep ora | grep APFW
上記の結果
ora_pmon_APFW
ora_reco_APFW
ora_smon_APFW
ora_ckpt_APFW
ora_dbw0_APFW
ora_lgwr_APFW
などのOracleバックグラウンドプロセスが表示されていれば、インスタンスは正常に起動しています。

JDBC環境の設定

Oracleを利用する際に必要なJDBC環境の設定がされていることを確認してください。

リスナーの設定および起動

  • 非同期アプリケーション連携実行基盤用のデータベース“APFWDB”に対応するリスナーファイルが設定済みであるか確認してください。

  • リスナーファイルに設定された非同期アプリケーション連携実行基盤用のデータベースに対応するリスナーが起動済みか確認してください。
    以下のコマンドで確認します。実行結果に“TNS-”から始まるエラーが表示されず、各サービスに対する状態が表示されていれば、リスナーは起動しています。
    エラーが表示される場合は、リスナーファイルの設定を見直してリスナーを再起動してください。

    • 複数のリスナーで運用している場合
      # lsnrctl status [リスナー名]

    • 1つのリスナーだけで運用している場合
      # lsnrctl status

業務ユーザの作成

メッセージ格納DBを作成する場合は、対象となる業務用データベースに接続可能な業務ユーザを作成済みであることを確認してください。

環境変数設定フイルの記述

環境変数設定ファイルの記述がされていることを確認してください。

データベース環境のセットアップ

非同期アプリケーション連携実行基盤で使用するデータベースが作成されていることを確認してください。

データベースへの接続確認

SQL*Plusなどのコマンドを利用し、非同期アプリケーション連携実行基盤用のデータベース“APFWDB”に接続できることを確認してください。
以下に接続確認用のコマンド実行例を示します。

  • bash、Bシェル、およびKシェルの場合
      # ORACLE_SID=システム識別子 ; export ORACLE_SID
      # sqlplus system/システムユーザのパスワード

  • csh、tcshの場合
      # setenv ORACLE_SID システム識別子
      # sqlplus system/システムユーザのパスワード

上記で正常に接続できない場合、リスナーの設定を見直してください。

注)Oracleを利用する際に必要な環境変数を以下に示します。

インストールを行ったOracleソフトウェアが64bit版の場合は、LD_LIBRARY_PATHの設定として32bitライブラリを指定する必要があります。

32bit/64bit

環境変数

設定値

32bit版

LANG

jaなど

ORACLE_BASE

Oracleマニュアルに従って設定してください。

ORACLE_HOME

Oracleマニュアルに従って設定してください。

NLS_LANG

Japanese_Japan.JA16EUCなど

ORA_NLS10

$ORACLE_HOME/nls/data

PATH

$ORACLE_HOME/bin

LD_LIBRARY_PATH

$ORACLE_HOME/lib

$ORACLE_HOME/ctx/lib

$ORACLE_HOME/jdbc/lib

64bit版

LANG

jaなど

ORACLE_BASE

Oracleマニュアルに従って設定してください。

ORACLE_HOME

Oracleマニュアルに従って設定してください。

NLS_LANG

Japanese_Japan.JA16EUCなど

ORA_NLS10

$ORACLE_HOME/nls/data

PATH

$ORACLE_HOME/bin

LD_LIBRARY_PATH

$ORACLE_HOME/lib32

$ORACLE_HOME/ctx/lib

$ORACLE_HOME/jdbc/lib

環境変数

設定値

LANG

jaなど

ORACLE_BASE

Oracleマニュアルに従って設定してください。

ORACLE_HOME

Oracleマニュアルに従って設定してください。

NLS_LANG

Japanese_Japan.UTF8など

ORA_NLS10

$ORACLE_HOME/nls/data

PATH

$ORACLE_HOME/bin

LD_LIBRARY_PATH

$ORACLE_HOME/ctx/lib

$ORACLE_HOME/jdbc/lib