通常運用を起動する操作の流れを以下に示します。
操作の手順
注1) Mirroring Controllerを利用している場合で、DBミラーリング動作環境ファイルのGCM_FAILOVER=YESを指定しているときは、DBミラーリングサービスを開始する前にGCMを起動してください。GCMが起動されていない場合、DBミラーリングサービスを開始できますが、警告メッセージを出力します。
注2) 正センタマスタノードでActive DB GuardのRLPのオンラインを行っていない場合、アプリケーションサーバから接続したデータベースで更新系の利用者業務を行う事はできません。
注3) ロググループの数だけ繰り返します。
正センタマスタノードの操作
dxsvstartコマンドのcオプションを実行し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
$ dxsvstart -c
【注】
正センタマスタノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始する際には、正センタミラーノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始していない事を確認してください。DBミラーリングシステムの管理用のLANに異常が発生している場合に、正センタマスタノードと正センタミラーノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始すると、DCUの再構築が必要となります。
dxinfコマンドのsオプションの実行により、正系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。
正系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。
rdbbconlineコマンドのmオプションにcaptureを指定して実行し、Active DB GuardのRLPをオンライン(複写元システム)にします。
$ rdbbconline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m capture
rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態を確認します。
複写元システムでのオンラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。
【注】
正センタマスタノードでActive DB GuardのRLPをオンライン(複写元システム)する際には、副センタマスタノードでActive DB GuardのRLPをオンライン(複写元システム)にしていない事を確認してください。正センタと副センタの間のリモートコピー環境に異常が発生している場合に、正センタマスタノードと副センタマスタノードでActive DB GuardのRLPをオンライン(複写元システム)すると、Active DB GuardのRLPの復旧が必要となります。
正センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写元システム)と副センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写先システム)がオンラインになると、以下のメッセージが両システムに出力されます。
rdb: INFO: qdg20158i:コネクション状態を確立しました RLP名='Active DB GuardのRLP名'
rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLPのコネクション状態を確認します。
コネクション状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。
退避処理を開始します。
正センタアプリケーションサーバの操作
アプリケーションサーバを利用して、データベースへのアクセスを行う場合、アプリケーションサーバは、正センタマスタノードのDBミラーリングサービス開始後、かつ、利用者業務開始前に起動してください。
正センタミラーノードの操作
dxsvstartコマンドのrオプションを実行し、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
$ dxsvstart -r
dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。
副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。
副センタマスタノードの操作
dxsvstartコマンドのcオプションを実行し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
$ dxsvstart -c
【注】
副センタマスタノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始する際には、副センタミラーノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始していない事を確認してください。DBミラーリングシステムの管理用のLANに異常が発生している場合に、副センタマスタノードと副センタミラーノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始すると、DCUの再構築が必要となります。
dxinfコマンドのsオプションの実行により、正系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。
正系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。
rdbbconlineコマンドのmオプションにreflectを指定して実行し、Active DB GuardのRLPをオンライン(複写先システム)にします。
$ rdbbconline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m reflect
rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態を確認します。
複写先システムでのオンラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。
正センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写元システム)と副センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写先システム)がオンラインとなると、以下のメッセージが両システムに出力されます。
rdb: INFO: qdg20158i:コネクション状態を確立しました RLP名='Active DB GuardのRLP名'
rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLPのコネクション状態を確認します。
コネクション状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。
抽出・反映処理を開始します。
副センタミラーノードの操作
dxsvstartコマンドのrオプションを実行し、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
$ dxsvstart -r
dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。
副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。
注意
Symfoware/RDBに異常のある状態でDBミラーリングサービスを開始した場合、開始後にDBミラーリングサービスの状態が異常となる場合がありますので、Symfoware/RDBが正常な状態でDBミラーリングサービスを開始してください。
DBミラーリングサービスの開始後は、dxinfコマンドを使用して、DBミラーリングサービスの状態をモニタリングすることを推奨します。