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Symfoware Active DB GuardV11.0.1 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
Symfoware

5.2.2 通常運用の起動

通常運用を起動する操作の流れを以下に示します。

操作の手順

注1) Mirroring Controllerを利用している場合で、DBミラーリング動作環境ファイルのGCM_FAILOVER=YESを指定しているときは、DBミラーリングサービスを開始する前にGCMを起動してください。GCMが起動されていない場合、DBミラーリングサービスを開始できますが、警告メッセージを出力します。

注2) 正センタマスタノードでActive DB GuardのRLPのオンラインを行っていない場合、アプリケーションサーバから接続したデータベースで更新系の利用者業務を行う事はできません。

注3) ロググループの数だけ繰り返します。

正センタマスタノードの操作

  1. dxsvstartコマンドのcオプションを実行し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -c

    【注】

    正センタマスタノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始する際には、正センタミラーノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始していない事を確認してください。DBミラーリングシステムの管理用のLANに異常が発生している場合に、正センタマスタノードと正センタミラーノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始すると、DCUの再構築が必要となります。

  2. dxinfコマンドのsオプションの実行により、正系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    正系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  3. rdbbconlineコマンドのmオプションにcaptureを指定して実行し、Active DB GuardのRLPをオンライン(複写元システム)にします。

    $ rdbbconline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m capture
  4. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態を確認します。

    複写元システムでのオンラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

    【注】
    正センタマスタノードでActive DB GuardのRLPをオンライン(複写元システム)する際には、副センタマスタノードでActive DB GuardのRLPをオンライン(複写元システム)にしていない事を確認してください。正センタと副センタの間のリモートコピー環境に異常が発生している場合に、正センタマスタノードと副センタマスタノードでActive DB GuardのRLPをオンライン(複写元システム)すると、Active DB GuardのRLPの復旧が必要となります。

  5. 正センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写元システム)と副センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写先システム)がオンラインになると、以下のメッセージが両システムに出力されます。

    rdb: INFO: qdg20158i:コネクション状態を確立しました RLP名='Active DB GuardのRLP名'

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLPのコネクション状態を確認します。

    コネクション状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  6. 退避処理を開始します。

正センタアプリケーションサーバの操作

  1. アプリケーションサーバを利用して、データベースへのアクセスを行う場合、アプリケーションサーバは、正センタマスタノードのDBミラーリングサービス開始後、かつ、利用者業務開始前に起動してください。

正センタミラーノードの操作

  1. dxsvstartコマンドのrオプションを実行し、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -r
  2. dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

副センタマスタノードの操作

  1. dxsvstartコマンドのcオプションを実行し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -c

    【注】
    副センタマスタノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始する際には、副センタミラーノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始していない事を確認してください。DBミラーリングシステムの管理用のLANに異常が発生している場合に、副センタマスタノードと副センタミラーノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始すると、DCUの再構築が必要となります。

  2. dxinfコマンドのsオプションの実行により、正系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    正系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  3. rdbbconlineコマンドのmオプションにreflectを指定して実行し、Active DB GuardのRLPをオンライン(複写先システム)にします。

    $ rdbbconline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m reflect
  4. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態を確認します。

    複写先システムでのオンラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  5. 正センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写元システム)と副センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写先システム)がオンラインとなると、以下のメッセージが両システムに出力されます。

    rdb: INFO: qdg20158i:コネクション状態を確立しました RLP名='Active DB GuardのRLP名'

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLPのコネクション状態を確認します。

    コネクション状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  6. 抽出・反映処理を開始します。

副センタミラーノードの操作

  1. dxsvstartコマンドのrオプションを実行し、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -r
  2. dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

注意

  • Symfoware/RDBに異常のある状態でDBミラーリングサービスを開始した場合、開始後にDBミラーリングサービスの状態が異常となる場合がありますので、Symfoware/RDBが正常な状態でDBミラーリングサービスを開始してください。

  • DBミラーリングサービスの開始後は、dxinfコマンドを使用して、DBミラーリングサービスの状態をモニタリングすることを推奨します。