バックアップ管理の保守系コマンドについて説明します。
名前
swstsrsemtch - バックアップ管理簿の復旧
形式
プログラムディレクトリ\bin\swstsrsemtch [-x]
プログラムディレクトリ\bin\swstsrsemtch [-x] [-h Server-Name]
機能説明
システムダウンなどでバックアップ管理簿内の情報の整合性が不完全となってしまった場合、整合性がとれるように復旧します。
オプション
管理対象サーバ名を指定します。
運用管理サーバ以外では、このオプションを指定できません。
リポジトリとの整合をとります。
運用管理サーバのバックアップ管理簿の復旧が、何らかの原因により行えなかった場合、このオプションを指定してください。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
バックアップ管理簿内の情報の整合性をとります。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsrsemtch swstsrsemtch completed C:\>
注意事項
次のコマンドが動作中のときは、本コマンドを実行できません。
名前
swstresback - バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルのバックアップ
形式
プログラムディレクトリ\bin\swstresback Backup-Directory
機能説明
バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルを指定されたディレクトリにバックアップします。
バックアップ管理簿
管理対象サーバ(Storageサーバ)構成情報などの管理簿。
リカバリ制御ファイル
Symfowareのデータベーススペースをバックアップしたときに作成されるファイル。
このコマンドでバックアップした情報はswstresrst(資源リストアコマンド)で復旧できます。
このコマンドではレプリケーション管理簿、データベースは退避されません。
オペランド
バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルを退避するディレクトリ名を指定します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルをバックアップします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresback C:\backup swstresback completed C:\>
注意事項
次のような場合は、バックアップされません。
指定したディレクトリが存在しないとき。
指定したディレクトリが空き容量不足などでコピーできなかったとき。
次のコマンドが動作中のときは、本コマンドを実行できません。
名前
swstresrst - バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルのリストア
形式
プログラムディレクトリ\bin\swstresrst Backup-Directory
機能説明
バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルを、指定されたディレクトリからリストアします。
バックアップ管理簿
管理対象サーバ(Storageサーバ)構成情報などの管理簿
リカバリ制御ファイル
Symfowareのデータベーススペースをバックアップしたときに作成されるファイル
オペランド
swstresback(資源バックアップコマンド)で指定した退避先ディレクトリ名を指定します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルをリストアします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresrst C:\backup swstresrst completed C:\>
注意事項
本コマンドでバックアップ管理簿およびリカバリ制御ファイルをリストアする際は、事前にswstsvrset(管理対象サーバ構成情報設定コマンド)を実行する必要があります。swstsvrset(管理対象サーバ構成情報設定コマンド)の-cオプションに指定するリカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ名は、資源バックアップを行った時点で設定されていたディレクトリを指定してください。
次のような場合は、リストアされません。
指定したディレクトリが存在しないとき。
指定したディレクトリにバックアップ管理簿が存在しないとき。
指定したディレクトリからリストアした場合に、空き容量不足などでコピーできなかったとき。
次のコマンドが動作中のときは、本コマンドを実行できません。