ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V10.1.0 セットアップガイド

1.3 セットアップの流れ

Symfoware Serverの環境のセットアップを行う方法について説明します。

セットアップの手段

Symfoware Serverをセットアップする手段として以下の2つがあります。

以下にそれぞれのセットアップ方法の概要を示します。

表1.4 各セットアップ手段の概要

セットアップ方法

概要

WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップ

  • GUIが示す手順に従って、必要な項目を設定するだけで、自動的に最適な環境を設定するため、簡単にセットアップすることが可能

  • 以下のセットアップが可能

    • 監査ログデータベースのセットアップ

    • アーカイブログファイルの作成

    • パフォーマンスモニタのセットアップ

  • Webブラウザからリモートでオンラインマニュアルの参照が可能

コマンドによるセットアップ

  • セットアップの手順に応じて、各ファイルの編集やRDBコマンドを実行することにより、詳細な定義内容でのセットアップが可能

  • ローデバイスへの資源の配置が可能 (注)

注) 資源をローデバイスに配置する場合は、SafeCLUSTERが必要です。

構築したい環境に合ったセットアップ方法を選択してください。

Symfoware Serverのセットアップ作業は、大きく以下の2つの作業があります。

注意

本マニュアルでは、OSのクラスタソフトと連携したフェイルオーバ運用のセットアップ作業を説明します。

SafeCLUSTERと連携したフェイルオーバ運用のセットアップ方法については、“クラスタ導入運用ガイド”を参照してください。


各運用形態のセットアップ作業の流れを、以下に示します。

セットアップの手順

運用形態ごとのSymfoware Serverのセットアップ作業の詳細を、以下に示します。また、各作業の参照先については、“セットアップ作業と参照先”を参照してください。

図1.7 単一サーバ運用の場合のセットアップ作業の流れ

注1) RDBシステムが複数の場合は操作を繰り返します。

注2) スケーラブルログ運用または監査ログ運用を行う場合に行ってください。

注3) 監査ログ運用を行う場合に行ってください。

注4) アーカイブログ運用を行う場合に行ってください。

注5) パフォーマンスモニタを利用する場合に行ってください。

注6) スケーラブルログ運用を行う場合で、新たなロググループを作成する場合に行ってください。

注7) XMLアダプタ機能を利用する場合に行ってください。

注8) 共用バッファの開設およびDSIのメモリ常駐を行う場合に行ってください。


図1.8 OSのクラスタソフト(フェールオーバークラスタリング)と連携したフェイルオーバ運用の場合のセットアップ作業の流れ

注1) XMLアダプタ機能を利用する場合に行ってください。

注2) OSのクラスタソフトでの作業です。

注3) WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップで行うことができます。

注4) 作業用ファイルの削除、共用バッファの開設およびDSIのメモリ常駐を行う場合に行ってください。


図1.9 OSのクラスタソフト(MSCS)と連携したフェイルオーバ運用の場合のセットアップ作業の流れ

注1) XMLアダプタ機能を利用する場合に行ってください。

注2) OSのクラスタソフトでの作業です。

注3) WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップで行うことができます。

注4) 作業用ファイルの削除、共用バッファの開設およびDSIのメモリ常駐を行う場合に行ってください。

セットアップ作業と参照先

各セットアップ手段における作業とその説明の参照先をそれぞれの表に示します。

表1.5 WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップにおける作業とその説明の参照先

作業項目

運用形態

参照先

単一サーバ

OSのクラスタソフトと連携したフェイルオーバ運用

運用ノード

待機ノード

資源の見積りと配置

1.4.1 資源の見積りと配置

環境変数の設定

1.4.2 環境変数の設定

ネットワークファイルの設定

1.4.4 ネットワークファイルの設定

フェイルオーバ運用のセットアップ

フェールオーバークラスタリングへの登録(サービスまたはアプリケーションの作成、共用ディスクの追加およびクライアントアクセスポイントの追加)

5.3.1 フェールオーバークラスタリングへの登録

RDBシステムの登録

第2章 WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップ

RDB構成パラメタファイルの編集

システム用の動作環境ファイルの編集

ポート番号の定義

ロググループ管理ファイルの作成

ログ管理ファイルの作成

テンポラリログファイルの作成

RDBディクショナリの作成

監査ログデータベースのセットアップ

アーカイブログファイルの作成

パフォーマンスモニタのセットアップ

自動起動停止の設定

ユーザロググループのセットアップ

3.13 ユーザロググループのセットアップ

XMLアダプタのセットアップ

RDB運用ガイド(XMLアダプタ編)

