バックアップ管理の環境定義系コマンドについて説明します。
名前
swstsvrset - 管理対象サーバ(Storageサーバ)構成情報の設定
形式
プログラムディレクトリ¥bin¥swstsvrset [-c RecCtrlFile-Directory] [-w Work-Directory]
プログラムディレクトリ¥bin¥swstsvrset [-h Server-Name] [-c RecCtrlFile-Directory] [-w Work-Directory]
機能説明
管理対象サーバの構成情報を設定します。
本コマンドを実行することで、コマンドを実行した管理対象サーバが、バックアップ運用を行うサーバであることを宣言します。
オプション
バックアップ運用を行う管理対象サーバ名を指定します。
本オプションは運用管理サーバだけで有効です。
省略した場合は、コマンドを投入した管理対象サーバが処理対象となります。
リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ名を指定します。出力先には、空のディレクトリを指定してください。
初回登録時に、本オプションが省略された場合は以下のディレクトリを使用します。
非クラスタ運用の場合:<環境設定ディレクトリ>¥etc¥SymfoWARE¥Recovery
クラスタ運用の場合:<論理ノード用環境設定ディレクトリ>¥etc¥SymfoWARE¥Recovery
更新時に省略した場合は、設定済みの値を引き継ぎます。
Symfowareがインストールされていない場合は、本オプションは使用しません。
作業ディレクトリ名を指定します。
初回登録時に、本オプションが省略された場合は以下のディレクトリを使用します。
非クラスタ運用の場合:<環境設定ディレクトリ>¥var¥SymfoWARE
クラスタ運用の場合:<論理ノード用環境設定ディレクトリ>¥var¥SymfoWARE
更新時に省略した場合は、設定済みの値を引き継ぎます。
Symfowareがインストールされていない場合は、本オプションは使用しません。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
管理対象サーバの構成情報を設定します。
C:¥>C:¥Win32app¥AdvancedCopyManager¥bin¥swstsvrset swstsvrset completed C:¥>
Symfowareがインストールされている管理対象サーバの構成情報を設定します。
C:¥>C:¥Win32app¥AdvancedCopyManager¥bin¥swstsvrset -c C:¥Win32app¥AdvancedCopyManager¥etc¥SymfoWARE -w C:¥Win32app¥AdvancedCopyManager¥etc¥SymfoWARE swstsvrset completed C:¥>
運用管理サーバから管理対象サーバ(job1)の構成情報を設定します。
C:¥>C:¥ETERNUS_SF\ACM¥bin¥swstsvrset -h job1 swstsvrset completed C:¥>
注意事項
クラスタ運用時は、-c オプションで指定するリカバリ制御ファイル出力先ディレクトリとして、共有ディスク上のディレクトリを指定する必要があります。
次のような場合、管理対象サーバ構成情報を設定できません。
Symfowareがインストールされていない状態で、-w オプションまたは -c オプションを指定したとき。
-w オプションに指定したディレクトリが存在しないとき。
-c オプションに指定したディレクトリが存在しないとき。
-w、-c オプションに各国語文字を含むディレクトリ名を指定したとき。
次のコマンドが動作中のときは、本コマンドを実行できません。
名前
swstsvrdisp - 管理対象サーバ(Storageサーバ)構成情報の表示
形式
プログラムディレクトリ\bin\swstsvrdisp
プログラムディレクトリ\bin\swstsvrdisp [-h Server-Name]
機能説明
swstsvrset(管理対象サーバ構成情報設定コマンド)で設定した管理対象サーバ構成情報を表示します。
表示される情報は以下のとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Storage-Server | 管理対象サーバ名を表示します。 |
RecCtrlFile-Dir | リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ名を表示します。 |
Work-Dir | 作業ディレクトリ名を表示します。 |
オプション
管理対象サーバ名を指定します。
本オプションは運用管理サーバだけで有効です。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
管理対象サーバ(job1)の構成情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsvrdisp Storage-Server = job1 C:\>
Symfowareがインストールされている管理対象サーバ(job2)の構成情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsvrdisp Storage-Server =Svr02 RecCtrlFile-Dir = C:\Win32app\AdvancedCopyManager\etc\SymfoWARE\Recovery\ Work-Dir = C:\Win32app\AdvancedCopyManager\var\SymfoWARE\ C:\>
注意事項
リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ名と作業ディレクトリ名は、Symfowareがインストールされている場合だけ表示されます。
名前
