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Symfoware Active DB GuardV11.0.1 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
Symfoware

5.3 退避処理と抽出・反映処理

退避処理と抽出・反映処理の操作の流れを以下に示します。

操作の手順

注1)Active DB GuardのRLCファイルを循環使用します。ロググループの数だけ繰り返します。

注2)Active DB GuardのRLPのRLC交替が発生するたびに繰り返します。

正センタマスタノードの操作

  1. バックアップセンタ運用中にActive DB GuardのRLPのRLCファイルが満杯になるとRLCファイルが交替します。
    または、Active DB GuardのRLPを指定してrdbbcswhコマンドを実行し、RLCファイルを強制交替します。

    $ rdbbcswh -p 'Active DB GuardのRLP名'
  2. Active DB GuardのRLPのRLCファイルが交替すると、以下のメッセージが出力されます。

    rdb: INFO: qdg20150i:RLCを交替しました RLC通番='RLC通番' RLP名='Active DB GuardのRLP名'

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行します。

    複写元システムでのRLCファイルの交替状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  3. 交替したRLCファイルを退避します。rdbbcrlcコマンドのBオプションを実行してRLCファイルを退避します。
    このとき、RLC退避ファイル名には、複写先システムの抽出処理で指定するRLC退避ファイルを識別するために、出力ファイル名にRLC通番や日付などを付加してください。

    $ rdbbcrlc -B -p 'Active DB GuardのRLP名' -f '出力先ファイル名'

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLCファイルの退避状態を確認します。

    複写元システムでのRLCファイルの退避状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  4. 交替したRLCファイルの抽出が完了すると、以下のメッセージが出力されます。

    rdb: INFO: qdg20152i:複写先システムでRLCの抽出が完了しました RLC通番='RLC通番' RLP名='Active DB GuardのRLP名'

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLCの抽出状態を確認します。

    複写元システムでのRLCファイルの抽出状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  5. セキュリティの運用ポリシーに応じて、Symfoware ServerのrdbclrfコマンドまたはOSの機能でRLC退避ファイルを削除します。

副センタマスタノードの操作

  1. RLCファイルが交替すると、以下のメッセージが出力されます。

    rdb: INFO: qdg20151i:複写元システムでRLCが交替しました RLC通番='RLC通番' RLP名='Active DB GuardのRLP名'

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行します。

    複写先システムでのRLCファイルの交替状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  2. rdbbcextコマンドを実行して、RERUNログを抽出します。

    $ rdbbcext -p 'Active DB GuardのRLP名'

    RLC退避ファイルから抽出する場合は、抽出対象のRLC通番を確認後、該当のRLC通番のRLC退避ファイルから正センタマスタノードで退避した順序でRERUNログを抽出します。

    $ rdbbcext -f 'RLC退避ファイル名' -p 'Active DB GuardのRLP名'
  3. RERUNログ抽出完了のメッセージが出力されます。

    rdb: INFO: qdg20033i:RERUNログの抽出が完了しました RLC通番='RLC通番' RLP名='Active DB GuardのRLP名'
    rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcextが正常終了しました 復帰コード 00

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLC退避ファイルからRERUNログが抽出された状態を確認します。

    複写先システムでのRLCファイルの抽出状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  4. rdbbcrefコマンドのaオプションを実行して、データベースへRERUNログを反映します。
    RERUNログを抽出したファイルをデータベースに反映します。

    $ rdbbcref -p 'Active DB GuardのRLP名' -a