退避処理と抽出・反映処理の操作の流れを以下に示します。
操作の手順
注1)Active DB GuardのRLCファイルを循環使用します。ロググループの数だけ繰り返します。
注2)Active DB GuardのRLPのRLC交替が発生するたびに繰り返します。
正センタマスタノードの操作
バックアップセンタ運用中にActive DB GuardのRLPのRLCファイルが満杯になるとRLCファイルが交替します。
または、Active DB GuardのRLPを指定してrdbbcswhコマンドを実行し、RLCファイルを強制交替します。
$ rdbbcswh -p 'Active DB GuardのRLP名'
Active DB GuardのRLPのRLCファイルが交替すると、以下のメッセージが出力されます。
rdb: INFO: qdg20150i:RLCを交替しました RLC通番='RLC通番' RLP名='Active DB GuardのRLP名'
rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行します。
複写元システムでのRLCファイルの交替状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。
交替したRLCファイルを退避します。rdbbcrlcコマンドのBオプションを実行してRLCファイルを退避します。
このとき、RLC退避ファイル名には、複写先システムの抽出処理で指定するRLC退避ファイルを識別するために、出力ファイル名にRLC通番や日付などを付加してください。
$ rdbbcrlc -B -p 'Active DB GuardのRLP名' -f '出力先ファイル名'
rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLCファイルの退避状態を確認します。
複写元システムでのRLCファイルの退避状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。
交替したRLCファイルの抽出が完了すると、以下のメッセージが出力されます。
rdb: INFO: qdg20152i:複写先システムでRLCの抽出が完了しました RLC通番='RLC通番' RLP名='Active DB GuardのRLP名'
rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLCの抽出状態を確認します。
複写元システムでのRLCファイルの抽出状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。
セキュリティの運用ポリシーに応じて、Symfoware ServerのrdbclrfコマンドまたはOSの機能でRLC退避ファイルを削除します。
副センタマスタノードの操作
RLCファイルが交替すると、以下のメッセージが出力されます。
rdb: INFO: qdg20151i:複写元システムでRLCが交替しました RLC通番='RLC通番' RLP名='Active DB GuardのRLP名'
rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行します。
複写先システムでのRLCファイルの交替状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。
rdbbcextコマンドを実行して、RERUNログを抽出します。
$ rdbbcext -p 'Active DB GuardのRLP名'
RLC退避ファイルから抽出する場合は、抽出対象のRLC通番を確認後、該当のRLC通番のRLC退避ファイルから正センタマスタノードで退避した順序でRERUNログを抽出します。
$ rdbbcext -f 'RLC退避ファイル名' -p 'Active DB GuardのRLP名'
RERUNログ抽出完了のメッセージが出力されます。
rdb: INFO: qdg20033i:RERUNログの抽出が完了しました RLC通番='RLC通番' RLP名='Active DB GuardのRLP名'
rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcextが正常終了しました 復帰コード 00
rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLC退避ファイルからRERUNログが抽出された状態を確認します。
複写先システムでのRLCファイルの抽出状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。
rdbbcrefコマンドのaオプションを実行して、データベースへRERUNログを反映します。
RERUNログを抽出したファイルをデータベースに反映します。
$ rdbbcref -p 'Active DB GuardのRLP名' -a