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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

A.4.12 業務ユーザの作成

メッセージとDBの整合性保証機能を使用する場合、既存の利用データベース(業務データベース)に対してアクセス可能なユーザが作成済みである必要があります。以下に、ユーザ作成の例を示します。詳細については、Oracleマニュアル“SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス”を参照してください。

sqlplus /nolog
SQL> CONNECT system/manager
SQL> CREATE USER MSGUSER IDENTIFIED BY パスワード
  2  DEFAULT TABLESPACE デフォルト表領域名
  3  TEMPORARY TABLESPACE デフォルト一時表領域名
  4  QUOTA UNLIMITED ON 表領域名;
SQL> GRANT CONNECT,RESOURCE TO MSGUSER;
SQL> exit

ユーザIDおよびパスワードの設定条件

既存の利用データベース(業務データベース)に対してアクセス可能なユーザを作成する場合の、ユーザIDおよびパスワードの設定条件を以下に示します。

設定対象

指定値の条件

ユーザID

引用識別子、非引用識別子共通(注1)

  • 1~30バイトの範囲で指定してください。

  • 予約語は利用できません。(注2)

引用識別子で指定する場合(注1)

  • 開始文字には、任意の文字を使用できます。

  • すべての文字、句読点および空白を使用できます。(注3)

非引用識別子で指定する場合(注1)

  • データベース・キャラクタ・セットのアルファベット文字で開始する必要があります。

  • データベース・キャラクタ・セットの英数字、アンダースコア(_)、ドル記号($)およびシャープ記号(#)は含めることができます。(注3) (注4)

パスワード

引用識別子、非引用識別子共通(注1)

  • 1~30バイトの範囲で指定してください。

  • 予約語は利用できません。(注2)

引用識別子で指定する場合(注1)

  • 開始文字には、任意の文字を使用できます。

  • すべての文字、句読点および空白を使用できます。(注3)

非引用識別子で指定する場合(注1)

  • データベース・キャラクタ・セットのアルファベット文字で開始する必要があります。

  • データベース・キャラクタ・セットの英数字、アンダースコア(_)、ドル記号($)およびシャープ記号(#)は含めることができます。(注3) (注4)

注1) 引用識別子は二重引用符(")で囲み、大文字/小文字が区別されます。非引用識別子は大文字/小文字が区別されず、すべて大文字として解析されます。
注2) 予約語についてはOracleマニュアル “SQL リファレンス”を参照してください。
注3) 引用識別子と非引用識別子のどちらにも、二重引用符(")は使用できません。
注4) 非引用識別子では、$ と# はできるだけ使用しないでください。