本節では、バックアップ管理のコマンドによる操作について説明しています。
注意
バックアップ管理のすべてのコマンドは、Administratorsグループに属しているユーザーだけが実行可能です。
そのほかのユーザーで実行した場合は、「swst0601」のメッセージを出力しエラー終了します。
JIS2004で追加された補助文字("環境依存文字(Unicode)")を含んだ文字列(ファイル名など)を指定した場合はコマンドを実行できないので、注意してください。
Logical Unit(ディスク)単位のバックアップ運用はサポートしていません。
swstdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)でLogical Unit(ディスク)を指定した場合はエラーとなります。
注意
コマンド実行に必要な動作環境は下表のとおりです。
コマンド名 | AdvancedCopy Managerの動作環境 |
---|---|
swstbackstat | 運用管理サーバ(Storage管理サーバ)で以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバ(Storageサーバ)のデーモン/サービスが動作していなければならない。
|
swstbackup | 運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstbkpoldel | 管理対象サーバで実行する場合、運用管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstbkpoldisp | 運用管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
|
swstbkpolset | Storageサーバで実行する場合、運用管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstcancelrest | 運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstcancelsync | 運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstcanceltrk | 運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstdevdisp | 運用管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
-oオプションを指定する場合は、運用管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstdevinfoset | Storageサーバで実行する場合、運用管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstexecstat | 運用管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
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swsthistdel | 運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swsthistdisp | 運用管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
|
swstresback | - |
swstresrst | 運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstrestore | 運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstreststat | 運用管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
|
swstsrsemtch | 運用管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swststartsync | 運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstsvrdisp | 運用管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstsvrset | 管理対象サーバで実行する場合、運用管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstsyncstat | 運用管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
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swsttrkstat | 運用管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、運用管理サーバおよび処理対象である管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
|
swstvolunlock | 管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
swstvollockstat | 管理対象サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。 |
注意
クラスタ運用におけるコマンドは、次の手順で実行します。
必要に応じて、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定します。環境変数の設定方法は以下のとおりです。
set SWSTGNODE=論理ノード名
コマンドを実行します。
クラスタ運用におけるコマンドと、環境変数設定の要否およびコマンドを実行するノードは下表のとおりです。コマンドを実行する際の注意事項は備考欄に記述しています。
コマンド | 環境変数の要否 | コマンド実行ノード | 備考 |
---|---|---|---|
swstsvrset | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstsvrdisp | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstdevinfoset | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstdevdisp | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstbkpolset | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstbkpoldisp | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstbkpoldel | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstbackup | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstbackstat | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstrestore | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstcancelrest | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstreststat | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swsthistdisp | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swsthistdel | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swststartsync | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstcancelsync | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstsyncstat | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstexecstat | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstdrvset | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstdrvunset | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstsrsemtch | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstresback | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstresrst | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstdismount | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstvolunlock | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstvollockstat | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swstcanceltrk | 必要 | 業務稼働ノード | - |
swsttrkstat | 必要 | 業務稼働ノード | - |
注意
運用管理サーバにおいて、swstvollockstatコマンドを除く、コマンド名の末尾がdispまたはstatである表示系コマンドを実行する場合、-hオプションとデバイス名の有無によって表示内容が異なります。詳細は、以下の表を参照してください。
-hオプションの指定 | デバイス名の指定 | 表示内容 |
---|---|---|
なし | なし | バックアップ管理機能に登録されている全管理対象サーバの情報を、すべて表示します。 |
あり | 運用管理サーバの指定デバイスの情報だけを表示します。 | |
あり | なし | -hオプションに指定された管理対象サーバの情報をすべて表示します。 |
あり | -hオプションに指定された管理対象サーバの指定デバイスの情報だけを表示します。 |