ロードシェア運用またはホットスタンバイ機能を利用したフェイルオーバ運用の場合に、古いバージョンレベルから移行する場合の移行手順について説明します。
以下の手順に従ってRDBシステムの移行を行ってください。
以下に各手順の詳細を説明します。
WebDBtools機能を利用している場合は、WebDBtoolsを停止してください。
参照
作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebDBtoolsの起動と停止”を参照してください。
WebAdmin機能を利用している場合は、WebAdminを停止してください。
参照
作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebAdminの起動と停止”を参照してください。
RDBディレクトリファイルを配置したパス名を確認してください。
スケーラブルディレクトリ運用を行っていない場合
# rdbprdic -r
スケーラブルディレクトリ運用を行っている場合
# rdbscldir -V
JDBCドライバを利用している場合は、ネーミングサービスを停止してください。なお、Interstage Application Serverでコネクションプーリングを行う場合、本作業は不要です。
参照
作業の詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“ネーミングサービスの起動”を参照してください。
[Cluster Admin]画面でスケーラブル型のクラスタアプリケーションを停止してください。
停止したスケーラブル型のクラスタアプリケーション内の、Symfoware Serverのリソース(スタンバイ機能の待機ノードは除きます)を配置しているすべてのノードのメッセージログファイルに、Symfoware Serverの停止メッセージが出力されます。正常に停止されていることを確認してください。
正常に停止していない場合は再度[Cluster Admin]画面でクラスタサービスを起動した後、改めてスケーラブル型のクラスタアプリケーションを停止してください。
[Cluster Admin]画面で[ツール]-[RMSの停止]を選択し、すべてのノードのRMSを停止してください。
[Global Disk Services]画面で起動するGDSリソースを選択し、メニューの[操作]-[ボリューム起動]でGDSリソースを起動してください。
該当する移行パターンの“ファイルのバックアップ”を参照し、作業を行ってください。
移行パターン | 参照先 |
---|---|
64ビット製品から64ビット製品への移行 | |
32ビット製品から64ビット製品への移行 | |
32ビット製品から32ビット製品への移行 |
また、以下の表に示す各種パラメタファイルをバックアップしてください。
ファイル | ディレクトリ | リカバリ方法 |
---|---|---|
RDBシステム名.cfg (注1) | /opt/FJSVrdb2b/etc | 編集していた箇所を新しいファイルで再編集 |
各種サブプロシジャ (注2) | バックアップしていたファイルを複写 | |
RDBシステム名.net (注3) | /opt/FJSVrdbpc/etc | 編集していた箇所を新しいファイルで再編集 |
注1) マルチRDB運用を行っている場合の、RDBシステム名です。
注2) サブプロシジャを登録している場合のみバックアップしてください。
注3) ロードシェア運用を行っている場合にバックアップしてください。
“7.1 symfo_installコマンドでのアップグレードインストール”を参照して、Symfoware Serverをアップグレードインストールしてください。
該当する移行パターンの“環境の作成”を参照し、作業を行ってください。
移行パターン | 参照先 |
---|---|
64ビット製品から64ビット製品への移行 | |
32ビット製品から64ビット製品への移行 | |
32ビット製品から32ビット製品への移行 |
また、/opt/FJSVrdb2b/etc配下の“表A.13 バックアップが必要な各種パラメタファイル”に示す各種パラメタファイルをリカバリしてください。
Symfoware/RDBを起動してください。
参照
作業の詳細は、“セットアップガイド”の“起動”を参照してください。
Symfoware/RDBを停止してください。
参照
作業の詳細は、“セットアップガイド”の“停止”を参照してください。
[Global Disk Services]画面で停止するGDSリソースを選択し、メニューの[操作]-[ボリューム停止]でGDSリソースを停止してください。
[Cluster Admin]画面で[ツール]-[RMSの起動]を選択し、すべてのノードのRMSを起動してください。
[Cluster Admin]画面でスケーラブル型のクラスタアプリケーションを起動してください。
JDBCドライバを利用している場合は、ネーミングサービスを起動してください。なお、Interstage Application Serverでコネクションプーリングを行う場合、本作業は不要です。
参照
作業の詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“ネーミングサービスの起動”を参照してください。
WebAdmin機能を利用している場合は、WebAdminをセットアップしてください。
参照
作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebAdminのセットアップ”を参照してください。
WebAdmin機能を利用している場合は、WebAdminを起動してください。
参照
作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebAdminの起動と停止”を参照してください。
WebDBtools機能を利用している場合は、WebDBtoolsをセットアップしてください。
参照
作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebDBtoolsのセットアップ”を参照してください。
WebDBtools機能を利用している場合は、WebDBtoolsを起動してください。
参照
作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebDBtoolsの起動と停止”を参照してください。
運用を開始する前に、正しく移行が行えたかどうか、切替えや組込みを行って動作確認してください。
メディアリカバリ用の退避データは、旧バージョンの退避データが使用できないため、退避データを採取してください。