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Symfoware Active DB GuardV11.0.1 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
Symfoware

7.5.4 Active DB GuardのRLPの復旧と正センタのDCUの再構築

通常運用でActive DB GuardのRLPの復旧、および正センタのDCU再構築が同時に必要となった場合は、他の運用に切り替える事ができないため、正センタマスタノードで利用者業務を継続します。その後、利用者業務の停止が可能な時間で、Active DB GuardのRLPの復旧、および正センタのDCU再構築を行います。Active DB GuardのRLPの復旧と正センタのDCUの再構築の操作の手順を以下に示します。

操作の手順

注1) Active DB GuardのRLPが終了オフライン状態でない場合に実行します。

注2) 正センタマスタノードと正センタミラーノードで同期しながらDCUの再構築を実施します。

注3) 正センタマスタノードと副センタマスタノードで同期しながらRLPの復旧を実施します。

注4) 4ノードで同期しながら操作を実施します。

正センタマスタノードの操作

  1. rdbbcofflineコマンドを実行して、再作成対象のActive DB GuardのRLPを終了オフラインにします。

    $ rdbbcoffline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m term
  2. “データベース二重化導入運用ガイドの“DCUの再構築”または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“DCUの再構築”のデータベースサーバ1の手順を実施します。正センタミラーノードで“DCUの再構築”のデータサーバ2の手順を実施しますので、“DCUの再構築”の手順にしたがって2ノードで同期して実施します。
    ただし、以下の手順は実施しないでください。

    • モニタデーモンの起動

    • 監視プロセスの起動

    • BC管理DBのメモリ常駐

    • サービスの開始

  3. “Active DB Guard 運用ガイド”の“RLPの再作成” または“RLP環境の初期化によるRLPの復旧”の複写元システムの手順を実施します。副センタマスタノードで“RLPの再作成” または“RLP環境の初期化によるRLPの復旧”の複写先システムの手順を実施しますので、“RLPの再作成” または“RLP環境の初期化によるRLPの復旧”の手順にしたがって2ノードで同期して実施します。

  4. 5.2.1 データベースサーバの起動”の手順を4ノードで同期して実施します。

  5. 5.2.2 通常運用の起動”の手順を4ノードで同期して実施します。

正センタ アプリケーションサーバの操作

  1. 利用者業務を停止します。

  2. 5.2.2 通常運用の起動”の手順の中で、利用者業務を再開します。

正センタミラーノードの操作

  1. “データベース二重化導入運用ガイドの“DCUの再構築”または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“DCUの再構築”のデータベースサーバ2の手順を実施します。正センタマスタノードで“DCUの再構築”のデータサーバ1の手順を実施しますので、“DCUの再構築”の手順にしたがって2ノードで同期して実施します。
    ただし、以下の手順は実施しないでください。

    • モニタデーモンの起動

    • 監視プロセスの起動

    • BC管理DBのメモリ常駐

    • サービスの開始

  2. 5.2.1 データベースサーバの起動”の手順を4ノードで同期して実施します。

  3. 5.2.2 通常運用の起動”の手順を4ノードで同期して実施します。

副センタマスタノードの操作

  1. rdbbcofflineコマンドを実行して、再作成対象のActive DB GuardのRLPを終了オフラインにします。

    $ rdbbcoffline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m term
  2. dxsvstopコマンドを実行します。これにより、DBミラーリングシステムは、副センタマスタノードのDBミラーリングサービスと副センタミラーノードのDBミラーリングサービスを連動して通常停止します。

    $ dxsvstop
  3. “Active DB Guard 運用ガイド”の“RLPの再作成” または“RLP環境の初期化によるRLPの復旧”の複写先システムの手順を実施します。正センタマスタノードで“RLPの再作成” または“RLP環境の初期化によるRLPの復旧”の複写元システムの手順を実施しますので、“RLPの再作成” または“RLP環境の初期化によるRLPの復旧”に手順にしたがって2ノードで同期して実施します。

  4. 再作成対象のActive DB GuardのRLPが属するロググループ配下のDSIについて、Symfoware Serverのrdbunlコマンドを実行して、全件複写対象の表のDSIの退避データを取得します。

  5. Symfoware Serverのrdbstopコマンドを使用して、Symfoware Serverを停止します。

  6. dxstopコマンドを実行して、モニタデーモンを停止します。

    $ dxstop
  7. 5.2.1 データベースサーバの起動”の手順を4ノードで同期して実施します。

  8. 5.2.2 通常運用の起動”の手順を4ノードで同期して実施します。

副センタミラーノードの操作

  1. Symfoware Serverのrdbsloaderコマンドを実行して、副センタマスタノードで取得した表のDSIの退避データを適用します。

  2. Symfoware Serverのrdbstopコマンドを使用して、Symfoware Serverを停止します。

  3. dxstopコマンドを実行して、モニタデーモンを停止します。

    $ dxstop
  4. 5.2.1 データベースサーバの起動”の手順を4ノードで同期して実施します。

  5. 5.2.2 通常運用の起動”の手順を4ノードで同期して実施します。