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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

付録A カスタムセットアップによる環境作成

非同期アプリケーション連携実行基盤の環境作成方法は、作業の容易性の観点から“19.4 データベースサーバの環境設定”および“第8章 アプリケーションサーバの環境設定”で説明している方法を推奨しています。
より詳細に環境をカスタマイズしたい場合には、カスタムセットアップを利用することができます。本章では、非同期アプリケーション連携実行基盤におけるカスタムセットアップによる環境作成方法について説明します。

注意

カスタムセットアップの利用には、OS、Interstage Application Serverおよびデータベース製品の運用やチューニングに関する十分な知識が前提条件となります。前提条件を満たさない場合は、“19.4 データベースサーバの環境設定”および“第8章 アプリケーションサーバの環境設定”で説明している方法でセットアップしてください。

なお、データベース容量の見積りは、“Interstage Application Serverの資源の設計”後、システム構築シートを使用してアプリケーションサーバで作成する資源を算出し、出力されたデータベースのコネクション情報を元に、その他の見積り項目を“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“データベースの設定(Symfoware/RDBを使う場合)”または“データベースの設定(Oracleを使う場合)”を参照して決定することを推奨します。

また、非同期アプリケーション連携実行基盤で使用するInterstage Application Serverの資源は、システム構築シートを使用して算出することができます。“A.9 カスタムセットアップを利用したアプリケーションサーバ環境のセットアップ”では、各資源の設計を行った後、システム構築シートで算出した資源を元に環境作成を行うことを推奨します。

システム構築シートはMicrosoft Excel用ファイルとして、マニュアルCDの以下のファイルとして提供しています。

manual\ApplicationServer\tuning\INTS-BAS-SystemSetupSheet.xls