swstdevinfoset - 業務ボリューム、またはバックアップボリュームの設定
形式
プログラムディレクトリ\bin\swstdevinfoset -t | -b | -o Device-Name
プログラムディレクトリ\bin\swstdevinfoset [-h Server-Name] -t | -b | -o Device-Name
機能説明
ETERNUS ディスクアレイに割り当てられたボリュームを、業務ボリューム、またはバックアップボリュームとして設定します。
業務ボリュームとは、バックアップ元となる業務データが格納されたボリュームのことを表します。
バックアップボリュームとは、その業務データのバックアップを保管するボリュームのことを表します。
Windowsで使用できる業務ボリュームおよびバックアップボリュームとして登録できるデバイスは次のとおりです。Logical Unit(ディスク)は登録できません。
SCSIドライバ資源(OS標準)
なお、ドライブの構成は通常ドライブだけであり、FT(Fault Tolerant)ドライブとして認識されるミラーセット、ストライプセット、パリティ付きストライプセット、ボリュームセットは登録できません。また、使用できるファイルシステムはNTFSとReFSです。
業務ボリュームまたはバックアップボリュームとして登録されたデバイスの情報(パーティションサイズ、ドライブ文字、ETERNUS ディスクアレイの筐体情報)を、ディスクアドミニストレータなどのOS管理ツールやETERNUS ディスクアレイが提供するETERNUS Web GUIなどの機能を用いて変更する場合、変更するデバイスを、業務ボリューム/バックアップボリュームの登録から削除して、再度登録する必要があります。
また、Windowsの管理対象サーバで新たにデバイスの追加・削除を行った場合は、AdvancedCopy Managerデバイス名とOS情報との対応表を更新するために、Webコンソールで「全デバイスの情報取得/反映」を行ってください。
通常業務ボリュームのバックアップ運用を行う場合、業務ボリュームの詳細は「3.2.2 バックアップ対象の決定」を、バックアップボリュームの詳細は「3.2.4 バックアップボリュームの準備」を参照してください。
オプション
管理対象サーバ名を指定します。
本オプションは運用管理サーバだけで有効です。
指定したデバイスを業務ボリュームとして登録します。
-b、-oオプションと同時に指定できません。
指定したデバイスをバックアップボリュームとして登録します。
-t、-oオプションと同時に指定できません。
指定したデバイスが業務ボリュームまたはバックアップボリュームとして登録されていた場合、それらを登録から削除します。
-t、-bオプションと同時に指定できません。
オペランド
表1.5 AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
デバイスを業務ボリュームとして設定します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdevinfoset -t g1d1p2 swstdevinfoset completed
C:\>
デバイスをバックアップボリュームとして設定します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdevinfoset -b g1d2p1 swstdevinfoset completed C:\>
業務ボリュームとして設定したデバイスを設定から削除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdevinfoset -o g1d1p2 swstdevinfoset completed C:\>
注意事項
次のような場合は、業務ボリュームとして設定できません。
同じ筐体情報(筐体識別子、OLU、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)のデバイスがすでに業務ボリュームとして設定されているとき。
設定しようとしているデバイスの領域が、すでに設定されている業務ボリュームまたはバックアップボリュームの領域と重複しているとき。
FTドライブであるとき。
ダイナミックボリュームであるとき。
Logical Unit(ディスク)であるとき。
ファイルシステムがFATまたはFAT32であるとき。
指定した業務ボリュームが存在する筺体のライセンスが、以下のどちらかのとき。
ライセンス管理機能に登録されていない
ライセンスの有効期限が切れている
次のような場合は、バックアップボリュームとして設定できません。
同じ筐体情報(筐体識別子、OLU、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)のデバイスがすでにバックアップボリュームとして設定されているとき。
設定しようとしているデバイスの領域が、すでに設定されている業務ボリュームまたはバックアップボリュームの領域と重複しているとき。
設定しようとしているデバイスが、レプリケーション管理の複製先ボリュームとして登録されているとき。
設定しようとしているデバイスが、レプリケーション管理の双方向コピー可能な複製ボリューム情報の複製元ボリュームとして登録されているとき。
設定しようとしているデバイスにドライブ文字が割り当てられているとき。
FTドライブであるとき。
ダイナミックボリュームであるとき。
SDXオブジェクトであるとき。
Logical Unit(ディスク)であるとき。
ファイルシステムがFATまたはFAT32であるとき。
次の作業を行うには、関連するバックアップ履歴情報を事前に削除しておく必要があります。
バックアップボリュームから業務ボリュームに変更する
バックアップボリュームの設定を解除する
次の作業を行うには、業務ボリュームに設定されているバックアップポリシーを事前に削除しておく必要があります。
業務ボリュームからバックアップボリュームに変更する
