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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 導入ガイド

付録I 定義ファイル

ここでは、定義ファイルの設定について説明します。

本製品の機能を利用する場合、事前に定義ファイルの作成が必要なことがあります。

注意

Windowsのメモ帳を使用してUTF-8のテキストを編集し保存すると、ファイルの先頭3バイトにByte Order Mark(BOM)が格納され、ファイルの1行目に記載した情報が正しく解析されません。メモ帳を使用する場合、2行目から情報を記述してください。


定義ファイルの格納先

定義ファイルは以下の場所に作成します。

【Windows】
インストールフォルダー\\Manager\etc\customize_data

【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data


定義ファイルが必要な機能

定義ファイルが必要な機能と、定義ファイル名は以下のとおりです。

表I.1 定義ファイルが必要な機能一覧(物理L-Server/仮想L-Server共通)

機能

定義ファイル名

参照先

構成定義情報のバックアップ先を変更する場合

manager_backup.rcxprop

「運用ガイド VE」の「8.2 バックアップ」を参照してください。

ストレージプールにシン・プロビジョニング属性を設定する場合

pool.rcxprop

「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「12.2 リソースプールの操作」を参照してください。

シン・プロビジョニングにおけるリソース選択の優先順を設定する場合 (*1)

storage.rcxprop

D.5.1 定義ファイル」と「E.1.1 定義ファイル」を参照してください。

*1: シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールと設定されていないストレージプールが共存する場合です。


表I.2 定義ファイルが必要な機能一覧(物理L-Server)

機能

定義ファイル名

参照先

SANストレージを利用する場合

すべてのストレージ装置で必要な設定

storage_portset.rcxprop

6.1.1 SANストレージのポート組合せ定義ファイルの作成」を参照してください。

ETERNUSストレージを利用する場合の設定

storage.rcxprop

D.5.1 定義ファイル」を参照してください。

ダイナミックLUNミラーリングを利用する場合の設定

storage_mirroring.rcxprop

D.5.1 定義ファイル」を参照してください。

ストレージ自動階層制御におけるリソース選択の優先順の設定を利用する場合

storage.rcxprop

D.5.1 定義ファイル」を参照してください。

EMCストレージを利用する場合の設定

emcpath.conf

D.5.1 定義ファイル」を参照してください。

以下の場所に格納してください。

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\sys\usm\etc

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/sys/usm/etc

予備サーバの切替えポリシーとサーバモデルの互換性を変更する場合

spare_server_config.rcxprop

「運用ガイド CE」の「14.1.1 L-Serverの高可用性」を参照してください

LANスイッチブレードでIBPモードを利用する場合

vnetwork_ibp.rcxprop

D.4 セットアップのための事前準備(ネットワーク)」を参照してください。

OSのイメージ配付時にNICの冗長化やタグVLANなどの設定を自動で行う場合

net_info.conf

このファイルは、自動的に生成されるファイルです。

詳細は「D.7.4 L-Serverのネットワーク冗長化とVLAN設定」を参照してください。

L-Serverテンプレートでモデル名を指定せずに物理L-Serverを作成する場合

server_spec.rcxprop

D.5.1 定義ファイル」を参照してください。

物理サーバごとにFC搭載数または、実装位置が異なる場合

fc_connection_pattern

D.5.1 定義ファイル」を参照してください。

L-Serverの生存監視

Physical.rcxprop

alive_monitoringディレクトリ配下に配置します。

D.5.1 定義ファイル」を参照して下さい。

表I.3 定義ファイルが必要な機能一覧(仮想L-Server)

