運用中に正センタマスタノードにおいて、BC管理DBに異常が発生した場合の運用手順を説明します。
正センタマスタノードにて、Symfoware Server起動時に、BC管理DBのメディア障害を検出した場合は、Symfoware Serverの起動は完了しますが、バックアップセンタ運用、およびデータベース二重化は停止します。
RLPが閉塞した場合、BC管理DBのリカバリを行った後に、Active DB GuardのRLP環境の復旧、およびDCUの再構築を行います。
以下に、Symfoware Server起動処理中のBC管理DBのメディア障害からのリカバリ手順を示します。
操作の手順
注1) スケーラブルログ運用の場合、ロググループ単位の緊急停止を行います。
注2) 利用者業務を継続し、あとでリカバリを行う事が可能です。
注3) 4ノードで同期しながら操作を実施します。
正センタマスタノードの操作
RLP閉塞メッセージを確認します。
rdb: ERROR: qdg20122e:RLPを閉塞しました RLP名='RLP名'
rdbbcrlpコマンドのVオプション、Dオプション、およびeオプションを実行して、Active DB GuardのRLP名およびデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP名を取得します。
Active DB GuardのRLPおよび“データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの特定については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.1 Vオプション、Dオプション、およびeオプション”を参照してください。
rdbbcofflineコマンドを実行して、Active DB GuardのRLPを終了オフラインにします。
$ rdbbcoffline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m term
rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLPの終了オフライン状態を確認します。
終了オフラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。
【補足】
スケーラブルログ運用の場合、RLP閉塞メッセージを確認したActive DB GuardのRLPを終了オフラインにします。
DBミラーリングサービスを緊急停止します。
dxsvstopコマンドのtermオプションを実行します。
$ dxsvstop -term
【補足】
スケーラブルログ運用の場合、RLP閉塞メッセージを確認したデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの属するロググループで緊急停止を行います。
dxsvstopコマンドのrオプションを実行します。
$ dxsvstop -r
dxdcustopコマンドのgオプションおよびtermオプションを実行し、対象のロググループを緊急停止します。
$ dxdcustop -g ロググループ名 -term
dxinfコマンドのsオプションの実行により、DBミラーリングサービスが停止していることを確認します。
DBミラーリングサービスの停止の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。
ディスク障害などを通知するメッセージから障害の原因を調査し、BC管理DBのデータベーススペースを格納していたディスクの交換など、ハードウェア製品のリカバリを行います。
Active DB GuardのRLPの復旧とDCUの再構築を行います。
【参照】
Active DB GuardのRLPの復旧とDCUの再構築については“7.5.4 Active DB GuardのRLPの復旧と正センタのDCUの再構築”を参照してください。
【補足】
スケーラブルログ運用の場合、RLP閉塞メッセージを確認したActive DB GuardのRLPの復旧、およびRLP閉塞メッセージを確認したデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの属するロググループでDCUの再構築が必要です。
正センタミラーノードの操作
データベースサーバの起動を行います。手順については、“5.2.1 データベースサーバの起動”を参照してください。
ただし、以下の手順は実施しないでください。
データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPのBC管理DBのメモリ常駐
Active DB GuardのRLPの復旧とDCUの再構築を行います。
【参照】
Active DB GuardのRLPの復旧とDCUの再構築については“7.5.4 Active DB GuardのRLPの復旧と正センタのDCUの再構築”を参照してください。
【補足】
スケーラブルログ運用の場合、RLP閉塞メッセージを確認したActive DB GuardのRLPの復旧、およびRLP閉塞メッセージを確認したデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの属するロググループでDCUの再構築が必要です。
副センタマスタノードの操作
データベースサーバの起動を行います。手順については、“5.2.1 データベースサーバの起動”を参照してください。
ただし、以下の手順は実施しないでください。
Active DB GuardのRLPのBC管理DBのメモリ常駐
データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPのBC管理DBのメモリ常駐
Active DB GuardのRLPの復旧とDCUの再構築を行います。
【参照】
Active DB GuardのRLPの復旧とDCUの再構築については“7.5.4 Active DB GuardのRLPの復旧と正センタのDCUの再構築”を参照してください。
【補足】
スケーラブルログ運用の場合、RLP閉塞メッセージを確認したActive DB GuardのRLPの復旧、およびRLP閉塞メッセージを確認したデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの属するロググループでDCUの再構築が必要です。
副センタミラーノードの操作
データベースサーバの起動を行います。手順については、“5.2.1 データベースサーバの起動”を参照してください。
ただし、以下の手順は実施しないでください。
データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPのBC管理DBのメモリ常駐
Active DB GuardのRLPの復旧とDCUの再構築を行います。
【参照】
Active DB GuardのRLPの復旧とDCUの再構築については“7.5.4 Active DB GuardのRLPの復旧と正センタのDCUの再構築”を参照してください。
【補足】
スケーラブルログ運用の場合、RLP閉塞メッセージを確認したActive DB GuardのRLPの復旧、およびRLP閉塞メッセージを確認したデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの属するロググループでDCUの再構築が必要です。