業務ボリュームの設定を解除する
次の作業を行うには、関連する同期処理(ECセッション)を事前にキャンセルしておく必要があります。
サスペンド中の業務ボリュームの設定を変更する
サスペンド中のバックアップボリュームの設定を変更する
次の作業を行うには、関連するトラッキング処理(OPCセッション)を事前にキャンセルしておく必要があります。
トラッキング中の業務ボリュームの設定を変更する
トラッキング中のバックアップボリュームの設定を変更する
次のコマンドが動作中のときは、本コマンドを実行できません。
名前
swstdevdisp - デバイス情報の表示
形式
プログラムディレクトリ\bin\swstdevdisp [-t] [-b [-u]] [-o] [Device-Name]
プログラムディレクトリ\bin\swstdevdisp [-h Server-Name] [-t] [-b [-u]] [-o] [Device-Name]
機能説明
swstdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)で設定した業務ボリューム、バックアップボリュームおよびそれ以外の設定可能なデバイスの情報を表示します。
表示される情報は以下のとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Server | 管理対象サーバ名を表示します。 |
Device | |
Size | デバイスに割り当てられたパーティションサイズを表示します。 |
Device-Mode | デバイスを区別する文字列を表示します。 "Transaction":業務ボリュームを表します。 バックアップボリュームの場合、そのバックアップボリュームが使用中の場合は、"Backup (used)" と表示します。未使用の場合は、"Backup (free)" と表示します。サスペンド指定バックアップまたは差分スナップショット型バックアップを実行した場合、履歴削除後もバックアップボリュームは使用中となります。 -uオプションが指定されている場合、履歴削除されたサスペンド状態のバックアップボリュームは"Backup(used-S)"と表示し、履歴削除されたトラッキング状態のバックアップボリュームは"Backup(used-T)"と表示します。 |
Mount-Point (Method) | Deviceのドライブ文字を表示します。括弧内には、そのデバイスのファイルシステムタイプを表示します。 DeviceがSymfoware用の業務ボリュームの場合は、Symfowareのデータベーススペース名とロググループ名、RDBシステム名を表示し、括弧内には“SymfoWARE”を表示します。 |
Backup-Engine | 運用種別を表示します。 “AdvancedCopy”:AdvancedCopy Managerによるバックアップ運用 |
Symfoware用の業務ボリュームの場合、“Mount-Point (Method)”欄には以下の形式で表示します。
DB-Name DBS-Name / LogGroup / RDB-Name (SymfoWARE) (1) (2) (3) (4) (5) (1) データベース名を表示します。 (2) データベーススペース名を表示します。 (3) ロググループ名を表示します。 (4) RDBシステム名を表示します。RDBシステム名がない時は、"-"と表示します。 (5) Symfowareであることを表します。
オプション
管理対象サーバ名を指定します。
運用管理サーバ以外では、このオプションを指定できません。
業務ボリュームとして設定されているデバイスの情報を表示します。
オペランドのデバイス名が省略された場合、全業務ボリュームのデバイス情報を表示します。
バックアップボリュームとして設定されているデバイスを表示します。
オペランドのデバイス名が省略された場合、全バックアップボリュームのデバイス情報を表示します。
Device-Mode欄の表示形式を変更します。
業務ボリュームとバックアップボリュームに設定されているデバイス以外を表示します。
オペランドのデバイス名が省略された場合、業務ボリュームにもバックアップボリュームにも設定されていない全デバイス情報を表示します。
t、b、oのすべてのオプションが省略された場合は、業務ボリュームとして設定されているデバイスの情報を表示します。
オペランド
表1.5 AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。
省略した場合、オプションも省略されていれば、全業務ボリュームのデバイス情報を表示します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
設定されたデバイスの使用状況を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdevdisp -t -b Server Device Size Device-Mode Mount-Point (Method) Backup-Engine job2 g1d1p2 1.0 Gbyte Transaction D: (NTFS) AdvancedCopy job2 g1d1p1 1.0 Gbyte Transaction E: (NTFS) AdvancedCopy job2 g1d1p3 1.0 Gbyte Transaction DB1.DBS6/LOG01/RDB01 (SymfoWARE) AdvancedCopy job2 g1d1p4 1.0 Gbyte Transaction DB1.DBS2/LOG02/RDB01 (SymfoWARE) AdvancedCopy job2 g1d2p1 1.0 Gbyte Backup (used) ---- (----) AdvancedCopy job2 g1d2p2 1.0 Gbyte Backup (free) ---- (----) AdvancedCopy job2 g1d2p3 2.0 Gbyte Backup (used) ---- (----) AdvancedCopy job2 g1d2p4 2.0 Gbyte Backup (free) ---- (----) AdvancedCopy : C:\>
