管理サーバから管理対象サーバを操作する場合は、Interstage JMXサービスを使用します。
■管理サーバと管理対象サーバ間の通信形態
管理サーバと管理対象サーバ間の通信プロトコルは、以下のどちらかを選択できます。
HTTPSに比べて、管理対象サーバとの通信性能に優れています。通信プロトコルにRMIを使用する場合、ポート番号には、管理対象サーバのisjmx.xmlファイルに定義されたRMI用のポート番号を指定してください。デフォルトは、12200です。
ポート番号の詳細については、「運用ガイド(基本編)」の「Interstage管理コンソールによるInterstage運用」-「Interstage管理コンソール動作環境のカスタマイズ」を参照してください。
デフォルトの通信形態です。SSLを使用して通信データを暗号化する通信形態です。ファイアウォールを越えて管理対象サーバと通信する場合に使用します。
通信プロトコルにHTTPSを使用する場合、管理対象サーバのisjmx.xmlファイルの定義にSSL暗号化通信用のポート番号が定義されている必要があります。定義したポート番号をサイト参加時に指定してください。サイト参加時にデフォルトで指定されるポート番号は、12220です。ポートが使用されていない場合は、12220を指定することを推奨します。
定義方法については、「運用ガイド(基本編)」の「Interstage管理コンソールによるInterstage運用」-「Interstage管理コンソール動作環境のカスタマイズ」を参照してください。
C:\Interstage\jmx\etc\isjmx.xml
/etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml
■管理サーバから管理対象サーバの操作
以下の手順で、管理サーバから管理対象サーバを操作します。
管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。ログインユーザを管理するリポジトリとして、オペレーティングシステムまたはディレクトリサービスを選択できます。また、ログインしたユーザの権限(これをロールと呼びます)により操作可能な範囲が異なります。詳細については、「運用ガイド(基本編)」の「Interstage管理コンソールによるInterstage運用」-「ログインユーザの権限」を参照してください。
サイトに、管理する対象のサーバを追加します。追加時に、オペレーティングシステムの管理者権限を持つユーザID・パスワードを指定してください。追加が成功すると、管理サーバと管理対象サーバ間の接続が確立され、その後はユーザID・パスワードを指定することなく、管理対象サーバの各種操作を行うことができるようになります。複数のサーバを一括して操作する場合は、サーバグループとしてグループ化してください。詳細については、「3.1 サイトの構築」を参照してください。
なお、サイトへの追加要求は、指定した通信プロトコルで送信されます。
管理サーバから各管理対象サーバ/各サーバグループに対して操作します。管理サーバにログインしたユーザの権限により、管理対象サーバに対する操作も制限されます。例えば、管理サーバのInterstage管理コンソールにConfigurators権限でログインした場合、管理対象サーバのInterstageを起動できません。
なお、各操作要求は、サーバを追加時に指定した通信プロトコルで送信されます。