機能

定義ファイル名

参照先

OSに対するパラメーター設定を簡略化する場合

  • ユーザーグループごと

    os_setting_ユーザーグループ名.rcxprop

  • システム共通

    os_setting.rcxprop

【VMware】

E.2.5 セットアップ」を参照してください。

【Hyper-V】

E.3.4 セットアップ」を参照してください。

【Oracle VM】

E.5.4 セットアップ」を参照してください。

オーバーコミットを利用する場合

pool.rcxprop

E.1.1 定義ファイル」を参照してください。

本製品が保持するVMホストのIPアドレスとVM管理製品が保持するVMホストのIPアドレスが、一致しない場合

vmhost_ip_addresses.rcxprop

「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「2.2 VM管理製品の登録」を参照してください。

VM固有情報定義ファイル

  • ユーザーグループごと

    vm_ユーザーグループ名_VM種別.rcxprop

  • システム共通

    vm_VM種別.rcxprop

    vm_propディレクトリ配下に配置します。

E.1.1 定義ファイル」を参照してください。

ServerView Agentsを利用できないサーバを用いて仮想L-Serverを作成する場合

server_spec.rcxprop

E.1.1 定義ファイル」を参照してください

L-Serverの生存監視

【Windows】

\alive_monitoring\vm_VM種別.rcxprop

【Linux】
/alive_monitoring/vm_VM種別.rcxprop

E.1.1 定義ファイル」を参照してください。

表I.4 定義ファイルが必要な機能一覧(VMware)

機能

定義ファイル名

参照先

分散仮想ネットワーク(vDS)を利用する場合(ポートグループとVLAN IDの関連付け)

vnetwork_vmware.rcxprop

E.2.2 事前準備」を参照してください。

vds_dc

E.2.2 事前準備」を参照してください。

以下の場所に格納してください。

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\vm

VMware DRS/DPM用の電源制御を行う場合

vm.rcxprop

E.2.4 インストール後の設定」を参照してください。

業務LANに接続している管理クライアントから仮想L-Serverのコンソールに接続する場合

vm_console.rcxprop

E.2.4 インストール後の設定」を参照してください。

表I.5 定義ファイルが必要な機能一覧(Hyper-V)

機能

定義ファイル名

参照先

OSの[地域と言語のオプション]の設定が英語になるSCVMMの障害(KB978336)を回避する場合

kb978336_scvmm.rcxprop

E.3.4 セットアップ」を参照してください。

ユーザーグループごとにクローニングイメージの格納先を制限する場合

  • ユーザーグループごと

    library_share_ユーザーグループ名_deny.conf

  • システム共通

    library_share_deny.conf

E.3.4 セットアップ」を参照してください。

クローニングイメージ削除時に、ほかのテンプレートと依存関係のない関連ファイルを同時に削除する場合

delete_image_all_files_scvmm

E.3.4 セットアップ」を参照してください。

以下の場所に格納してください。

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\vm

【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/vm

ローカライズ版Windowsや、クライアントOSからイメージ採取したクローニングイメージを指定してL-Serverを作成する場合

  • ユーザーグループごと

    image_admin_hyperv_ユーザーグループ名.rcxprop

  • システム共通

    image_admin_hyperv.rcxprop

E.3.4 セットアップ」を参照してください。

ネットワーク設定の自動化をサポートするVMホストの構成パターンとは異なる物理ネットワークアダプターの番号を使用する場合のネットワーク設定

vnetwork_hyperv.rcxprop

E.3.4 セットアップ」を参照してください。

VM管理製品から通知されたメッセージを英語で出力する場合

vm.rcxprop

E.1.1 定義ファイル」を参照してください。

System Center 2012 Virtual Machine Managerに複数のMACアドレスプールが存在する場合

  • テナントごと

    scvmm_mac_pool_テナント名.rcxprop

  • システム共通

    scvmm_mac_pool.rcxprop

E.3.4 セットアップ」を参照してください。

表I.6 定義ファイルが必要な機能一覧(RHEL5-Xen)

機能

定義ファイル名

参照先

PRIMECLUSTER GDSの共有クラスの構成を変更する場合

storage_vmhost.rcxprop

E.4.4 セットアップ」を参照してください。

仮想ブリッジとVLAN IDの関連付け

vnetwork_rhelxen.rcxprop

E.4.4 セットアップ」を参照してください。

表I.7 定義ファイルが必要な機能一覧(Oracle VM)

機能

定義ファイル名

参照先

仮想ブリッジとVLAN IDの関連付け

vnetwork_oraclevm.rcxprop

E.5.4 セットアップ」を参照してください。

VM管理ソフトウェアへのSSLアクセス指定

ovmm.rcxprop

E.5.5 Oracle VM利用時の注意点」を参照してください。

表I.8 定義ファイルが必要な機能一覧(RHEL-KVM)

機能

定義ファイル名

参照先

仮想ブリッジとVLAN IDの関連付け

vnetwork_rhelkvm.rcxprop

E.6.4 セットアップ」を参照してください。