名前
swstbkpolset - バックアップポリシーの設定
形式
プログラムディレクトリ\bin\swstbkpolset [-i Interval-Days] [-s Save-Number][Device-Name]
プログラムディレクトリ\bin\swstbkpolset [-h Server-Name] [-i Interval-Days] [-s Save-Number] [Device-Name]
プログラムディレクトリ\bin\swstbkpolset -n [-i Interval-Days] [-s Save-Number] Log-Group-Name[/RDB-Name]
プログラムディレクトリ\bin\swstbkpolset -n [-h Server-Name][-i Interval-Days][-s Save-Number] Log-Group-Name[/RDB-Name]
機能説明
保存世代数、間隔日数などのバックアップポリシーを設定します。
保存世代数とは、バックアップを行ったデータを何世代残しておくかを意味します。間隔日数とは、バックアップを実行してから次のバックアップを行うまでの日数の目安を意味します。
オプション
管理対象サーバ名を指定します。
運用管理サーバ以外では、このオプションを指定できません。
間隔日数を指定します。
設定できる範囲は1~366までで、初回登録時に省略した場合は30を設定します。
更新時に省略した場合は、設定済みの値を引き継ぎます。
保存世代数を指定します。
設定できる範囲は1~31までで、初回登録時に省略した場合は2を設定します。
更新時に省略した場合は、設定済みの値を引き継ぎます。
ロググループに対して設定することを指定します。
オペランドには、ロググループ名とRDBシステム名を指定します。RDBシステム名がない時は、省略できます。
オペランド
表1.5 AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。
省略した場合は、すべての業務ボリュームに対してバックアップポリシーを設定します。
ロググループ名を指定します。
RDBシステム名を、ロググループ名のあとに“/”を区切り文字として指定します。
RDBシステム名がない時は、省略できます。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
業務ボリューム(g1d1p2)の間隔日数を10日、保存世代数を3世代としてバックアップポリシーを設定します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbkpolset -i 10 -s 3 g1d1p2 g1d1p2 swstbkpolset completed C:\>
ロググループ(LOG01/RDB1)の保存世代数を3世代でバックアップポリシーを設定します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbkpolset -n -s 3 LOG01/RDB1 g1d1p2 swstbkpolset completed g1d1p1 swstbkpolset completed : LOG01/RDB1 swstbkpolset completed C:\>
注意事項
間隔日数を指定しても、AdvancedCopy Managerは自動的にバックアップを取得することは行いません。
設定の際には、指定されたバックアップポリシーに従って運用するために必要な数のバックアップボリュームが設定されている必要があります。通常業務ボリュームのバックアップ運用を行う場合のバックアップボリュームの数は、「3.2.4 バックアップボリュームの準備」を参照してください。
保存世代数の変更は、「その時点での履歴情報数」≦「設定する保存世代数」であれば実行可能です。
次のような場合、バックアップポリシーを設定できません。
指定された保存世代数分のバックアップボリュームが存在しないとき。
保存世代数の指定できる範囲を超えてオプションを指定したとき。
間隔日数の指定できる範囲を超えてオプションを指定したとき。
ロググループに含まれる業務ボリュームを個別に指定したとき。
レプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能が、処理対象となる業務ボリュームに対する処理を実行しているとき。
指定したデバイスがLU(ディスク)単位であるとき。
次のコマンドが動作中のときは、本コマンドを実行できません。
名前
swstbkpoldisp - バックアップポリシーの表示
形式
プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldisp [Device-Name]
プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldisp [-h Server-Name] [Device-Name]
プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldisp -n Log-Group-Name[/RDB-Name]
プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldisp -n [-h Server-Name] Log-Group-Name[/RDB-Name]
機能説明
業務ボリュームごとに設定されているバックアップポリシーを表示します。
表示される情報は以下のとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Server | 管理対象サーバ名を表示します。 |