Symfoware/RDBの起動

第2章 WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップ

共用ディスクのノード移動

フェールオーバークラスタリングを利用する場合

5.3.2 共用ディスクのノードの移動

MSCSを利用する場合

6.3.1 共用ディスクのノードの移動

利用者の制御

第2章 WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップ

データベースの作成

第2章 WebAdmin/WebDBtoolsによるセットアップ

フェイルオーバ運用のセットアップ

フェールオーバークラスタリングへの登録(サービスの追加および依存関係の設定)

5.3.1 フェールオーバークラスタリングへの登録

MSCSへの登録(グループの登録、クラスタIPアドレスの登録、ネットワーク名の登録、共用ディスクのグループの変更およびサービスの登録)

6.3.2 MSCSへの登録

プロシジャの登録

RDB運用ガイド

○: 必須作業です。

△: 必要に応じて行う作業です。

-: 不要です。


表1.6 コマンドによるセットアップにおける作業とその説明の参照先

作業項目

運用形態

参照先

単一サーバ

OSのクラスタソフトと連携したフェイルオーバ運用

運用ノード

待機ノード

資源の見積りと配置

1.4.1 資源の見積りと配置

環境変数の設定

1.4.2 環境変数の設定

ローデバイスの作成

1.4.3 ローデバイスの作成

ネットワークファイルの設定

1.4.4 ネットワークファイルの設定

フェイルオーバ運用のセットアップ

フェールオーバークラスタリングへの登録(サービスまたはアプリケーションの作成、共用ディスクの追加およびクライアントアクセスポイントの追加)

5.3.1 フェールオーバークラスタリングへの登録

RDBシステムの登録

B.2 RDBシステムの登録

RDB構成パラメタファイルの編集

3.2 RDB構成パラメタファイルの編集

システム用の動作環境ファイルの編集

3.3 システム用の動作環境ファイルの編集

ポート番号の定義

3.4 ポート番号の定義

ロググループ管理ファイルの作成

3.5 ロググループ管理ファイルの作成

ログ管理ファイルの作成

3.6 ログ管理ファイルの作成

テンポラリログファイルの作成

3.7 テンポラリログファイルの作成

RDBディクショナリの作成

3.8 RDBディクショナリの作成

監査ログデータベースのセットアップ

3.9 監査ログデータベースのセットアップ

アーカイブログファイルの作成

3.10 アーカイブログファイルの作成

パフォーマンスモニタのセットアップ

3.11 パフォーマンスモニタのセットアップ

自動起動停止の設定

3.12 自動起動停止の設定

ユーザロググループのセットアップ

3.13 ユーザロググループのセットアップ

XMLアダプタのセットアップ

RDB運用ガイド(XMLアダプタ編)

Symfoware/RDBの起動

3.15.1 起動

共用ディスクのノード移動

フェールオーバークラスタリングを利用する場合

5.3.2 共用ディスクのノードの移動

MSCSを利用する場合

6.3.1 共用ディスクのノードの移動

利用者の制御

3.16 利用者の制御

データベースの作成

RDB運用ガイド(データベース定義編)

フェイルオーバ運用のセットアップ

フェールオーバークラスタリングへの登録(サービスの追加および依存関係の設定)

5.3.1 フェールオーバークラスタリングへの登録

MSCSへの登録(グループの登録、クラスタIPアドレスの登録、ネットワーク名の登録、共用ディスクのグループの変更およびサービスの登録)

6.3.2 MSCSへの登録

プロシジャの登録

RDB運用ガイド

○: 必須作業です。

△: 必要に応じて行う作業です。

-: 不要です。

省略値について

WebAdminでセットアップする場合の、機能ごとの各画面で表示される項目の省略値については、“付録C セットアップ時の省略値”を参照してください。

セットアップされた環境を変更する場合の注意事項

Symfoware Serverをインストールし、セットアップ後に環境を変更する場合は、Symfoware Serverを停止する必要があります。詳細は、“3.15.2 停止”を参照してください。

OSのクラスタソフトと連携したフェイルオーバ運用を行う場合の注意事項

同一のRDBシステムに対する運用系のセットアップと待機系のセットアップでは、同じ値を設定してください。

OSのクラスタソフトと連携したフェイルオーバ運用を行う場合のセットアップでは、ノードごとに運用系と待機系のセットアップが必要になります。なお、待機系のセットアップは、必ず運用系のセットアップ後に行ってください。

RDA-SVを利用する場合のセットアップ方法について

RDA-SVを利用する場合のセットアップ方法については、“付録B GUIによるセットアップ”を参照してください。