Device | |
Interval-Days | 間隔日数を表示します。 |
Save-Number | 保存世代数を表示します。 |
Mount-Point (Method) | Deviceのドライブ文字を表示します。括弧内には、そのデバイスのファイルシステムタイプを表示します。 DeviceがSymfoware用の業務ボリュームの場合は、Symfowareのデータベーススペース名とロググループ名、RDBシステム名を表示し、括弧内には“SymfoWARE”を表示します。 |
Symfoware用の業務ボリュームの場合、“Mount-Point (Method)”欄には以下の形式で表示します。
DB-Name DBS-Name / LogGroup / RDB-Name (SymfoWARE) (1) (2) (3) (4) (5) (1) データベース名を表示します。 (2) データベーススペース名を表示します。 (3) ロググループ名を表示します。 (4) RDBシステム名を表示します。RDBシステム名がない時は、"-"と表示します。 (5) Symfowareであることを表します。
オプション
管理対象サーバ名を指定します。
運用管理サーバ以外では、このオプションを指定できません。
ロググループに対して表示を行うことを指定します。
オペランドには、ロググループ名とRDBシステム名を指定します。RDBシステム名がない時は、省略できます。
オペランド
表1.5 AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。
省略された場合は、バックアップポリシーが登録されている業務ボリュームのバックアップポリシーを表示します。
ロググループ名を指定します。
RDBシステム名を、ロググループ名のあとに“/”を区切り文字として指定します。
RDBシステム名がない時は、省略できます。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
業務ボリュームのバックアップポリシーを表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbkpoldisp g1d1p2 Server Device Interval-Days Save-Number Mount-Point (Method) job2 g1d1p2 30 2 D: (NTFS) C:\>
ロググループ(LOG01/RDB1)のバックアップポリシーを表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbkpoldisp -n LOG01/RDB1 Server Device Interval-Days Save-Number Mount-Point (Method) Svr02 g1d1p2 30 2 DB1.DBS6/L0G01/RDB1 (SymfoWARE) Svr02 g1d1p1 30 2 DB2.DBS2/L0G01/RDB1 (SymfoWARE) : C:\>
名前
swstbkpoldel - バックアップポリシーの削除
形式
プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldel Device-Name
プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldel [-h Server-Name] Device-Name
プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldel -n Log-Group-Name[/RDB-Name]
プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldel -n [-h Server-Name] Log-Group-Name[/RDB-Name]
機能説明
設定されているバックアップポリシーを削除します。
削除する業務ボリュームにバックアップ履歴情報が存在する場合は、バックアップ履歴情報を削除したあと、本コマンドを実行してください。
オプション
管理対象サーバ名を指定します。
運用管理サーバ以外では、このオプションを指定できません。
ロググループに対して削除を行うことを指定します。
オペランドには、ロググループ名とRDBシステム名を指定します。RDBシステム名がない時は、省略できます。
オペランド
ロググループ名を指定します。
RDBシステム名を、ロググループ名のあとに“/”を区切り文字として指定します。
RDBシステム名がない時は、省略できます。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
業務ボリュームに設定されているバックアップポリシーを削除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbkpoldel g1d1p2 g1d1p2 swstbkpoldel completed C:\>
ロググループ(LOG01/RDB1)のバックアップポリシーを削除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbkpoldel -n LOG01/RDB1 g1d1p2 swstbkpoldel completed g1d1p1 swstbkpoldel completed : LOG01/RDB1 swstbkpoldel completed C:\>
注意事項
次のような場合、バックアップポリシーを削除できません。
削除する業務ボリュームにバックアップ履歴情報が存在するとき。
削除する業務ボリュームがバックアップ同期処理を開始しているとき。
レプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能が、処理対象となる業務ボリュームに対する処理を実行しているとき。
次のコマンドが動作中のときは、本コマンドを実行できません。